JAL機炎上のもうひとつの懸念「預けられていた動物はいたのか」広報は「2件のお預かりがありました」(2024年1月3日)
1月2日、羽田空港の滑走路で、日本航空の旅客機が着陸時に海上保安庁の航空機と衝突して炎上。1月1日の能登半島地震に続く惨事で、国内のみならず世界にも衝撃が走った。
日航機は乗客・乗員379人全員が脱出したが、海保機のほうは乗っていた6人のうち5人が死亡、機長1名が重傷を負った。海保機は、地震の被災地へ物資輸送するため離陸するところだった。
この大事故に対し、海外では、X(旧Twitter)で「#Haneda」「#miracle」というハッシュタグつきの投稿があふれ、CNNやBBCも「奇跡」という言葉を用いて報じるなど称賛が集まった。一方で、《震災支援に向かおうとしていた人たちがこんな目に遭ってしまって、とても悲しい》という声もあがっている。
さらに、事故から丸1日が経とうとするいま、別の危惧が広がっている。人間以外の動物が預けられていた可能性に対してだ。Xでは国内外ともに次のようなポストが見られる。
《昨日のJAL機の手荷物にペットがいないことを祈るばかり…確実な情報が知りたい。》
《JAL機の乗客の方でペットちゃん、預けてる方、いなかったかな…。いなければいいな…。》
日航機に、動物は預けられていたのか、JALの広報部に聞いた。
「JAL516便では、2件のお預かりがございました。お預かりしたペットに関しましては、残念ながら救出ができませんでした。お悔やみを申し上げます。
ペットのお預かりに関しましては、お客さまの『ご家族』を大切にお預かりする、という認識のもとお預かりをさせていただいております。この度は、お客さまやご家族の皆さま、関係の皆さまには大変なご心配、ご迷惑をおかけしていますことを深くお詫び申し上げます」
預けた動物たちは手荷物扱いとなり、緊急時は人命が最優先される。ただ、JALによると、輸送環境については獣医師など専門家のアドバイスをもとに、預けられる貨物室内は客室内と同じ温度・湿度となるよう、空調を管理するなど、安全輸送のために最大限の努力しているとのことだ。
今回、動物たちの命が救えなかったことは、とても残念だ。
日航機事故で犠牲の2匹のペット 「緊急時は仕方ない」「一緒に逃げて」SNSで論争(2024年1月4日)
羽田空港の衝突事故を巡り、炎上した日航機の貨物室に預けられたペット2匹が救出されなかったことについて、X(旧ツイッター)で論争となっている。「ペット2件救出」がトレンド入りし、飼い主の悲しみに寄り添いながらも「緊急時は仕方がない」と日航側の対応に理解を示す声が多い。ペットを貨物室ではなく客室で輸送すべきとの指摘もあるが、そもそも緊急時は荷物を一切持たずに脱出を求められるため、「ペットホテルに預けるしかない」との意見も多い。
日航によれば、事故機では今回、ペット2匹を預かったという。ペットは貨物室で運ばれ、飛行中は暗室となるが客室と同じ温度・室温となるよう空調管理を行っている。
Xでは「貸物室に家族(ペット)がいることはわかっているのに何故一緒に逃げることが出来なかったのか」と悲しむ投稿に加え、「現状ペットを救出できないのは仕方ないが、今の扱いが本当に正しいか再検討する必要はある」「貨物室じゃなく一緒に客室に乗せられるようにしてください」と訴える声もある。「人命を守るためにも機内にペット持ち込みは断固禁止でいい」とする意見もある。
ペットの客室持ち込みを巡っては、中堅航空会社「スターフライヤー」(北九州市)が1月15日から国内線の全便を対象に小型の犬や猫を連れて客室に搭乗できるサービスを始める。同社は国内の定期便では初の試みとして、令和4年3月から北九州─羽田線で先行実施している。
一方、同社でも緊急時にペットは乗客を対象にした「酸素サービス」は利用できない。緊急脱出する際は手荷物を一切持つことができず、機内にペットは置いていく必要がある。同社では、ペットを機内に持ち込む搭乗客に対し、これらの同意書の提出を条件としている。
