※2022.09.06更新(改題:旧題【幼稚園バスで取り残されたらクラクションを鳴らして命をつなげ!】幼稚園バスで3歳女児死亡 静岡・牧之原市)
最初、この事件のニュースを見た時には、昨年の福岡県の事件の話を振り返っているのだと思いました。それは大きな間違いであったことに気付きましたが、それぐらいに似通っている事件が再び起きてしまいました。
園長が運転手であり、園長は「バスの中に取り残された人がいるか、確認したかどうかわらない」と話しているところも瓜二つです。デジャヴという感覚でしょうか。
福岡の事件による教訓を全国津々浦々の幼稚園や保育園にいきわたせるのは非常に難しかったと言わざるえません。
小さな命を預かる教育現場におけては人員不足により再発防止もなかなか進まずに、人がやることですから、どうしてもヒューマンエラーは起きてしまうのです。
この事件以降も、同じようなニュースが繰り返されることになるでしょう。
基本は5重チェックで園児の降車確認(人員がいないと難しい)
「きちんと確認さえすればすれば防げた事故」として本来やるべきことは、
①バスに何人乗っているか確認
②下車の際には、添乗の教諭とは別にもう1人が全員が降りたか数を確認
③運転手はバスに忘れ物等がないか確認してから送迎が終了
④担任は無断で欠席している子がいないか出欠を確認、毎朝主任に報告
⑤欠席理由を聞いてない場合は、親に確認の電話をいれる
と子どもの出欠は毎日5重で確認しないといけません。
しかしながら、園長がバスを運転するあたり、人手不足なんでしょう。
クラクションを押す教育(クラクションはエンジンを切っていたも鳴る!)
車にはクラクションがついています。
取り残されたお子さんを思うととても悲しく、暑くて苦しくて怖かったことでしょう。
ご冥福をお祈りいたします
幼稚園バスで3歳女児死亡 運転の70代園長「取り残された人を確認したかわからない」 静岡・牧之原市(2022年9月5日)
幼稚園であってはならない事故が起きました。
5日午後、静岡県牧之原市の幼稚園の送迎バスで女の子が倒れているのが見つかり、病院で死亡しました。朝、バスから降ろされず取り残されたと見られています。
警察や消防によりますと5日午後2時10分頃、牧之原市静波にある川崎幼稚園で送迎バスの運転手が帰りの出発の準備をしていたところ、バスの車内で園児が倒れているのを見つけました。
倒れていたのは3歳の女の子で救急車で病院に運ばれましたが、約1時間後に死亡が確認されました。熱中症と見られています。
幼稚園の70代の男性園長によりますと午前8時50分にバスが到着したあと、女の子はバスの中に取り残されたと見られるということです。
バスは園長が運転手をつとめ、70代の派遣職員の女性が助手席にいました。
園長は「バスの中に取り残された人がいるか、確認したかどうかわらない」と話していて、警察と消防が詳しい状況を調べることにしています。
到着したバスには死亡した女の子を含めて園児6人が乗っていました。幼稚園で子供たちをおろしたと考え、駐車場にバスを移して車を止めたということです。
その後、帰宅時間になってバスを移動させる際に女の子が発見されました。
警察は業務上過失致死の疑いを視野に捜査を進めることにしています。
また県も指導監査による立ち入り調査を検討しているということです。
去年7月に福岡県の保育園で5歳の園児が送迎バスに取り残され死亡した事件では、バスから園児をおろす際に確認を怠っていたことがわかっています。
厚生労働省などは去年この事件を受けて、幼稚園などでの子供の欠席連絡などについて、職員の間で情報を共有することや子供の人数の確認についてダブルチェックの体制をとるなど、安全管理を徹底するよう自治体などに通達していました。
幼稚園であってはならない事故が起きました。
5日午後、静岡県牧之原市の幼稚園の送迎バスで女の子が倒れているのが見つかり、病院で死亡しました。朝、バスから降ろされず取り残されたと見られています。
警察や消防によりますと5日午後2時10分頃、牧之原市静波にある川崎幼稚園で送迎バスの運転手が帰りの出発の準備をしていたところ、バスの車内で園児が倒れているのを見つけました。
倒れていたのは3歳の女の子で救急車で病院に運ばれましたが、約1時間後に死亡が確認されました。熱中症と見られています。
幼稚園の70代の男性園長によりますと午前8時50分にバスが到着したあと、女の子はバスの中に取り残されたと見られるということです。
バスは園長が運転手をつとめ、70代の派遣職員の女性が助手席にいました。
園長は「バスの中に取り残された人がいるか、確認したかどうかわらない」と話していて、警察と消防が詳しい状況を調べることにしています。
到着したバスには死亡した女の子を含めて園児6人が乗っていました。幼稚園で子供たちをおろしたと考え、駐車場にバスを移して車を止めたということです。
その後、帰宅時間になってバスを移動させる際に女の子が発見されました。
警察は業務上過失致死の疑いを視野に捜査を進めることにしています。
また県も指導監査による立ち入り調査を検討しているということです。
去年7月に福岡県の保育園で5歳の園児が送迎バスに取り残され死亡した事件では、バスから園児をおろす際に確認を怠っていたことがわかっています。
厚生労働省などは去年この事件を受けて、幼稚園などでの子供の欠席連絡などについて、職員の間で情報を共有することや子供の人数の確認についてダブルチェックの体制をとるなど、安全管理を徹底するよう自治体などに通達していました。
最初、この事件のニュースを見た時には、昨年の福岡県の事件の話を振り返っているのだと思いました。それは大きな間違いであったことに気付きましたが、それぐらいに似通っている事件が再び起きてしまいました。
園長が運転手であり、園長は「バスの中に取り残された人がいるか、確認したかどうかわらない」と話しているところも瓜二つです。デジャヴという感覚でしょうか。
福岡の事件による教訓を全国津々浦々の幼稚園や保育園にいきわたせるのは非常に難しかったと言わざるえません。
小さな命を預かる教育現場におけては人員不足により再発防止もなかなか進まずに、人がやることですから、どうしてもヒューマンエラーは起きてしまうのです。
この事件以降も、同じようなニュースが繰り返されることになるでしょう。
基本は5重チェックで園児の降車確認(人員がいないと難しい)
「きちんと確認さえすればすれば防げた事故」として本来やるべきことは、
①バスに何人乗っているか確認
②下車の際には、添乗の教諭とは別にもう1人が全員が降りたか数を確認
③運転手はバスに忘れ物等がないか確認してから送迎が終了
④担任は無断で欠席している子がいないか出欠を確認、毎朝主任に報告
⑤欠席理由を聞いてない場合は、親に確認の電話をいれる
と子どもの出欠は毎日5重で確認しないといけません。
しかしながら、園長がバスを運転するあたり、人手不足なんでしょう。
クラクションを押す教育(クラクションはエンジンを切っていたも鳴る!)
