人を襲う“巨大サメ”川で釣れる いるはずないのに…一体なぜ?(2024年4月29日)
人を襲うこともある“危険な生物”が川で釣れました。
宮崎市の中心部を流れる川で、スズキを釣りに来た男性が釣り上げたのは、なんと巨大なサメ。
サメを釣った河野貴一郎さん
「スズキの時とは当たり方が全然違って、ガンッて衝撃があった瞬間、手首ごと持っていかれそうに」
その“巨大ザメ”の正体は、凶暴で人を襲うこともあるオオメジロザメとみられ、体長は1メートル以上、体重は18キロもありました。
実は、男性が釣ったサメはまだ子ども。大きくなれば体長およそ3メートル、体重は300キロ以上になるといいます。
これまで沖縄より北には生息しないと思われていましたが、なぜ宮崎の、しかも川で発見されたのでしょうか。専門家は…。
日本さかな専門学校講師 緒方悠輝也さん
「年々、熱帯性の魚が宮崎県でも数多く確認されるように。淡水体質の耐性が強い。幼魚や妊娠中の雌は、川の汽水域まで入ってきたりする」
宮崎市の河口でサメが釣れたそうです。
このサメがやばいサメで、オオメジロザメといいます。
オオメジロザメは、ホオジロザメ、イタチザメとともに人を襲う3大サメの中の1種で、この3種類の中で一番狂暴なサメと言われております。
シャークアタックの件数は、圧倒的にホオジロザメなのですが、人を検知して執拗に襲撃してくるサメは、この中で一番なのです。
2023年2月に、西オーストラリア州の州都パースの川で泳いでいた16歳の少女が、サメに襲われて命を落としました。
少女はスワン川から引き揚げられた後、死亡が確認されたそうです。
西オーストラリア警察の記者会見によると、少女は付近で目撃されたイルカの群れと一緒に泳ごうと、川に飛び込みました。その直後にサメに襲われたそうです。
警察は通報を受けて出動し、サメに襲われて致命傷を負った少女を川から引き上げましたが、命を救うことはできませんでした。少女を襲ったサメの種類はまだ分かっていないのですが、オーストラリアの川でよく見られるオオメジロザメに襲われた可能性が高いとみられています。
オオメジロザメは熱帯の暖かい所で棲んでいるサメなのですが、温暖化の影響で、日本の本土の川にも確認されることが多くなってきました。
オーストラリアのように今後、同じようなことが起こる可能性があります。
オオメジロザメは熱帯の暖かい所で棲んでいるサメなのですが、温暖化の影響で、日本の本土の川にも確認されることが多くなってきました。
オーストラリアのように今後、同じようなことが起こる可能性があります。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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