❖頭が悪い、勉強しない、変に頑固、反抗の4拍子で中学受験どころじゃない!から始まった

現在、私の子供は都内の中高一貫校に通っております。電車を1本乗り換えるだけでよく、片道1時間で行けて、駅から5分もかからない、通学には恵まれた場所に学校があります。

しかしながら、通学に恵まれた場所だから選んだのではありません。いろいろな学校を探した中で、ようやくというか、めぐり会いの運もありましたが、この学校を見つけた時に『ここだぁー!』って心の中で叫びましたね。

私の子供は、とにかくアホ、阿保、あほうで、3回言っちゃいましたが、頭が悪くて、勉強も自ら絶対にしないのでケツを叩いて何とかやる、勉強の仕方で効率がよい方法を教えても「オレ流」を貫き、頑としても考え方を変えない。

そして、すぐに切れて泣くわ喚くわでしたので、その度に言い聞かせるのに勉強を中断、話し合いで深夜0時を回る事何度もありましたし、受験勉強をしているのか?躾けをしているのか?よくわからない時間が過ぎていきました。

何度も「受験勉強する玉(人間)じゃない。」「地元の公立中学でいいんじゃない。」「中高一貫に入れなくても公立中学で挽回すればいいんじゃない。」と思いましたし、深夜遅くまでカミさんと進路について話し合いを何度もしました。

しかしながら、今現在の子供を見ていて、やはり中高一貫校に入学できてよかったと思うのです。

子供の入っている中高一貫校は、世の中から知られていないですし、近所の人に知られると偏差値を調べられてアホだとわかってしまうような学校なのですが、6年間、自ら努力すれば東京大学にも行けるような学校ではあります。

現在の子供を見ていると、東大はともかく、息子のレベル、性格にピッタリな学校に入学できて、本当によかったと思っております。


❖子供の学力
小学4年から大手と呼ばれる塾に入りました。定期的にある模擬試験の結果は散々なものでした。また、授業も全くではないのですが、ついていくのがやっとという感じでした。

模擬テストを重ねても一向に偏差値が上がることはなく、塾の一人で授業や模擬テストの復習をすることはできませんので、常に親がついて一緒に勉強することになります。

ただ一緒に勉強していても、遅々として勉強がすすむことはありませんし、昨日やったところも忘れてしまっており、逆に過去に戻って勉強することが多々ありました。

塾の勉強に関しては、それはもう悲惨なものでしたが、学校の勉強はといいますと、塾で勉強していることが少しは血肉になっているのか?クラスでは1,2番を争うような成績でございました(担任の先生から面談で言われただけですけども)。

たしかにテストの点数は100点をとってきていますので「眉唾物」ではないとは思いますが、それはそれで親としては愕然としてしまいました。

塾の勉強は滅茶苦茶な人間が、学校では上位にいる!という事実です。子供の学校のレベルがいかに低いのかがよくわかります。思えば、学級崩壊や不登校、いじめなど、様々な問題がある学校でしたので、学習に集中できる学校ではないのかもしれません。

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私立に入りたいのか?入りたくないのか?さっぱりわからん!
最初に『私立(中学校)に行ってほしい(中学受験をしてほしい)。』といったのは、子供ではなく、こちら(親)でした。どうして私立に行ってほしいのか?という理由付けですが「(正直に)地元の中学校が荒れていること。」「(正直に)地元の中学だと高校受験が厳しくなること。」「中高一貫校であれば、高校受験がなく、6年間を同じ学校で集中して勉強できること。」などを挙げて勧めたと思います。

こちらの話がわかったのか?わからないのか?なんとも言えませんが、最終的には子供の『私立に行きたい。』という言葉をきくことができました。

もちろん「中学受験は学校だけの勉強では合格するのは難しいこと」「受験勉強するには塾に入ったほうが得策」であることなどを伝えました。

子供はむしろ喜んで塾には入りました。学校と違った世界にワクワクしていたのと、鉄道が好きだったので、電車に乗っていける(地元ではなく、数駅先の塾に入れました)のが嬉しいのかったのだと思います。単純かもしれませんが、塾に入りたくないと言われるよりはよかったです。

しかしながら、入塾してからの模擬試験の結果は毎回ズタボロでした。(逆の意味で)どうやったら、こんな(ヒドイ)点数が取れるんだ?ぐらいな点数でした。それでも本人は全く意に介さず、復習もしなければ、予習の勉強もしようとしないのです。

毎回『今の成績のままだと私立(中学校)にも入れないよ。』『勉強しないと私立(中学校)にも入れないよ。』『地元の(荒れた)中学校に入ることになるんだよ。』と言い聞かせたり、時には激を飛ばしたり、時にはおだてたりしましたが、全く効果はなく時は過ぎました。

あまりにも勉強しないので、親のゴリ押しなのかと思い、何度か『中学受験したくなかったら辞めるけど?』という話をすると『中学受験はする!私立中学には行きたい!』というのです。

じゃあ、会心して勉強をやるのか?というと、いったん寝てしまえば、翌朝には元通りになり、昨日の話が夢だったんではないかと思うぐらいに忘れてしまうのです。

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永遠に続くバトル・・・それでも諦めない!
できないのは、何も勉強だけではありません。何をやり始めるのも遅いのです。

「朝起きてこない」「食事ができてもこない(今まで勉強していないのに急に勉強し始めて何故かこない)」「風呂に入らない」「歯をみがきにいかない」「夜寝ない」と挙げればキリがありませんが身の回りのことが、まともにできません。

いつもお小言から始まりますが、目を合わせずに(というより話を聞きたくないので)話をきいていないので、生活全般の話から最終的には勉強をしないことへの話になっていきます。

子供と向き合い話し合いをしますが、子供は子供なりの言い分があります。親としては言い訳にしかきこえませんが「ああ言えばこう言う」となりますので、話し合いは平行線を辿りますので、おのずと長時間化していきます。

そして話し合いが徐々にヒートアップしていき、怒鳴りちらすことになってしまうことが多々ありました。

はっきりいってお小言が始まると30分で終わるのは稀だったかと思います。軽々1時間は費やし、長いと2時間になることもありました。

「この時間を勉強に充てれば、もっといい成績がよくなるのに・・・」とバトルのたびに思いますが、勉強どころではないので、どうしても生活全般に対しての注意の話になります。

宇宙人登場

とにかく、こちらが怒りを我慢して懇切丁寧に説明しても、内容はおろか、話がかみあいません。話が理解されないんです。大人の論理や常識が通じないのはわかりますが、人間として、地球人としての常識が通じないようなのです。『本当に宇宙人と話しているのか?』と思うぐらいに言語が通じないんです。

毎日のバトルで疲弊していきます。もう注意するのをやめようかなと思うことが多々ありますが、そこでやめてはいけません。

やめたら勉強はおろか、生活全般も滅茶苦茶なまま、年を重ねていくことになりますので、絶対に引きません。サッカーの日本代表の名言『絶対に負けられない戦いが、そこにはある。』です。

この性格は、「中学受験を合格して中学生になったら変わるか?」と言われますと、そう簡単に変わることはありません。もちろん少しずつ成長はしていますは、今も戦っています。

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※最後に
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