※2022.07.12更新(題名変更)
※2022.07.12更新(遊戯王作者の死因判明)
※2022.09.02更新(改題:旧題【日本の海は将来サメ襲撃事件増加!?】ホオジロザメなど襲撃サメ紹介)

リゾート地にサメが出没 観光客の目の前で女性が手足を食いちぎられる「衝撃の瞬間」をカメラがとらえた エジプト(2022年7月10日)

エジプト東部・紅海の近郊の海を泳いでいた68歳の女性が、野生のサメに襲われて死亡した。「タイムズ・オブ・イスラエル」紙をはじめ、複数のメディアが報じている。

報道によると、事故が起こったのはビーチリゾートの「サールハシーシュ」だ。この日、サメに襲われたオーストリア人のエリザベス・ザウアー(68)は、夏の休暇を利用し、同地を訪れていたという。

事故当時、現場周辺には多くの観光客がいたといい、ザウアーがサメに襲撃される恐ろしい瞬間が捉えられていた。

撮影された映像には、青く透き通る海が血に染まっていく様子が記録されている。浅橋の上にいる観光客の1人が救出のために浮き輪を投げ入れる様子も確認できる。

ザウアーは、足1本と腕1本を食いちぎられてしまったという。岸の上に運ばれたあとで心肺蘇生が行われたものの、病院に搬送中の救急車の中で息を引き取った。原因は、ショックから起きた心臓発作だった。

これだけでなく、同日の数時間後には40代の身元不明のルーマニア人女性も同じサメに襲われて命を落とした。

今回の事故をうけ、アムル・ハナフィ知事は同地域すべてのビーチを3日間閉鎖することを命じた。毎年夏になると、多くの観光客で賑わう人気の世界有数のリゾート地で起こった悲惨な事故に、悲しみの声が寄せられている。

エジプト紅海

アオザメ

遊戯王作者・高橋和希さん〝サメ襲撃〟か 専門家「非常にまれ」も…生態系に異変(2022年7月8日)


※死因は溺死をいう司法解剖結果がでました(この文は無視願います)。


沖縄県名護市安和の沖合で6日に見つかった男性の遺体について、名護海上保安署は7日、身元を人気漫画「遊☆戯☆王」の作者高橋和希(本名・一雅)さん(60)と発表した。高橋さんは1996年から2004年まで「週刊少年ジャンプ」に同漫画を連載し、シリーズ累計発行部数(電子版を含む)は4000万部以上。一説には海洋生物による遺体の損傷が指摘されているが、実際、地球温暖化で人に危害を与えるサメが日本中に広がっているという。

高橋さんはシュノーケルとマスク、足ひれを着用。6日午前10時半ごろ、約300メートル沖合にうつぶせで漂流しているのをマリンレジャー関係者が見つけ118番(海上保安庁緊急通報用番号)通報した。1人でシュノーケリングをしていた可能性がある。死因につながるものか、死後に生じたのかは不明だが、腹部などには海洋生物に起因するとみられる損傷があったという。同保安署は経緯や死因を調べている。

6日、レンタカー会社が高橋さんと連絡が取れないと県警に相談。現場から南西に約12キロ離れた恩納村のビーチ近くに車が止められていた。

沖縄で人に危害を加える可能性がある海洋生物としては、オオメジロザメやイタチザメ、ホホジロザメなどといったサメが生息している。被害を受けるのはサーフィンやシュノーケリングをする人がほとんどだという。高橋さんもこういったサメにかまれた可能性がある。

しかし、一口にサメと言っても種類はたくさんあり、その中でも人を襲うものはごくわずかだという。

動物ジャーナリストの佐藤栄記氏は「サメは世界に500種類以上いますが、水族館にもいたりする体が大きなジンベエザメはプランクトンしか食べません。人に危害を加えるサメは20種類ほどで全体の5%。実は人がサメに襲われる可能性は低く、人を襲うサメというのは体が大きなものに限り、それらに人間が海中で出合うというのは非常にまれなケースとも言えます」と説明する。

しかし、最近はこれまで日本で見られなかったサメが目撃されるようにもなっているという。

「昔はサメの被害や目撃情報は沖縄でしかなかったが、最近では茨城や千葉、神奈川でもサメが出るようになった。過去には4メートルを超えるホホジロザメの死骸が東京湾に上がったことがあり、最近になってもまた同じ場所でホホジロザメが目撃されたりしている。それは地球温暖化や黒潮の流れが南に迂回する黒潮大蛇行の影響が関係している」

沖縄・那覇では先月、中心部に近い干潟で体長2~3メートルのオオメジロザメの死骸が4体も目撃された。黒潮大蛇行によって、今後関東方面にもこうしたサメが入ってくることが懸念される。

