品種改良されて今や500種類を超えたと言われているメダカですが、初心者でも簡単に飼えて繁殖もたやすいこともあり、ブームとなって久しいです。金魚や鳥などを超えた人気となっています。
室町時代に中国から伝来し、江戸時代に一般に広まった歴史ある金魚と比べて、メダカが品種改良を重ねて市民権を得られてきたのは、まだまだ20~30年ぐらいではないでしょうか。
まだまだ未開の地でありますので、誰もがビジネスチャンスがあると言っても過言ではありません。
現在、日本にいるメダカは「キタノメダカ」と「ミナミメダカ」の2種類です。親となるメダカの外見や組み合わせにより、突然変異で親とは違う特徴のメダカが生まれてくることがありますが、この一匹のみでは偶然の産物に過ぎません。
品種改良は違います。人為的に時間をかけて同じ特徴を持つものを選別して交配させ、その特徴が安定して次の世代にも引き継がれるようにすれば、愛好家などの間で「新品種」として認められます。
変わった体形や模様など様々な特徴を持つものがこれまでに生み出されます。「楊貴妃メダカ」が品種改良メダカの火付け役と見られており、「幹之(みゆき)メダカ」「ダルマメダカ」など呼ばれる種類もいます。
メダカ愛好家や業者が労力をかけて作り出した人を挽きつける体型や模様の種、そして珍しく(新種はもちろん)流通していない種は高価になります。
メダカが1匹数万円といった高価なメダカが流通し始めますと投機目的となり、更に値がつりあがりといった具合になりますので、よからぬ輩が跋扈することになります。
メダカブームが過熱することで、どんな犯罪がでてきているかを学習しておきましょう。
販売店や飼育場から高級メダカが盗まれています。犯人は夜中にやってきて根こそぎメダカをさらっていきます。高級メダカだけでなく、家で飼育していて割と手広くやっている方なんかは盗まれる危険性が高いです。一度味をしめると同じ場所に2度、3度とやってくるので悪質です。
侵入されない為のセキュリティ、防犯カメラや入退室管理システムを取り付ければ、もちろん犯罪を抑止できますが、メダカ飼育は薄利多売の世界ですので、銀行やコンピュータのデータセンターでもない限り、強固なセキュリティの為にあんまりお金をかけることができません。
メダカの飼育は屋外の広い場所で飼育している場合が多いので入退室システムは導入できません。そこで防犯用の柵やフェンスの設置と監視カメラ設置となるかと思います。
しかし泥棒は難なく突破してきます。防犯カメラでも犯人の顔を捕らえることができればいいのですが、夜間なので難しい場合が多いです。そして大切なメダカが盗まれてしまうことには変わりマりません。24時間365日見張っているわけにはいきませんので、防犯対策は頭を悩まされると思います。
オークションサイトを見ると、品種改良を重ねたレアなメダカが大量に販売されております。レアな品種を手に入れようとする心理を逆手にとって値をつりあげるような行為を行われ、市場価格よりも高値でつかまされることがあります。
また、高額品種のメダカの卵が親メダカの写真とともに販売されていますが、購入していざ手元に届き孵化させてみると、親メダカの体型や模様などと似ても似つかないメダカであることがあります。
メダカにお金をかけずに野生のメダカを採取して育てることにしよう!という考え方もあるかと思います。保護している場所や採取禁止の場所ならともかく、採取するのは問題ありません。
ただし、環境省の発表しましたレッドデータブック(※)には、2020年現在、メダカ(キタノメダカ、ミナミメダカ)は絶滅危惧II類(VU)に指定されておりますので、都会ではほぼ皆無、ちょっとした田舎でもなかなか捕まえることができないと思います。
※レッドリストとは絶滅のおそれのある野生生物の種のリストです。これに対して、レッドデータブックとは、レッドリストの解説として掲載種の生息状況等をとりまとめ編纂した書籍です。
ホームセンターやペットショップでは、たくさんのメダカが販売されているのに、野生のメダカは絶滅危惧種に指定されているとは皮肉なものです。
でも、近所の川や池、沼や用水路などで網で掬って見ますとメダカが大量に入ります。「なんだ!いるじゃん!」と思うのではないのでしょうか。
それはメダカではありません。メダカによく似た「カダヤシ」です。
「カダヤシ」は北アメリカ原産の外来種なのです。カダヤシはオスは3㎝、メスは5cmになります。メダカは4cmですので、「カダヤシ」のメスでも「大きなメダカだな!」ぐらいにしか思わないと思います。
カダヤシは、その名の「蚊ダヤシ」であり、ボウフラ捕食と水質浄化の期待で明確な根拠なしの理由により輸入されて放たれました。あっという間に日本全国に分布を拡げることになりました。
メダカより水質汚染に強く、繁殖力も胎生(子供を親の中で孵化して産む)で1回100匹から300匹を産みます。メダカは1回10個~50程度ですので、繁殖力で到底かないません。メダカは水質汚染に弱いので、メダカの棲み処だった場所は、あっという間にカダヤシの棲み処になってしまいました。
