サッカーワールドカップの2022年カタール大会のグループステージの抽選会が行われました。

サッカー日本代表はスペイン、ドイツ、大陸間プレーオフ勝者(コスタリカorニュージーランド)と強豪がひしめくE組に入りました。

最初の頃は現実路線の論調で「どれくらい通用するのか楽しみ!」「スペイン、ドイツの2強状態」「日本にとって死の組」などでしたが、時間が経つにつれて、何と言っても自国ですし、どうしても夢を見たくなりますので徐々に「日本がグループステージ突破するにか初戦のドイツに勝つこと」「日本がドイツ(スペイン)に1敗、プレーオフ勝者に1勝、ドイツ(スペイン)に引き分けで1分でグループステージ突破」などの決勝トーナメント進出する為の論調に変わってきています。悪くても「3連敗はない」「ドイツ、スペインのどちらかに引き分けは可能」などの論調もあります。

もちろん、日本が強豪国に勝ってグループステージを突破するのがうれしいのですが、現実的には3連敗となる可能性が高いです。


❖1998年のフランス大会に似てる

日本が一番最初に出場した1998年のフランス大会は、アルゼンチン、クロアチア、ジャマイカと同じグループHでしたが、下馬評では、アルゼンチン、クロアチアの2強、日本とジャマイカの2弱でした。

日本は、初戦のアルゼンチン戦、2戦目のクロアチアのどちらかに引き分け或いは勝利して、ジャマイカは勝てそうだといった予想が大方の見方でした。

1戦目のアルゼンチン、2戦目のクロアチアに善戦はするものの、どちらも1対0で敗戦。ジャマイカには初得点はあげましたが、2点をとられて敗戦ということで3連敗でした。

とりあえず、日本としては4年後の2002年の日韓大会があり、ホスト国が過去にワールドカップに出ていないことはないといった汚名だけは免れた大会ではありました。


❖強豪国に勝っていない

過去、日本はFIFAランキング上位の国には、まともに勝っておりません。前回のロシア大会でコロンビアにジャイアントキリング(大物喰いの番狂わせ)を達成しましたが、開始早々にコロンビア側のハンドによる退場でコロンビア川が10人となりましたので、ジャイアントキリングのカウントに入っているか微妙です。

あとは、1996年アトランタオリンピックのマイアミの軌跡と呼ばれるブラジルに勝利した試合ですが、あれはフル代表ではありませんのでカウントに入りません。

日本は過去に強豪国にガチで11人同士で90分戦って勝利したことが1回もないのです。


❖1戦目で負けると2戦目、3戦目で挽回できるメンタルがない

過去の大会でも1戦目で負けると100%の確立でグループステージ敗退です。逆にいいますと1戦目で勝利すると100%の確立でグループステージ突破です。

顕著な例は、2006年ドイツ大会です。1戦目の名将ヒディング率いるオーストラリアにクロスボールがそのままゴールに吸い込まれる1点をとりますが、その後追加点を奪えずに、後半パワープレイに持ち込まれて疲弊して3失点で大敗します。

1戦目をひきづって、2戦目の1998年フランス大会よりは弱いクロアチアにスコアレスドローとなります。これは3戦目のブラジル戦があるからでして、1戦目のオーストラリア戦を落とした時点で、3戦目も1敗となりますと、2敗となり、グループステージ突破がもう難しいと頭で想像してしまったからだと思っています。

❖まとめ

この記事が誤りであることを祈ります。この記事どおりにならずにグループステージを突破してくれうことを祈っております。



※最後に
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