寝台特急「四季島」という列車があるんだそうです。家族が北海道函館に来たので、ぜひ撮りたいということで通過する時間にあわせて撮影につきあうことになりました。

撮影ポイントは「道南いさりび鉄道」が通っている釜谷(かまたに)駅です。

道南いさりび鉄道は、木古内駅~五稜郭駅(五稜郭駅~函館駅間はJR線)間の約38キロを結ぶ路線です。

函館から木古内(上り)へは1日18本しか運行していません(2023年3月18日改正)。実際には9本は途中の上磯駅止まりですので、木古内へは9本しか行きません。この釜谷駅は上磯から3つ先の駅ですので、1日9本しか止まらないのです。

その線路を寝台特急「四季島」は通るのです。「四季島」のコースは色々あるんですが、その中で北海道に行くのは3泊4日コースです。コースの大まかな流れは、上野から出発して函館を経由して洞爺まで行き、新函館北斗、新青森に止まり、上野に戻る行程で、その間は車内泊であったり、ホテル泊であったりと途中下車できるのも特徴です。

私は鉄道を撮るのは興味ないので「どこでも撮れるじゃん!」と家族に言ったものの、「北海道で撮るのがいいんだ!」ということで釜谷駅に向かいました。

この釜谷駅が何故いいのか?と言いますと、まず無人駅であることと、そして少しカーブになっており、列車が撮りやすいとのことで、この駅がいいんだそうです。
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そして釜谷駅に着きましたが、「いやー無人駅って何だかすげぇな!」というのが第一声でした。駅は駅なんですけど、コンテナ1つです。生まれてから関東にしか住んでいないので、まずこのような駅にはお目にかかりません。
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釜谷駅は無人駅ですので、やはり誰もいません。もし乗客がいたとしても「道南いさりび鉄道」がこの駅から乗る時間にしかいないとですし、それも函館行きに乗るでしょう。

木古内から函館(下り)へは1日16本しか運行していません(2023年3月18日改正)。そのうち、釜谷駅から3つ先の上磯駅から7本、木古内からは9本ですので、ほとんど利用客もいないでしょう。
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反対側(函館行き)のホームに行くには線路を横切っていきます。踏切の警報機は鳴るのかな?と疑ってしまいますが、列車が近づくと自動で鳴動してくれます。
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釜谷駅に入りますと、もちろん駅員さんはおりません。ただ、定期的に来ているのか、直近に人がいた痕跡がありました。しかしながら、コンテナの駅は暑い!です。この日は最高気温33℃でしたから、釜谷駅の中はサウナのようでした。
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寝台特急「四季島」は、15時00分に木古内に到着しますが、この釜谷駅をいつ通過するのかは読めません。早めの14時00分に釜谷駅に到着しました。とにかく暑い日でしたので、駅の中に入って(座って)休んでいることはできません。駅の建物の陰に入って涼んでいるしかありません。14時22分に「道南いさりび鉄道」の木古内行きが来るようです。
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時刻表通りの14時22分に「道南いさりび鉄道」が釜屋駅に着きました。誰も降りないと思っていましたが、学生が降りてきました。「こんな所に住んでいるのかぁー。友達と会うのも大変だなぁ。」と思ってしまいましたが、令和の今は1人1台スマートフォンを持っており、SNSなどのコミュニケーションツールも沢山ありますので問題ないんでしょうね。
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「道南いさりび鉄道」の木古内行きが釜谷駅を出発してから待ちましたが寝台特急「四季島」はまだ来ません。しかし、とにかく暑いです。駅の建物の陰に入って涼んでいましたが、何と!アシナガバチに囲まれてしまいました(3匹くらい)。恐らく駅の建物の近くに巣があるんだと思います。襲ってはこないのですが、囲むように飛んでいるので、少しずつ逃げて何とか事なきをえました。

そしてついに警報機が鳴り始めました。
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ようやく寝台特急「四季島」が現れました。
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やっときたかと思いましたが、ゆっくりとして速度で釜谷駅を通過していきます。
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そして、あっという間に釜谷駅を通過していきました。かなり待ちましたが、通過するのはあっという間でした。寝台特急「四季島」が釜谷駅を通り過ぎたのは14時44分でした。そしてようやく涼しい車の中に入れたのでした。
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※最後に
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