高橋さんの死は英BBCや米ABC、NBCの大手放送局が電子版で大きく報じた。テレビアニメ、映画、ギネス世界記録に認定されたカードゲームなど、幅広く展開された「遊☆戯☆王」。海外メディアはそんな業績を紹介し、「Yu―Gi―Oh!クリエーターが海で死す」と伝えた。

サメが人に危害を加える確率は低いといわれているが、海水浴シーズンでもある今は、こういった海の危険な生物について知っておく必要がありそうだ。

最近は、サメ襲撃事件を目にする機会が多くなりました。

昔からサメ襲撃事件はありましたが、インターネットで世界中が繋がり、SNSの発展普及したおかげで、ありとあらゆるところからニュース配信がされるようになりました。

温暖化の影響で海水温が上がり、生息範囲が熱帯、亜熱帯のサメが北上しているという話もありますが、定かではありません。

人間がレジャーやマリンスポーツなどで海に入ることで、サメのテリトリーに入りますので、どうしても遭遇する確率が多くなっているも事実です。

世界に生息するサメは全部で500種類ほど、そのうち日本近海に130種類、沖縄近海に91種類がいるとされています。そして、人を襲うのはたった10種類余りと言われています。

◆基本情報
名称   : サメ(全般)
最大全長 : ホオジロザメ 4~6m
       イタチザメ 2~3.5m
       オオメジロザメ 1.5~2.5m
       ツラナガコビトザメ 20cm(世界最小、深海サメ)
       ジンベエサメ 10~20m
生息環境 : 海水域(世界)、オオメジロザメは淡水域にも侵入
       ホオジロザメ 全世界
       イタチザメ 熱帯・亜熱帯
       オオメジロザメ 熱帯・温帯
食性   : ほとんどは肉食(ジンベエサメはプランクトン)
寿命   : 数十年(データなし)
水温   : ホオジロザメ 12~24℃
       イタチザメ 22~25℃
       オオメジロザメ データなし
繁殖   :以下の種類にわかれる
      ・卵生(ネコザメ、トラザメ、トラフザメなど)
      ・卵胎生(シロワニ、オオテンジクザメなど)
      ・胎生(ホオジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメなど)

サメが人を襲うのは獲物であるアザラシやオットセイと間違えてしまっており、サメには視力が低く視覚がないので、似たような形をしている、特にサーフボードに乗っている人や黒のウェットスーツのダイバーなどで泳いでいると判別ができないそうです。

人を襲うサメは3種が圧倒的に多く、いわゆる『人食いサメのビック3』とても言いますが、この3種に運悪く出くわしてしまいますと、襲撃を受ける可能性が高いです。

ホオジロザメ(襲撃事件、死亡事件ともにブッチギリの1位)

ホオジロザメ

サメの中で最もメジャーであり、よく動画や画像など、ありとあらゆる場所に出ているサメかと思います。映画『ジョーズ』がホオジロザメを凶暴なサメであることを世界に知らしめたと思います。

ホオジロザメの襲撃が多いのは、ホオジロザメ特有の食性と分布域が関係してきます。

ホオジロザメは普段、魚やイカ類などの小さな動物をよく食べていますが、人間と同じか、それ以上に大型の生き物を襲うことが多いサメです。

その傾向は体長が2.5~3mを超えたあたりから大型の生き物を食べる割合が高くなります。

その獲物はオットセイ、アザラシなどの鰭脚(ききゃく※1)類です。

※1鰭脚類(ききゃくるい)は水中での生活に適応し足がひれ状になった哺乳類です。アシカ、オットセイ、トド、アザラシ、セイウチなどです。

ホオジロザメは、視力が弱く視覚がないので、本来の獲物と間違えて人間を襲ってしまいます。

歯は先が尖った大きな三角形で縁の部分がノコギリのようにギザギザしており、縦横に動かすことで肉を大きく引き裂きます(恐ろしい..。)。日本で潜水士が襲われた事故では潜水服の金属部分にも穴が開いているぐらいです。

ホオジロザメの分布域の広さも被害者数に影響しています。ホオジロザメはほとんど世界中の海に分布しています。割と水温の低い水域でも「奇網※2」と呼ばれる血管で、周りの水温よりも体温を高く維持できます。

※2脊椎動物に見られる動脈と静脈からなる構造で物質代謝を活発にする。物質代謝で生成された熱は,細かな多数の動脈と静脈からなる奇網によって環境水中に放出されることなく体内に保存される。このためふつうの魚と異なって環境水よりかなり高い体温を保持することになり,もろもろの物質代謝が早く行われ,狩りをするときの驚異の遊泳力(最高は40km/hとも50km/hともいわれる)を有する魚として活発な生命活動を営むことが可能となります。
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観光客が泳ぐような温かい場所だけでなく、北海道のような水温の冷たい場所にも出没して記録(体長5m)があります。

