乱立するWeb会議ツール
2020年にコロナ渦になって、会社では大勢での飲食禁止や旅行の禁止など、『密=集団感染』にならない為にありとあらゆるルールができました。

その中のルールのひとつ、対面会議が原則として禁止されました。そして対面会議に変わりWeb会議ツールを使用して会議をすることがスタンダードになりました。所謂ニューノーマルな働き方ということです。

しかしながら、コロナ以前より会社ではオフィスを移動して会議が多いことが一つの問題となっており、移動の省略や時間の節約、交通費の削減などを理由に、Web会議ツールを利用し始めておりました。

ただコロナ渦になる前の話でしたので、Web会議ツールの使用頻度は低く『Face To Face』には敵わないという意見が大半を占めており、対面会議で行っていたのも事実です。

コロナ渦になってもWeb会議ツールとしてはSkype一択でしたが親会社との兼ね合いやコスト、使い勝手などで何度も変わっていきましたし併用するようになりました。

その度に『またかぁ』と思いましたが、自分の会社がそうでも他社が使用していないこともあり、併用することも慣れていきました。

もうひとつ、会社とは別にWeb会議ツールを使用することがありました。それは子供(中学生)のオンライン授業です。コロナ渦においてやむなく始まりましたが、学校側の各家庭のネット環境のアンケートをとり、すぐにオンライン授業の開始と対応は迅速でした。

ただし、当初は手探りであるため録画による授業が多かったです。始業前のホームルームと帰宅前のホームルームだけがオンラインでして、授業自体は録画で学び復讐問題をノートに書いてからキャプチャして送るという形態でした。ただし課題を早くできてしまうと時間をもて余してしまうことも多かったです。

1年後のオリンピック後の緊急事態宣言で2回目のオンライン授業を行いましたが、この時は完全オンライン授業でした。ただし、Webカメラなしでしたので、授業にしっかり向き合うかは生徒次第となります。

これが、後々問題になりました。きちんときいていない、オンライン授業での課題でサボる子がでたことにより、中間テストで、結果を良かった子と結果がまったく駄目だった子が二極化されたのです。幸い、子供は結果よしの方でしたが、サボれば自分に返ってくることを親は教えないといけませんし、子供は自覚しないといけません。

脱線しましたが、もう一つWeb会議ツールを使用することがありました。これも子供でして、田舎の祖父(私からは義父)とオンラインで家庭教師を行ってもらっていました。これもコロナ渦とは関係なく、最初は電話による質疑応答レベルだったのですが、Web会議ツールのおかげで、しっかりとして授業形式でおこなうことができています。

何が便利なのか?
Web会議ツールを使用していて何がいいのか?と言いますと、①電話のように従量課金(実際はプロバイダー契約)されずに複数人で長時間話すことができる②会議体や出席者にもよるが、すぐにミーティングを開催できる(電話の延長線上)③資料をお互いに見ながら話ができる、ということです。

①電話のように従量課金(実際はプロバイダー契約)されずに長時間話すことができる

 電話は無料通話がありますが基本的に従量課金です。そして通話は1対1になりますので、大勢で話すことができません。

②会議体や出席者にもよるが、すぐにミーティングを開催できる(電話の延長線上)

 重要な会議体や社外のお客様や取引先の方などとはすぐにとはいきませんが、課内やチーム内であれば、『今から話せる?』という感じで気軽にミーティングすることができます。会議室も必要ありませんし、お互いにスケジュールが空いていれば、すぐに話すことができますので事前連絡が必要ありませんので、ミーティングを行うハードルがとても低くなったと感じます。

③資料をお互いに見ながら話ができる

 資料を見ながら話ができますので、資料を作りながら修正しながら『あーでもない、こーでもない』と会話することができます。事前に紙を印刷しなくてもいいですし、お互いの資料を見せ合うことができます。

『使い勝手』の感想
ここでは、いろいろなWeb会議ツールを使用してみての『使い勝手』に絞った形で紹介してみようと思います。かなり抽象的な話にもなりますが、細かい機能詳細や機能比較は、他の方々のプログに沢山の載っていますので、そちらをご参照いただければと思います。

Google Meet

GoogleMeet

Google Meetは、とても初心者でも使い勝手のいいツールでした。

Web会議ツールの中で一番画面がシンプルで使いやすかったです。オンライン会議を開催するのに使い勝手がいい条件とは何かといいますと①会議を開催する②招待状(会議のURLや会議コード・パスコードなど)を出す③資料を共有するの3つだと思っています。もちろん、他にも機能はいろいろあるわけですが、会社でもプライベートでもオンラインで話すには多くの機能は必要ありません。

Google Meetは、その点とてもわかりやすいユーザインターフェイスでして説明いらずで直観的な操作で会議を開催できますので初めての人にはオススメです。

特に招待状を送るのもオンライン画面の中で簡単できてしまうのが便利です。他のWeb会議ツールは、プロファイル画面や設定画面などに移動しないといけないものもありますので、招待状をメールに貼りつけて相手に送り会議室に入ってもらうというのがすぐにできます。

