子供が産まれた時、それよりもっと前に子供を妊娠した時に、産まれてくる子供で考えることの中に、真っ先に浮かぶのが、男の子か女の子であるかでしょう。

お腹の中にいても妊娠中期(妊娠17〜18週以降)を過ぎる頃には、超音波検査で赤ちゃんの性別がわかるようになってきます。 

そこで産まれてくる子供の事で考えること、一番重要なことでもあります名前ではないでしょうか。

夫婦で一緒に考える一番楽しいイベントでもあります。

産まれてくる子供のことを考えながら、頭を悩ませると思う方もいますし、すでに男の子なら何々(名前)、女の子なら何々(名前)と決めている方もいるかと思います。また、何か一文字、必ず伝承してきた漢字を使用しないといけないなんていう家庭もあるかと思います。

そして、熟考に熟考を重ねて決めると思うのですが、そこで、最近の『キラキラネーム』をつける方もいるかと思います。ただ、キラキラネームは、漢字が当て字になりますので、親としては大満足なのですが、他人からは読めない、読みにくいといった難点があります。また、本人が気に入っているかということという大前提があります。特に本人が大人になっても気に入っているか、そして、キラキラネームが他人から揶揄にされないかということもあります。

子供が一生つきあう名前ですので、慎重に考えてあげたいのです。

※当て字の名付けとは、漢字の読みや響きだけを借りて名前に当てはめたものや、反対に漢字が持つ意味に合わせて、変わった読み方をさせる名付けの方法を指します。

名前を気に入らない場合は、家庭裁判所に申し立てて、後々変更することはできますが、できればそれは避けたいと思いませんか。自分がつけた名前を変えられたら、親としてショックではありませんか。


悪魔ちゃん命名騒動

1993年(平成5年)8月11日、東京都昭島市役所に「悪魔」と命名された男児の出生届が提出された。市役所は「悪」も「魔」も常用漢字の範囲であることから受理したが、受理後に戸籍課職員の間で疑問が出たため、法務省に本件の受理の可否に付き照会した。法務省から「問題ない」との回答があったため受理手続きに入ったが、後日、「子の名を『悪魔』とするのは妥当でなく、届出人に新たな子の名を追完させ、追完に応じるまでは名未定の出生届として取り扱う」旨の指示が出されたことから、受理手続きを完成させず、戸籍に記載された名欄の「悪魔」の文字を誤記扱いとして抹消し、夫婦に対して別の名前に改めるよう指導した。届出者である父親は、東京家庭裁判所八王子支部に不服申し立てを行い、市と争った結果、1994年(平成6年)2月1日に家庭裁判所が「受理手続きを完成せよ」との判断を下したことで申立人である父親の申し立てが認容された。市は即時抗告したが、申立人である父親が不服申し立てを取り下げ、その後、別の名前で届出が受理されたことにより、この騒動は終了した。


名前には何らかの由来がありますが、キラキラネームは、由来に乏しいもの、アニメの主人公や映画の人物など、子供に説明できないものが多いです。

漢字には音と訓があります。

❖音読み・・・昔の中国の発音をもとにした読みで、聞いただけでは意味がわからないものが多い。
❖訓読み・・・漢字の意味を表す日本語の読みで、聞いただけでも意味がわかるものが多い。

漢字は、大昔に中国で生まれて日本につたわってきた文字ですので、このような読み方がありますが、この音を訓を使って、子供には名前をつけてあげたいものです。

そしてできれば、グローバルスタンダードの世界ですので、世界の何処にいっても、呼びやすい名前をつけることが重要です。

英語圏の人が発音しづらい日本語としては、「会社(かいしゃ)」や「入る(はいる)」など、「ア」と「イ」のような母音が続く発音があります。 ... 他にも、「学校(がっこう)」や「結婚(けっこん)」など、小さい「っ」が入ると発音がしづらい傾向にあります。 日本語の小さい「っ」は、「促音(そくおん)」という、つまった発音です。

そのような文字を避けて名前をつけれれば、子供が巣立って、英語圏で暮らすようになっても、名前をしっかり発音してもらえ呼んでもらえます。

我が子も、英語圏に旅行に行った時に名前をきかれたので答えたところ、「nice name(いい名前)」と言ってもらえることが多いです。でも、当て字でもなく、日本人がだれでも読める漢字でもあります。

この名前にして、つくづく良かったと思います。



※最後に
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