渡良瀬遊水地で“600匹”魚の大量死 河川事務所は「酸素量の値がかなり低い…」(2022年7月21日)
栃木県などにまたがる遊水地で、600匹(記事編集)の魚が死んでいるのが見つかりました。現場の河川事務所によると「水の中に溶けている酸素量の値がかなり低い」ということですが、一体何があったのか、現場を取材しました。
◇
現場は、栃木・群馬・埼玉・茨城の4県にまたがる渡良瀬遊水地です。21日午前に訪ねてみると、池に大量の死骸が浮いていて、その回収作業が行われていました。
河川事務所によると、死んでいたのは「ハクレン」という淡水魚だといいます。
(中略)
利根川などに生息するハクレンは音や振動に敏感で、1匹が飛び上がると連鎖してジャンプすることで知られています。13日も、大量死が起きた場所から少し離れた利根川で、その姿がとらえられていました。
ハクレンの原産地は中国で、水族館でも展示されています。
(中略)
「毒物は検出されていません。水の中に溶けている酸素の量なんですが、その値がかなり低い値が出ていました」
現場の酸素量を測ったデータでは、今月4日と大量死があった翌日の20日を比べると、酸素量が4分の1ほど減っていることがわかり、原因としては酸欠が考えられます(記事編集)。
なぜ酸欠となったのか、河川事務所は詳しい原因を調査しているといいます。
周辺では腐敗臭も出ていて、早めの回収を目指しているということです。

栃木県などにまたがる遊水地で、600匹(記事編集)の魚が死んでいるのが見つかりました。現場の河川事務所によると「水の中に溶けている酸素量の値がかなり低い」ということですが、一体何があったのか、現場を取材しました。
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現場は、栃木・群馬・埼玉・茨城の4県にまたがる渡良瀬遊水地です。21日午前に訪ねてみると、池に大量の死骸が浮いていて、その回収作業が行われていました。
河川事務所によると、死んでいたのは「ハクレン」という淡水魚だといいます。
(中略)
利根川などに生息するハクレンは音や振動に敏感で、1匹が飛び上がると連鎖してジャンプすることで知られています。13日も、大量死が起きた場所から少し離れた利根川で、その姿がとらえられていました。
ハクレンの原産地は中国で、水族館でも展示されています。
(中略)
「毒物は検出されていません。水の中に溶けている酸素の量なんですが、その値がかなり低い値が出ていました」
現場の酸素量を測ったデータでは、今月4日と大量死があった翌日の20日を比べると、酸素量が4分の1ほど減っていることがわかり、原因としては酸欠が考えられます(記事編集)。
なぜ酸欠となったのか、河川事務所は詳しい原因を調査しているといいます。
周辺では腐敗臭も出ていて、早めの回収を目指しているということです。

ハクレンは中国原産のコイ科の淡水魚です。ハクレンの仲間には、ソウギョ・アオウオ・コクレンがいます。この4種の魚は、いずれも体長が1メートルほどになり、中国では昔から「四大家魚」と呼ばれており、食材として養殖が行われてきました。
明治以来、中国から食用として移植されてきたが、1943年の利根川に放流してから定着しました。「売れない魚」ということで利根川の漁師さんには嫌われています。

食用として移植されましたが、日本では素材の味を生かす調理法が主流ですので、ハクレンの油を使って調理する魚は余り馴染みませんでした。また、食用として定着しなかった大きなその理由は小骨が多いこともあげられます。
中国のように素揚げにしてから餡を掛けたり、骨まで柔らかくなるまで煮込むと美味しく食べれますが、日本では難しく流通しませんでした。
ハクレンが酸欠で死んでしまうというのであれば、現場を見ると水草がかなり大量に繁茂していましたので、ハクレンの行動性質の跳ぶなどし運動量も多い魚であることとで必要な酸素量がかなり多いのと、水草が水面を覆っており、水中の酸素が少なくなったことが影響しているのかもしれません。
いずれにせよ、酸素量を多く必要とする魚であれば、他の魚が無事な範囲で酸素減らせば池の水全部抜かなくてもハクレン駆逐できる方法はないのかな?とは思います。
二酸化炭素は消火器などで使用されていますので、ハクレンが大量繁殖している川や池などで流用してうまく駆逐できないのかな?とか思ってしまいます。二酸化炭素の大量使用につながりますし、他の生き物に影響があるかもしれませんが、水中の数値もモニタリングしていたようですし、他の生き物は死んでいないことを考えると有効な対策ができるかもしれません。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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