いよいよお待ちかねの『カタールワールドカップ』が近づいてまいりました。

日本のいるグループリーグEは、言うまでもないですが、ドイツ、スペイン、コスタリカと優勝国2か国が入りましたので、ラウンド16にいくのは至難の業と言われております。

コスタリカだけには一勝ということも、直前に行われたカナダとの一戦を見る限り、何だか怪しくなってきました。

11月23日(水)にドイツ戦がありますが、勝てる要素がなかなか見当たりません。10回やって運よく1回勝てる程度の実力の差です。

現に日本は同じく優勝候補のブラジルと過去12回対戦していますが、2分10敗と未勝利です。 5得点34失点と、通算スコアでも力の差を見せつけられています。

ちなみにドイツと過去2回対戦し、0勝1分1敗で2得点し5失点です。スペインとは過去1回対戦し、0勝0分1敗です。今まで1勝もしていない相手に本番で勝つのがいかに難しいか数字の上でもわかると思います。

何か、強豪国に勝てる要素、何でもいいんですがあるのでしょうか?

振り返りますと、前回2018年のロシア大会の初戦のコロンビア戦のように前半6分でコロンビア1人退場でPKを1点とる、他に1996年アトランタオリンピックで「マイアミ奇跡」でアウダイールとGKとの衝突が起点となる1点など、ハプニングが起きない限り難しい状況となっています。

しかしながら、とても他力ですが勝てる要素が1つありました。

それは、カタールの異常なまでの蒸し暑さ(気温と湿度)です。

ドイツ、日本とも同じ条件なので意味がないかもしれませんが、アジア人種の方が蒸し暑さに慣れていますので味方になってくれるかもしれません。

開催地のカタールでは今月(11月)上旬に37.2℃を記録して、11月の国内最高気温に匹敵する暑さだったそうです。11月の平均気温は29℃ですので、東京でいえば、初秋くらいの陽気だそうですから、暑さはなんとか収まります。しかしながら、11月は雨季の始まりでもあり、湿度が高くなるのです。

大多数の試合会場は冷房を完備しており、空調温度は22度に保たれるそうです。ピッチ脇や観客席の足元に設けられた送風孔から涼やかな風が吹き出し、暑さを和らげますが、ピッチ上はそうはいかないと思います。
Goal_WC_Draw_Costa_Rica

2002年の日韓ワールドカップを思い出してください。

前回(1998年)大会優勝のフランスがグループステージ敗退、死のグループに入ってしまってことはありますが優勝候補のアルゼンチンの敗退や、前評判の高かったポルトガルの敗退がありました。

審判の誤審も問題となりましたが、韓国と対戦したスペイン、イタリアの決勝トーナメント敗退など、アジアの地で初めて開催されたワールドカップは、6月であり気温25℃前後、温度65%で、蒸し暑い中でのパフォーマンスは、強豪国、特に欧州の強豪国は軒並み低調でした。

いくら誤審とはいえ、欧州の強豪チームが通常のパフォーマンスを発揮すれば、韓国は勝ててないと思うのです。

とても他力本願ですが、カタールでも、もしかしたら・・・と思うのです。この温度と湿度、そしてハプニングがあれば、強豪国ドイツ、スペインを撃破する場面がみれるかもしれません。
カタールFIFAワールドカップ決勝戦会場ルサイル・スタジアム



※最後に
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