共有も便利です。何が便利かといいますと他の人が共有している時に自分の資料を共有したい場合、相手の共有を奪う形で自分の資料を共有することができます。

別のWeb会議ツールは、他の人が解除しないと自分の資料を共有できないので他の人が共有を解除してもらう『ワンクッション』が必要なのですが、それが必要ないので「共有しちゃいますね?」と言って共有を奪うことができます。

Skype
Skype
一番最初に使用したのはSkypeでした。というのもオンライン会議を行う為のツールはSkype一択でした。もちろん他のWeb会議ツールもあったことはあったのですが、今ほど知名度がなくSkypeが選ばれていたと思います。

プライベートでもビジネス両面で使用していましたが、どちらも使い勝手が悪いというのが印象です。

Skypeのいいところは、プライベートで使用する場合、電話をかけるようにコールして相手が応答すれば、お互いをつなぐことができるのです。しかしながら、この「コール機能」を行う為のハードルが高いということです。

最初にユーザ登録を行います。そして相手とオンライン会議を行う場合にユーザIDで検索しますが、見つからない場合があります。ユーザ登録を行った直後はデータベースに登録されるまでに時間がかかるのです。これが1時間なのか、半日なのか、1日なのかがわかりません。

しばらく経ってユーザIDを検索するのですが、うまく検索でヒットしない場合が多い、また同じようなユーザIDがでてきて、どちらが探しているIDなのかわからない場合も多いです。出てこない場合は、仕方がないので、別のユーザIDに変更するという手段で解決しました。

招待状の仕方は現在は確立されていますので、招待状で行った方がよいと思います。

プライベートで使用する場合の承認なのですが、他のWeb会議ツールもありますが、承認要求の出る場所がわかりずらい為、使い慣れない、または初めての人はどうしていいのか?わからなく、知っている相手が電話で教えないといけないレベルです。

プライベートで何とかオンライン会議を始めたところで、悩ませるのが『通信断』で切れてしまうことです。この『通信断』は、本当に切れてしまうことと、もう一つ画面が真っ暗になって音声だけが聞こえるものです。

特にモニタがオン状態で白板を使用して会議を行うスタイルに場合は肝心な時に見れなくなることがあり、会議がしばし中断になるのでとても不便でした(共有機能や白板機能もありますが、現実的にそのようなスタイルで会議をすることも事実です)。

今まで「プライベートで」と書きました。このSkypeは、ビジネスシーンで使用とプライベートシーンでの使用が、大きく異なっている感じでした。

Zoom
Zoom

今、一番使用しているのがZoomです。Zoomが一番使い勝手がいいWeb会議ツールかと思います。

有料ユーザで自分がホストになれば、いくつも会議を発行できます。ただし、2つの会議しか同時並行に開催できません。

無料ユーザでも会議を発行できますが、3人以上の会議ですと40分で会議が止まります。ただし、再び同じ会議室に入れば続けて会議を行うことができます(再び40分で会議が止まります)。

事前予告がなく、いきなり止まるのでビックリしますが、予め40分制限を覚えておけば、ただ会議室に入るだけですので問題ありません。

招待状もユーザ設定のミーティング項目で予め連絡しておくか、先に開催して画面上にある招待状アイコンから情報を取得して連絡すればよいので使いやすいです。

資料共有も簡単で、他のWeb会議ツールと遜色ありません。ただ、稀に資料共有が外れてしまい、他の参加者からは見えなくなることがあります。当人は共有していると思っているので、他に参加者から指摘されることになります。

会議の設定を変更できる項目も多く、メンバーのできることの制約を設けたりすることも、他のWeb会議ツールより多いです。

また、グループ分けのセッションをする場合、「ブレークアウトルーム」を使用すれば、各メンバーのグループを分けてミーティングできる機能も搭載しています。

プライベートであれば、事前に相手のユーザIDを登録することによって、Skypeのようにコールして相手とつなげることも可能です。

Teams
Microsoft-Teams

Teamsは、Windowsとの相性がいいです。特にOutlookのスケジュールに招待状を連携できますので、スケジュールから会議室に入れますので便利です。

資料共有も他のWeb会議ツールと遜色ありません。

有料版であれば音声だけ参加などもできます。

これはちょっと特殊な使い方になりますが、在宅勤務は自宅のPCから会社のPCにつないで仕事をするというスタイルです。在宅PCから直接Teamsでつなぐことができないルールになっておりますので、会社のPCでTeamsにつないで画面を見て、音声は音声通話として(無料)電話で接続して会議を行っております。

❖まとめ
 プライベートシーン、ビジネスシーンで、いろいろなWeb会議ツールを使用しましたが最終的にZoomで落ち着いております。まだ、群雄割拠ですので、他の素晴らしいWeb会議ツールが出てくるかもしれません。自分にあったWeb会議ツールを選択できればいいと思います。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。