笠井信輔、衝突炎上事故で愛猫失った日航機乗客コメントに涙…ペット客室に乗せるべきだと提案(2024年1月4日)
(前略)
笠井は「羽田空港、航空機接触事故は海上保安庁機の5人の隊員の命が失われました 一方、旅客機はわずかな怪我人を出しただけで済みました」と事故の概要を紹介。続けて「私はTVを見ながら『旅客機は全焼だったが犠牲者がなくて、全員脱出できてよかった』と話すと、妻が『全焼だったの? ペットは大丈夫だったのかしら? 貨物室のペットは?』そうか、その視点が欠けていました」と、妻の元テレビ東京アナウンサー茅原ますみ(59)の問いかけによって、乗客のペットの安否を初めて考えたと明かした。
そして「すると、私のSNSにコメントが寄せられたのです それがこちらです」と、日航機に搭乗していた乗客から寄せられたコメントを紹介した。
「わたしは、あの旅客機に乗っていました。あの事故で貨物室に乗っていた愛猫を失いました。あの炎の中で何度も叫びました。暗い貨物室で怖かったよね、苦しかったよね。ひとりで逝かせてごめんね。まだ実感が湧かず、涙が止まりません。こんな形で笠井さんにコメントしてすみません。私のような思いをもう誰もしませんようにと祈るばかりです」
笠井は「読みながら涙が出てきてしまいました 我が家にも、アーニャとベスという愛すべき娘たちがいます そうした家族を事故で失ってしまうんです」と、猫と生活する立場から悲痛な思いをつづった。そして「荷物1つ持って降りる事は許されないのが脱出です。命が大事ですから ただ、今回貨物室に一体いくつの命が積まれていたのでしょうか? 連れ出せないのは決まりです でも、その悲しみの深さは測りしれません 多くの人が想定していないお別れだと思います『犠牲者が出なくてよかったね』と言う私の感想は表層的でした どちらの航空機でも、犠牲者は出ていたと言う、その現実を私たちは受け止めなければいけないのです」と、日航機の乗客が救われたことのみに目を向けてはいけなかったと自省した。
その上で「すると妻が『なぜ貨物室なの、エールフランスはペットを客室に載せることができるのよ。日本もそうする方がいい』」と、茅原から他国の航空機では、ペットを客室に乗せることが出来る事案を紹介されたとつづった。笠井は「知りませんでした 調べると・犬猫のみ・8キロまで・規定の大きさのケージにいれてなど、さまざま条件はあるようですが、可能のようです!! 確かに、動物アレルギーの人嫌いな人もます だとしたら、始発便の最後列・数例のみ1人分の追加料金徴収など条件を定めて、日本でも試験的に始めてみては、どうでしょうか?」と日本の航空会社も、ペットの犬、猫を客室に乗せる施策を始めるべきだと提案した。
このような悲劇を繰り返さない為には?・・・(2012年4月火災で命を落とした犬たち)。
1月2日、羽田空港の滑走路で、日本航空の旅客機が着陸時に海上保安庁の航空機と衝突して炎上。1月1日の能登半島地震に続く惨事で、国内のみならず世界にも衝撃が走った。
日航機は乗客・乗員379人全員が脱出したが、海保機のほうは乗っていた6人のうち5人が死亡、機長1名が重傷を負った。海保機は、地震の被災地へ物資輸送するため離陸するところだった。
この大事故に対し、海外では、X(旧Twitter)で「#Haneda」「#miracle」というハッシュタグつきの投稿があふれ、CNNやBBCも「奇跡」という言葉を用いて報じるなど称賛が集まった。一方で、《震災支援に向かおうとしていた人たちがこんな目に遭ってしまって、とても悲しい》という声もあがっている。
さらに、事故から丸1日が経とうとするいま、別の危惧が広がっている。人間以外の動物が預けられていた可能性に対してだ。Xでは国内外ともに次のようなポストが見られる。
《昨日のJAL機の手荷物にペットがいないことを祈るばかり…確実な情報が知りたい。》
《JAL機の乗客の方でペットちゃん、預けてる方、いなかったかな…。いなければいいな…。》
