那須サファリパークのトラ「ボルタ」死ぬ…世界で30頭ほどの希少な毛色で人気(2022年6月10日)
栃木県那須町の「那須サファリパーク」は10日、ベンガルトラの雄「ボルタ」が急性心不全のため、8日に死んだと発表した。7日に11歳の誕生日を迎えたばかりだった。
同施設によると、2011年、福島県の東北サファリパークで誕生し、18年に那須に移された。世界で30頭ほどしか見られない、金と白が交じった「ゴールデンタビータイガー」と呼ばれる希少な毛色で、来園者から人気を集めていた。
今年1月には、飼育員ら3人がボルタにかまれるなどして負傷する事故が起きたが、同施設は1月下旬の営業再開後、ボルタの展示も再開していた。
同施設は10日から29日まで、園内のトラ展望デッキに献花台を設置する。内海一秀副支配人(50)は「これまでの写真を展示しているので、多くの人に見てほしい」と話している。
栃木県那須町の「那須サファリパーク」は10日、ベンガルトラの雄「ボルタ」が急性心不全のため、8日に死んだと発表した。7日に11歳の誕生日を迎えたばかりだった。
同施設によると、2011年、福島県の東北サファリパークで誕生し、18年に那須に移された。世界で30頭ほどしか見られない、金と白が交じった「ゴールデンタビータイガー」と呼ばれる希少な毛色で、来園者から人気を集めていた。
今年1月には、飼育員ら3人がボルタにかまれるなどして負傷する事故が起きたが、同施設は1月下旬の営業再開後、ボルタの展示も再開していた。
同施設は10日から29日まで、園内のトラ展望デッキに献花台を設置する。内海一秀副支配人(50)は「これまでの写真を展示しているので、多くの人に見てほしい」と話している。
2022年6月8日に、那須サファリパークのベンガルトラの雄の「ボルタ」が急性心不全で死にました。今年1月に飼育員3人を襲って重軽傷を負わせた事件を思い出されます。
何とか殺処分を免れて再び元気な姿を見せてくれましたが、残念なことになりました。
ゴールデンタビタイガーはトラの一種であるベンガルトラが突然変異してできた動物です。
ゴールデンタビータイガーは飼育下の個体は全世界でも30頭しかおらず、野生での数は不明ですが、かなり少ないものと思われます。
トラは野生下だと8~10年、飼育下だと15~20年生きるそうですが、突然変異なので寿命はそう長くなかったのかもしれません。
何よりも慣れ親しんで信用していた「飼育員」と出会い頭にバッタリ会ってしまい、(人間側から見たら)攻撃をして傷つけてしまったのですから、少なくとも動揺して、かなりのストレスで、心的外傷後ストレス障害 (PTSD)になっていたのかも知れません。
何の根拠もありませんが、たしかの年はとっておりましたので、いつそのようになってしまってもおかしくありませんが、やはり1月の事件が命を縮めるきっかけになってしまったのかもしれません。
このような事後が二度と起こさないことが、「ボルタ」への弔いになるはずです。
1月の事故後に、園や運営会社東北サファリパーク(福島県二本松市)の関係者と外部委員で事故後に立ち上げた安全委は、飼育員への聞き取り調査などを行い、事故原因として(1)前日のトラ収容と当日のトラ出舎をマニュアルの手順で行っていなかった(2)事故時、トラに麻酔をかける前に飼育員2人が救出に入った-の2点を挙げました。
トラの展示スペースにつながる飼育員用の外通路扉の下は当日凍結し扉を開閉できなかったとみられ、そのため飼育員がトラ用通路に入った可能性があるとのことです。そこで園は、外通路の扉と、獣舎内の動物を確認しやすくするための施設改修を行ったそうです。
また獣舎内カメラの増設などのほか、設備や環境を常時確認できる体制を構築したそうです。飼育の手順や緊急時に関するマニュアルを見直し、従業員向けの研修や訓練も充実させる見直しを行いました。
葛原直人(くずはらなおと)支配人(46)は「安全意識がより届くよう指導を徹底する」と話されていますので、今後も状況を見守りたいと思います。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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