トータルテンボス藤田 野球人口の減少に「入り口はママさんが握っている」ネットより情報が速い(2023年9月5日)

 高校野球大好き芸人のトータルテンボス・藤田憲右(47)が浦和学院の森士元監督のYouTube「森士チャンネル」に出演。深刻な野球人口の減少について意見を交わした。

藤田の子供が小学3年生で学童野球を始めたとき、夫人がママ友から「何で野球なの?」と驚かれたという。

お金がかかる、場所もない、送りもしないといけない、当番ルールもある、面倒くさい。

それがママ友の学童野球に対するイメージ。藤田は「入り口はママさんたちが握っている。親がやらせたい(スポーツに子供が流れる)」と母親の野球に対するネガティブイメージが野球人口に影響していると指摘した。

藤田は「ママコミュニティーはネットより(情報が)速い」と笑った。

森氏も4000校を越えていた高野連加盟校が3400校台に落ちていることを懸念し、「なでしこ(JAPAN)見てサッカーやった母親のお子さんはサッカーをやる。高校野球は(甲子園で)ボール渡している女子にも(グラウンドに)入るんじゃないとか。最近ようやく開かれてきたが遅れている」と指摘した。

それでも森氏、藤田ともに近年の学童野球には女子が増えており、WBC優勝効果と合わせて野球人口にも復活の兆しが見えると声をそろえた。

2022年の出生数が80万人割れをした日本の出生数です。子供はどんどん減っております。平均年収が『400万円』から30年上がらない日本、経済の低迷や景気の横ばいが続いている『失われた30年※1』とありますが、この出生数も1990年の『1.57ショック』から30年は有効な対策を打ち出せないまま、何でも後ろ倒しの政治により、現在の状況を迎えているのです。

1990年の1.57ショックとは、前年(1989(平成元)年)の合計特殊出生率が1.57と、「丙午(ひのえうま)」という特殊要因により過去最低であった1966(昭和41)年の合計特殊出生率1.58を下回ったことが判明したときの衝撃を指しています。

※1失われた30年とは、バブル崩壊後の90年代初頭から現在までの期間を指す。 この30年間は高度経済成長期や安定成長期のような成長が見られず、経済の低迷や景気の横ばいが続いている。 

※2干支(えと)の一つ。 万物は5種類の元素からなるという五行説の思想に基づき、「丙」も「午」も火の性質があることから、丙午生まれの女性は気性が激しく夫を早死にさせる、との迷信が生まれたとされ出生数は激減する。60年に一度巡ってくる(前回は1966年で次回は2026年)。

幼稚園や学校も減っていますが、他にも子供の産業は右肩下がりになりますし、子供だけじゃなく、全ての産業が「人口が右肩上がり」のモデルの収益構造となっているので転換を迫られます。いわゆる「パイの奪い合い」の状態が激しくなるのです。

スポーツも例外でなく「パイの奪い合い」が激しくなります。日本においては「野球」と「サッカー」がメジャーであり、人気のあるスポーツですが、この2大スポーツも子供の減少に悩まされることになります。

「野球」と「サッカー」を比べますと、「野球」は野球場が必要になります。昭和の頃は近所に空き地があって、そこで野球をやれましたし、公園でも「野球」ができました。それが令和の今はどうでしょう。近所に空き地が少なくなりましたし、もしあっても私有地で侵入禁止となっていますし、公園は球技禁止となっています。学校も休日は「野球」と「サッカー」の校庭使用予約の取り合いです。

それでも「サッカー」は河原でもできますし、ちょっとした空き地があれば、玉一つあれば遊びでもできます。「野球」はどうでしょうか。「サッカー」に比べて、大きい空き地が必要でして、ホームベース、ファースト、セカンド、サードの4つのベースのある内野と、外野という空間が必要ですし、軟式、硬式なんてボールは使用できません。ぜいぜいゴムボールとカラーバットぐらいかと思います。

まず「野球」をやる人間が少なくなってきていると思います。今や「サッカー」「テニス」「陸上」、そして最近W杯で日本が活躍した「バスケットボール」など、色々なスポーツがありますので、それだけで野球人口が少なくなっていると思います。

次に「野球」はバット、ボール、グローブ、ユニフォームなど道具を揃えるのに多額の出費が必要なんですよね。それも使い回しの出来る様な物では中々無くて、かなりの物が個人で揃えなければいけない様な物です。

そして、母親の「野球」人気のなさですね。一番注目を浴びるプロ野球は未だに「昭和感」から脱却できない応援歌だったり、選手の私服や髪形などのセンスの悪さですね。

そして「野球」は、監督コーチの負荷が大き過ぎるので、保護者がお茶当番、テント設営、応援という名で拘束されますし、試合の日は配車登板もあります。

我が家も子供をスポーツの「少年野球」の評判をきいて『昭和から運営が変わってねー。忙しいので、拘束されるのは、とても無理!』と除外しました。

日本の少年野球界は、ボランティア活動で成り立たそうとしているところが一番の問題だと思います。

監督もコーチもボランティアでやっていただているので、月謝を払うシステムが必要なのではと思います。それでも負担は多いので、運絵スタッフにも月謝が必要なんだと思います。

しかしながら、高額になりますと、今の日本は30年給料が上がらずに非正規雇用が増えるばかりでステルス増税が追い打ちをかけて収入が少ない中で、子供を通わせることができまくなりますので非常に難しい問題となります。

私は「大谷翔平」選手のようなスーパースターは二度と現れないと思います。大谷選手が「野球界」のシステムで育てて出てきたも選手ではなく、いくつかの奇跡が重なって出てきた稀有な存在なんだと思っています。



※最後に
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