日航機に、動物は預けられていたのか、JALの広報部に聞いた。
「JAL516便では、2件のお預かりがございました。お預かりしたペットに関しましては、残念ながら救出ができませんでした。お悔やみを申し上げます。
ペットのお預かりに関しましては、お客さまの『ご家族』を大切にお預かりする、という認識のもとお預かりをさせていただいております。この度は、お客さまやご家族の皆さま、関係の皆さまには大変なご心配、ご迷惑をおかけしていますことを深くお詫び申し上げます」
預けた動物たちは手荷物扱いとなり、緊急時は人命が最優先される。ただ、JALによると、輸送環境については獣医師など専門家のアドバイスをもとに、預けられる貨物室内は客室内と同じ温度・湿度となるよう、空調を管理するなど、安全輸送のために最大限の努力しているとのことだ。
今回、動物たちの命が救えなかったことは、とても残念だ。
日航機事故で犠牲の2匹のペット 「緊急時は仕方ない」「一緒に逃げて」SNSで論争(2024年1月4日)
羽田空港の衝突事故を巡り、炎上した日航機の貨物室に預けられたペット2匹が救出されなかったことについて、X(旧ツイッター)で論争となっている。「ペット2件救出」がトレンド入りし、飼い主の悲しみに寄り添いながらも「緊急時は仕方がない」と日航側の対応に理解を示す声が多い。ペットを貨物室ではなく客室で輸送すべきとの指摘もあるが、そもそも緊急時は荷物を一切持たずに脱出を求められるため、「ペットホテルに預けるしかない」との意見も多い。
日航によれば、事故機では今回、ペット2匹を預かったという。ペットは貨物室で運ばれ、飛行中は暗室となるが客室と同じ温度・室温となるよう空調管理を行っている。
Xでは「貸物室に家族(ペット)がいることはわかっているのに何故一緒に逃げることが出来なかったのか」と悲しむ投稿に加え、「現状ペットを救出できないのは仕方ないが、今の扱いが本当に正しいか再検討する必要はある」「貨物室じゃなく一緒に客室に乗せられるようにしてください」と訴える声もある。「人命を守るためにも機内にペット持ち込みは断固禁止でいい」とする意見もある。
ペットの客室持ち込みを巡っては、中堅航空会社「スターフライヤー」(北九州市)が1月15日から国内線の全便を対象に小型の犬や猫を連れて客室に搭乗できるサービスを始める。同社は国内の定期便では初の試みとして、令和4年3月から北九州─羽田線で先行実施している。
一方、同社でも緊急時にペットは乗客を対象にした「酸素サービス」は利用できない。緊急脱出する際は手荷物を一切持つことができず、機内にペットは置いていく必要がある。同社では、ペットを機内に持ち込む搭乗客に対し、これらの同意書の提出を条件としている。
笠井信輔、衝突炎上事故で愛猫失った日航機乗客コメントに涙…ペット客室に乗せるべきだと提案(2024年1月4日)
(前略)
笠井は「羽田空港、航空機接触事故は海上保安庁機の5人の隊員の命が失われました 一方、旅客機はわずかな怪我人を出しただけで済みました」と事故の概要を紹介。続けて「私はTVを見ながら『旅客機は全焼だったが犠牲者がなくて、全員脱出できてよかった』と話すと、妻が『全焼だったの? ペットは大丈夫だったのかしら? 貨物室のペットは?』そうか、その視点が欠けていました」と、妻の元テレビ東京アナウンサー茅原ますみ(59)の問いかけによって、乗客のペットの安否を初めて考えたと明かした。
そして「すると、私のSNSにコメントが寄せられたのです それがこちらです」と、日航機に搭乗していた乗客から寄せられたコメントを紹介した。
「わたしは、あの旅客機に乗っていました。あの事故で貨物室に乗っていた愛猫を失いました。あの炎の中で何度も叫びました。暗い貨物室で怖かったよね、苦しかったよね。ひとりで逝かせてごめんね。まだ実感が湧かず、涙が止まりません。こんな形で笠井さんにコメントしてすみません。私のような思いをもう誰もしませんようにと祈るばかりです」