車にはクラクションがついています。
クラクションは道路交通法では警音器と呼ばれ、危険を回避するためにのみに使用が許されています。
道路交通法第54条で、クラクションを鳴らす必要がある場合を規定していますが、それはあくまでも車の事故を回避するための手段としてです。
この場合は、園児自身の命を守るための手段として使用するのです。
運転手が送迎バスのエンジン切って(エンジン停止)降りてしまうと車の運転はもちろんのこと、キーオフ状態だとエアコンやラジオなんかの電源切れてしまいます。
この場合は、園児自身の命を守るための手段として使用するのです。
運転手が送迎バスのエンジン切って(エンジン停止)降りてしまうと車の運転はもちろんのこと、キーオフ状態だとエアコンやラジオなんかの電源切れてしまいます。
その状態でなぜクラクションは鳴るのか?
それは車が牽引されていたり、人力で押されていたりなど、つまりキーオフ状態でも車は移動している状況があり得る想定です。
あと、キーオフ状態で停車中で車内に人が乗車している時は、乗員に危険が迫ったとき、たとえばトラックが後方不注意でバックしてきた時など何も意思表示出来ないと危ないからです。
運転手がキーオフして園児が車内に残っているのを確認せずに降りてしまった場合は、エアコンが止まっているので、車内の温度が上昇して、園児は命のカウントダウンが始まるのです。
真夏で車内に取り残されますと5分程度で温度30℃を超えて危険な温度35℃~40℃に突入していき、熱中症になって亡くなってしまうのです。
園児が車内に残っているのを確認しないで降りてしまうような幼稚園、保育園ですと、園児を見つけてもらうのはほぼ不可能です。
そこで園児自身で、助けを求めてもらうように教育するのです。
一般的に幼稚園では、小学校就学前の3〜5歳児までのお子様を預かってもらえる施設です。保育園は小学校に就学する前までの0〜5歳児を保育する施設です。
入退室管理システムの導入(国、地方自治体と親御さんの折半負担)
ITによる入室退室を管理出来るシステムが、もう世の中には当たり前にある時代ですから、行政は義務化するべく支援しなくてはならないと思います。
塾などで導入している入室退室によるメールや通知などがあれば親御さんにも幼稚園、保育園にも確実に見える化出来ますし、何より親御さんも安心かと思います。
とは言え、財源も無尽蔵にあるわけではありませんので、国、地方自治体の費用補填、親御さんへの補助含み、利用料を徴収して運営するといいかと思います。
親御さんも、このコスト追加は納得すると思います。
悲しい事件を起こさないように運転手がキーオフして園児が車内に残っているのを確認せずに降りてしまった場合は、エアコンが止まっているので、車内の温度が上昇して、園児は命のカウントダウンが始まるのです。
真夏で車内に取り残されますと5分程度で温度30℃を超えて危険な温度35℃~40℃に突入していき、熱中症になって亡くなってしまうのです。
園児が車内に残っているのを確認しないで降りてしまうような幼稚園、保育園ですと、園児を見つけてもらうのはほぼ不可能です。
そこで園児自身で、助けを求めてもらうように教育するのです。
一般的に幼稚園では、小学校就学前の3〜5歳児までのお子様を預かってもらえる施設です。保育園は小学校に就学する前までの0〜5歳児を保育する施設です。
園児が2歳児ぐらいですと厳しかもしれませんが、3歳児ぐらいからですと命の危機になった場合にクラクションを鳴らすことを教え込むこともよいかと思います。
入退室管理システムの導入(国、地方自治体と親御さんの折半負担)
ITによる入室退室を管理出来るシステムが、もう世の中には当たり前にある時代ですから、行政は義務化するべく支援しなくてはならないと思います。
塾などで導入している入室退室によるメールや通知などがあれば親御さんにも幼稚園、保育園にも確実に見える化出来ますし、何より親御さんも安心かと思います。
とは言え、財源も無尽蔵にあるわけではありませんので、国、地方自治体の費用補填、親御さんへの補助含み、利用料を徴収して運営するといいかと思います。
親御さんも、このコスト追加は納得すると思います。
未来のある子どもの命を奪ってしまうということは本当に痛ましいことです。
絶対あってはならないことです。
取り残されたお子さんを思うととても悲しく、暑くて苦しくて怖かったことでしょう。
ご冥福をお祈りいたします
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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