そして、海洋を横断する長距離回遊をすることもあれば、岸から100m離れていない場所に現れたりします。

イタチザメ(ブラックホールのようなサメ)

イタチザメ

イタチザメは熱帯や亜熱帯の暖かい海に棲んでいます。

襲撃件数は少ないが、総襲撃件数における死亡率はホオジロザメを上回るサメなのです。

イタチザメは「人食いザメ」「見境なしに何でも食べるサメ」とも言われております。

イタチザメの歯はホオジロザメ同様にノコギリ状になっていますが、鶏の鶏冠(おうかん)かハート型に近い独特の形状をしています。肉を引き裂くだけでなく、硬い物をかみ砕くのにも適した形です。

実際イタチザメはよくウミガメを襲って食べますが、他にも、魚はもちろん、イカやタコ、エビやカニの甲殻類、小型のサメ、海鳥、イルカ、そしてタイヤ、ドラム缶など何でも食べてしまいます。

このような食性である為に「海のゴミ箱」「ヒレのついたくずかご」と言われており、ひどいニックネームが作られています。

イタチザメがあらゆるものを食べている中に、たまたま人が入っているだけとも言えるのです。

ただし、実際にダイバーやサーファーが襲われる事故は複数起きており注意が必要なサメであることには間違いないです。

オオメジロザメ(淡水の川にも出没)

オオメジロザメ

オオメジロザメは、遭遇率や攻撃性から上位2種よりも危険と言われているサメです。

体長3m超えれば大きい方です。

襲撃件数は上位2種より下回りますが死亡率は21%(※3)となっており、ホオジロザメ16%(※3)を上回ります(イタチザメは26%(※3))。

※3「International Shark Attack File:インターナショナル・シャーク・アタック・ファイル)」、通称「ISAF」は、過去60年以上にわたって、世界のサメ襲撃件数をデータ化している機関です。第二次世界大戦中に作成された、軍人の受けたサメの被害情報目録に由来しており、1958年に設立されました。

オオメジロザメはホオジロザメやイタチザメに比べると見た目の見分けが難しく、襲った種が不明とされる襲撃件数の中にオオメジロザメによるものが多く含まれると考えられております。

オオメジロザメは熱帯や亜熱帯など暖かい海域に生息すつサメで日本でも沖縄近海で確認されています。

性格は警戒心が強いのですが、非常に攻撃的になることもあり、水族館で同居している大型魚をよくかみ殺すことで有名なサメです。

生息場所としては、沿岸の海岸付近や港近くなどの浅い場所にも出現し、塩類濃度の低い汽水や淡水域に入ってくるサメです(ただ、川は1m以下小さな個体が多いです)。

人間の生活圏に比較的近い場所によく現れることもトップ3の要因であります。

ヨシキリサメ

ヨシキリザメ

ヨシキリザメは外洋性のサメであり、別名「ブルーシャーク」と呼ばれています。くりくりした大きな眼が可愛いのが特徴です。

ヨシキリザメは切れ味のいいノコギリ上の上顎歯と鋭く細長い下顎歯を持っています。

外洋性のサメなのでそもそも人間と出会う機会が非常に少ないサメです。

食性としては回遊する小魚やイカ類などの人間よりずっと小さな獲物を食べています。その海域で最も多く手にはいるエサを食べています。

プカプカ浮かぶ弱った人間は、彼らの好物になる可能性は十分にあります。

沖合で行うダイビングや船の事故で海に投げ出された時に脅威になりうる習性であります。


ヨゴレ

ヨゴレ

ヨゴレは、第一背鰭や胸鰭などの端に白く汚れたような模様があるのが由来です。

切れ味抜群の上顎歯と鋭くとがった下顎歯を持ち合わせています。

ヨシキリザメ同様に外洋性のサメでして、現在は個体数が減少している絶滅危惧種のサメです。

個体数の減少と棲息域により、ヨシキリザメ以上に出くわす可能性は低いとされています。

事故や戦争で船が沈んだ際に海に逃れた人がヨゴレに襲われた事例が複数報告されています。
ただし、ヨゴレの生態は不明なことが多いのです。

エサに少ない外洋で暮らすため、何でも噛みつく見境のなさを持っています。

ゆったりと優雅に泳いでいるかと思えば、急に猛ピードで向かってくるなど予測が難しい行動をします。



※最後に
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