笠井は「読みながら涙が出てきてしまいました 我が家にも、アーニャとベスという愛すべき娘たちがいます そうした家族を事故で失ってしまうんです」と、猫と生活する立場から悲痛な思いをつづった。そして「荷物1つ持って降りる事は許されないのが脱出です。命が大事ですから ただ、今回貨物室に一体いくつの命が積まれていたのでしょうか? 連れ出せないのは決まりです でも、その悲しみの深さは測りしれません 多くの人が想定していないお別れだと思います『犠牲者が出なくてよかったね』と言う私の感想は表層的でした どちらの航空機でも、犠牲者は出ていたと言う、その現実を私たちは受け止めなければいけないのです」と、日航機の乗客が救われたことのみに目を向けてはいけなかったと自省した。
その上で「すると妻が『なぜ貨物室なの、エールフランスはペットを客室に載せることができるのよ。日本もそうする方がいい』」と、茅原から他国の航空機では、ペットを客室に乗せることが出来る事案を紹介されたとつづった。笠井は「知りませんでした 調べると・犬猫のみ・8キロまで・規定の大きさのケージにいれてなど、さまざま条件はあるようですが、可能のようです!! 確かに、動物アレルギーの人嫌いな人もます だとしたら、始発便の最後列・数例のみ1人分の追加料金徴収など条件を定めて、日本でも試験的に始めてみては、どうでしょうか?」と日本の航空会社も、ペットの犬、猫を客室に乗せる施策を始めるべきだと提案した。
このような悲劇を繰り返さない為には?・・・(2012年4月火災で命を落とした犬たち)。
令和6年1月1日16時10分頃の石川県能登地方の大きな地震が発生しました。津波も起き、正月早々大きな被害となりました。震源地周辺、津波の発生した被災地はもちろんのこと、航空の欠航など全国各地の交通にも混乱が生じました。
その中で被災地への物資を運搬する海保機と日本航空機が滑走路で衝突という事故が発生しました。
羽田空港で2日午後5時50分ごろ、着陸した日本航空(JAL)の旅客機が滑走路で海上保安庁の航空機と衝突し、炎上しました。乗客乗員379人全員が機体から脱出したことと、海上保安庁機の乗員6人のうち5人が死亡したことを明らかにした。海上保安庁機JA722A機は、能登半島地震の支援に向かおうとしていたそうです。
乗客の機内持ち込みの荷物は火災で燃えてしまいましたが、全員無事ということで、ひとまず安堵でした。しかし、ふと気付きます。貨物にいる動物たちは大丈夫なのか?と。
結果、2匹のペットが犠牲になりました。1匹は猫であることがSNSで判明しましたが、もう1匹は犬か猫などの小動物かと思います。
この件に関しては、SNSで論争が巻き起こっておりまして、「ペットホテルなどに預けておくべき。」「航空会社が小動物なども機内に持ち込むことができるようにしたほうがいいのでは?」「家族なので一緒に連れて行く心理は理解できる。」というのがSNSで割と多い意見のようです。
悲しさ、怒りが入り混じった状態で、どこかにぶつけたい感情になっている人が多いのではないでしょうか。
阪神淡路大震災や東日本大震災などの震災では、たくさんの生き物が犠牲になりました。ただし、そこまでペットの話ではなかったのです。特に東日本大震災は、地震に津波、そして原子力発電所の事故で、下手したら日本という国自体が危機にさらされている中で、小動物の話が大きく取り上げられなかったと思います。
今回の件は、海保機の隊員が5名亡くなりましたが、日航機の乗客乗員全員無事ということで、或る意味、人間が助かったという前提があって、生き物の安否がフォーカスされたのかと思います。どうなんでしょう。今後、南海トラフ地震みたいな災害が起きたとして、避難所で生きていくのにも精いっぱいの状況が発生したとして、果たして生き物たちの命はどう取り扱われるのでしょうか?
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
コメント