奈良山中で行方不明のアメリカ人女性 警察の捜索続く 熊野古道通り十津川村平谷へ向かったか 10日夜に宿泊予定先に到着せず(2023年4月21日)

 4月10日に奈良県十津川村の民宿を出た後、行方不明になっている米国人女性の捜索を警察が続けています。

行方がわからなくなっているのは、米国籍のウームラッド・パトリシア・ピーツェンさん(60)です。
米国籍のウームラッド・パトリシア・ピーツェンさん(60歳)
警察によりますと、ウームラッドさんは10日午前7時ごろに、1人で泊まっていた奈良県十津川村の民宿を出発し、熊野古道を通って十津川村平谷に向かったとみられています。

夜になってもウームラッドさんは宿泊予定だった施設に到着しなかったため、従業員が通報しました。

警察や消防は21日も30人態勢で行方を捜し、防犯カメラも調べていますが発見には至っていません。

ウームラッドさんは身長157センチで、ピンク色の服に黄色いリュックを身につけていたということです。


コロナ禍も落ち着いてきて、インバウンドの観光客が戻ってきました。ただし、またまだだそうで訪日の外国からの観光客は2019年に比べて6割程度です。それでも活気が戻ってきたのはいいことですが、心配なニュースが出てしまいました。

アメリカからきた女性観光客の1日が奈良県十津川村で行方不明になってしまったものです。奈良県十津川村の民宿を出発して熊野古道(飲料水で有名)を通って十津川村平谷に向かったそうですが、予定時間を過ぎても宿泊施設に到着しなかったそうです。

熊野古道から外れて間違った道に入ってしまったのでしょうか。
熊野古道
行方不明から10日という、かなり日が経っているので心配です。

深い森ですので、山中で迷ったか滑り落ちてしまったか、川に近づいて落ちてしまったか、あるいは野生動物に遭遇したか、といろいろな想像ができます。

スマートフォンの電波から追えないのかなとも思いますが、10日経っていますので電源はないでしょうし、そもそも電波が届いていたところがわかりません。土地勘もないと推測すると厳しい状況になっています。

奈良の山では道迷い遭難した方が数日後に無事に救出された例が過去に複数あったと記憶しています。この方も無事に見つかることを祈っています。

比較的安全な日本も以前とは異なる犯罪が次々と起きています。以前、山の中の天然露天風呂に女性1人で行って襲われた人がいました。いくら日本とはいえ、女性1人で奥深い山道を歩くのは危険な気がします。

日光でもフランス人の方が行方不明になられたままだった気がします。折角楽しく日本観光をされているのに不幸な目に遭う様なことのない様に、用心して観光を楽しんで頂けたらと思います。

4年前に日光で不明のフランス人女性家族が情報提供呼びかけ(2022年12月19日)

 4年前、日光市を観光で訪れ、行方が分からなくなっているフランス人女性の家族が3年ぶりに来日し、情報提供を呼びかける活動を行いました。
フランス人のティフェヌ・ベロンさん(当時36)は、平成30年の7月29日、観光で訪れていた日光市内の宿泊先から徒歩で外出したあと、行方がわからなくなっています。
17日は、3年ぶりに来日した兄のダミアンさん(42)が、妹のシビルさん(37)や日本の支援者とともに、日光市内でチラシを配るなどして情報提供を呼びかけました。
先月下旬に来日したダミアンさんは東京都内で支援者らと集会を開いたほか、フランス大使館の領事らとともに日光警察署を訪れ、捜索の強化などを依頼していました。
警察は持病のあるティフェヌさんが外出中に倒れたか、遭難した可能性もあると見て、事件と事故の両面から捜索を行っていますが、これまでに有力な手がかりは得られていないということです。
ダミアンさんたち家族はおよそ3週間の滞在を終えて18日、日本を出国したということです。
兄のダミアンさんは、「ティフェヌは日本が大好きでした。ティフェヌがいなくなってもみんなが協力して彼女を探しているので見つからないことはないし絶対見つけます」と話していました。
仏国籍のティフェヌ・ベロンさん(40歳)



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。