「カダヤシ」は、繁殖力とメダカを駆逐したしまうなど生態系への影響から「特定外来種」に指定されており、捕って持って帰る、飼育するなど、違反をすると、最高3年以下の懲役、または300万円以下の罰金となりますので注意しましょう。
室町時代に中国から伝来し、江戸時代に一般に広まった歴史ある金魚と比べて、メダカが品種改良を重ねて市民権を得られてきたのは、まだまだ20~30年ぐらいではないでしょうか。
まだまだ未開の地でありますので、誰もがビジネスチャンスがあると言っても過言ではありません。
現在、日本にいるメダカは「キタノメダカ」と「ミナミメダカ」の2種類です。親となるメダカの外見や組み合わせにより、突然変異で親とは違う特徴のメダカが生まれてくることがありますが、この一匹のみでは偶然の産物に過ぎません。
品種改良は違います。人為的に時間をかけて同じ特徴を持つものを選別して交配させ、その特徴が安定して次の世代にも引き継がれるようにすれば、愛好家などの間で「新品種」として認められます。
変わった体形や模様など様々な特徴を持つものがこれまでに生み出されます。「楊貴妃メダカ」が品種改良メダカの火付け役と見られており、「幹之(みゆき)メダカ」「ダルマメダカ」など呼ばれる種類もいます。
メダカ愛好家や業者が労力をかけて作り出した人を挽きつける体型や模様の種、そして珍しく(新種はもちろん)流通していない種は高価になります。
メダカが1匹数万円といった高価なメダカが流通し始めますと投機目的となり、更に値がつりあがりといった具合になりますので、よからぬ輩が跋扈することになります。
メダカブームが過熱することで、どんな犯罪がでてきているかを学習しておきましょう。
メダカが盗まれる
侵入されない為のセキュリティ、防犯カメラや入退室管理システムを取り付ければ、もちろん犯罪を抑止できますが、メダカ飼育は薄利多売の世界ですので、銀行やコンピュータのデータセンターでもない限り、強固なセキュリティの為にあんまりお金をかけることができません。
メダカの飼育は屋外の広い場所で飼育している場合が多いので入退室システムは導入できません。そこで防犯用の柵やフェンスの設置と監視カメラ設置となるかと思います。
しかし泥棒は難なく突破してきます。防犯カメラでも犯人の顔を捕らえることができればいいのですが、夜間なので難しい場合が多いです。そして大切なメダカが盗まれてしまうことには変わりマりません。24時間365日見張っているわけにはいきませんので、防犯対策は頭を悩まされると思います。
オークションサイトで高額に値をつりあげる
また、高額品種のメダカの卵が親メダカの写真とともに販売されていますが、購入していざ手元に届き孵化させてみると、親メダカの体型や模様などと似ても似つかないメダカであることがあります。
余談:カダヤシ
ただし、環境省の発表しましたレッドデータブック(※)には、2020年現在、メダカ(キタノメダカ、ミナミメダカ)は絶滅危惧II類(VU)に指定されておりますので、都会ではほぼ皆無、ちょっとした田舎でもなかなか捕まえることができないと思います。
※レッドリストとは絶滅のおそれのある野生生物の種のリストです。これに対して、レッドデータブックとは、レッドリストの解説として掲載種の生息状況等をとりまとめ編纂した書籍です。
ホームセンターやペットショップでは、たくさんのメダカが販売されているのに、野生のメダカは絶滅危惧種に指定されているとは皮肉なものです。
でも、近所の川や池、沼や用水路などで網で掬って見ますとメダカが大量に入ります。「なんだ!いるじゃん!」と思うのではないのでしょうか。
それはメダカではありません。メダカによく似た「カダヤシ」です。
「カダヤシ」は北アメリカ原産の外来種なのです。カダヤシはオスは3㎝、メスは5cmになります。メダカは4cmですので、「カダヤシ」のメスでも「大きなメダカだな!」ぐらいにしか思わないと思います。
カダヤシは、その名の「蚊ダヤシ」であり、ボウフラ捕食と水質浄化の期待で明確な根拠なしの理由により輸入されて放たれました。あっという間に日本全国に分布を拡げることになりました。
メダカより水質汚染に強く、繁殖力も胎生(子供を親の中で孵化して産む)で1回100匹から300匹を産みます。メダカは1回10個~50程度ですので、繁殖力で到底かないません。メダカは水質汚染に弱いので、メダカの棲み処だった場所は、あっという間にカダヤシの棲み処になってしまいました。
「カダヤシ」は、繁殖力とメダカを駆逐したしまうなど生態系への影響から「特定外来種」に指定されており、捕って持って帰る、飼育するなど、違反をすると、最高3年以下の懲役、または300万円以下の罰金となりますので注意しましょう。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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