昨年の12月に北海道北斗市に住んでいた両親を立て続けに亡くしました。まず父が亡くなり次に母が亡くなったのは、心の整理がまったくついていない、ちょうど7日後でした。

先に父が亡くなりましたが、母が先に「胸膜原発孤立性線維性腫瘍」という腫瘍が体の中にできる難病に近い感じの病気になりました。

先に3年前にも同じ病気になっており、再発となったのですが、その時は腫瘍が小さかったので、手術で取り除くことができました。この時は無事に取り除けたので、私には連絡がありませんでした。

昨年4月に母から突然電話がかかってきました。「病気で手術することになった」ということでした。

父もあまりこの頃は「下肢動脈硬化症」で歩けなくなっていましたし、両親と兄は同居していたのですが仕事で難しい(仕事なんて休め!と思われるでしょうが、いろいろ事情がありまして・・・)ので私が代わりに付添うことになりました。

手術は4月30日でしたので、前日に関東から北海道に移動しようとした矢先、母から連絡があり「手術が中止になった」とききました。心臓や肺近くにあり、腫瘍も大きく取り除けないとのことでした。先生から説明があるというので、仕事を急遽休んで北海道には行きました。

父も母も耳が悪く、先生の説明がよく聞こえないからです。付添いで病院に行ったときは、「息子さん、きてくれたんですね。」と言われました。

函館市にある病院に行って、本来の手術日である4月30日に病院で説明されましたが、そこで聞いたのは、残酷な「ギブアップ宣言」でした。

腫瘍は3つあり、そのうちの腫瘍2つが特に大きく場所も心臓や肺の近くにあり、手術は大変危険が伴うこと、放射線治療も正常な部位を傷つけてしまうこと、そして難病に近くて(指定はないです)症例が少なく、学会で発表されている、効くか効かないかの薬を投与するしかないとのことでした。

病院から提案されたのが、札幌市にある大学病院で診てもらうことした。ただし、同じ結論になることが高いとは言われましたが、情報が集まっているので、もしかしたら回復の手立てがあるかもとのことでした。

ちょっとした旅になりましたが、札幌市にある大学病院に行きましたが、やはり結論は同じでした。

唯一の手立てである投薬治療となりました。ここで私は仕事があるので関東へ帰りました。

その後、母は薬もあわないらしく飲むのをやめてしまいました。その頃から死を意識するようになったのか、一気に元気がなくなって行きました。電話口の声も小さくなっていました。

私と言えば、あまり電話はしませんでした。何というか、父も母も今回もですが大事な話はしないというか、隠してしまうような人達でした。自分の結婚式のお祝いも裏で全部断ってしまうような人達でした。本人たちはわずらわしい親戚付き合いをさせないようにと悪気はないようでしたが、連絡がきたことぐらいは教えてほしかったんです。

父の10年間の大腸がんの手術も時も前日に言ってきて、朝一番の飛行機に飛び乗りましたし、今回の件もようですので、特に直前に言ってくるので正直迷惑でしたし、兄もいたので、父母兄の3人でやってほしいという思いもあり、ちょっと距離を置いていました。

11月末に兄から電話がかかってきました。いろいろあって、あまり話をしていないので、電話なんて、かなり久しぶりでした。

母が起きてこないので救急車に運ばれたとのことでした。父が母を起こそうとして、母は意識がなく、頬を叩いても反応がなかったそうです。前日までは料理や洗濯をしてはいたそうです。

救急搬送された病院では「覚悟しておいてくれ」と言われたそうですが、なんとか持ち直しました。その日から毎日、兄が付添いで、LINEビデオ電話で病室での母の様子を見せてくれましたが、もうまともに話せませんでしたし、こちらから話かけても目を一瞬向けるものの、ずっと目をあわせるのは苦痛のようでした。

病院からは「あまり長くない」と宣告でした。

病院に入院して10日ほどで『回復の見込みがない』とのことで、緩和ケアの病院に転院させられました。

よく言われる「病院は患者を治す場所」ということで、治る見込みのない人は、そのようになるのだと、改めて思いました。

緩和ケアの病院に転院してから、コロナに罹患していうことがわかりました。転院とともに、この日から面会謝絶になり、母の病状がわからなくなりました。インフルエンザやコロナの患者が発生すると、病棟全体が面会謝絶になるのです。おそらく、他の患者さんやご家族にも迷惑をかけたと思います。

12月に入り、妻と「年末年始かもしれない。予約とれるかなぁ?」という話をしていたことを思い出します。

そして、12月10日に突然、それは訪れました。

「父が起きない!」と兄からLINEビデオ通話がありました。

・・・書くの疲れたので次に続きます。



※最後に
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