グロリオサの球根で食中毒、60代男性死亡 ヤマイモに似る(2022年4月14日)
宮崎県は14日、ヤマイモに似た「グロリオサ」の球根を食べたとみられる同県延岡市の60代男性が死亡したと発表した。全国で、グロリオサによる食中毒による死亡は2012年以降、2例目。有毒植物を原因とする食中毒患者の約半数は60歳以上で、厚生労働省は「食用と間違いなく判断できない植物は食べないで」と注意を呼び掛けている。
同県衛生管理課によると、男性は6日、家庭菜園で採ったグロリオサの球根をすりおろして食べたとみられ、8日午前、男性宅を訪れた知人が死亡しているのを発見した。男性の体内からはグロリオサに含まれる化学物質「コルヒチン」が検出された。
グロリオサはユリ科の植物で、球根はヤマイモと間違いやすく、下痢や嘔吐などの症状が出て、臓器の機能不全などで死亡に至ることもある。厚労省食品監視安全課によると、20年には鹿児島県の80代男性が死亡。21年3月には高知県の70代男性が食中毒になった。

宮崎県は14日、ヤマイモに似た「グロリオサ」の球根を食べたとみられる同県延岡市の60代男性が死亡したと発表した。全国で、グロリオサによる食中毒による死亡は2012年以降、2例目。有毒植物を原因とする食中毒患者の約半数は60歳以上で、厚生労働省は「食用と間違いなく判断できない植物は食べないで」と注意を呼び掛けている。
同県衛生管理課によると、男性は6日、家庭菜園で採ったグロリオサの球根をすりおろして食べたとみられ、8日午前、男性宅を訪れた知人が死亡しているのを発見した。男性の体内からはグロリオサに含まれる化学物質「コルヒチン」が検出された。
グロリオサはユリ科の植物で、球根はヤマイモと間違いやすく、下痢や嘔吐などの症状が出て、臓器の機能不全などで死亡に至ることもある。厚労省食品監視安全課によると、20年には鹿児島県の80代男性が死亡。21年3月には高知県の70代男性が食中毒になった。

野生の植物を食べてしまった人が亡くなってしまう事故が発生しました。とても痛ましい事故です。食べられる野生の植物であるヤマイモと勘違いして食べてしまい、結果、有毒植物のグロリオサだったので中毒症状を起こして死んでしまったのです。
キノコでいうと食用のキノコと形も大きさも似ている毒キノコを食べてしまい、亡くなられてしまう事故が後を絶ちません。
過去、有毒植物を食べてしまったことにより一度に複数名が亡くなってしまうという事故はありませんでした。従いまして複数名であれば、野生で間違って採取してしまった場合は有毒植物であるか警戒する、また、有毒植物を食べてしまったが、1人が無事で救急医療に頼ることができて助かることができた、など助かる道があるのかもしれません。
過去10年で一番多くの死者を出しているのはイヌサフラン

「トリカブト」という植物は、昭和生まれからしますと「トリカブト保険金殺人事件」で妻3人を殺害した事件しか思いつきません。巧妙にサプリメントのカプセルに入れて飲ましていたという事件でして強烈な印象のある事件でした。そんな「トリカブト」でしたので、何で間違ってしまうんだろう?と疑問に思いますが、山菜の「ニリンソウ」に似ているそうでして、おひたしや油で炒めて食べると美味しいので間違えてしまうんですね。

患者数が多いのが意外にも「ジャガイモ」で280名で、これまた圧倒的な数です。二番目が「スイセン」で195名です。
「ジャガイモ」以外は似ている植物と間違えて食べてしまい毒にやられてしまうのですが、「ジャガイモ」だけ違い、親芋で発芽しなかったイモ、光に当たって皮がうすい黄緑~緑色になったイモの表面の部分、芽が出てきたイモの芽及び付け根部分などは食べてしまい、毒にやられてしまうようです。
とにかく野生の植物、山菜やキノコを採って食べてしまうのは素人は大変危険な行為なのがわかります。
そして意外にも、野山で採取した有毒植物を食べて毒にやられてしまうというパターンが王道かと思いきや、家庭菜園で誤って採取した有毒植物を食べてしまい毒にやられてしまうのも原因としてあるそうです。
三大有毒植物、なかでも「マンチニール」は怖いよ!
日本三大有毒植物で言われているのは以下の植物です。
・トリカブト
・ドクゼリ
・ドクウツギ
世界三大有毒植物というのはないのですが、調べますと以下の3つの植物がでてきます。
・マンチニール
・トリカブト
・ジャイアント・ホグヴィード
「トリカブト」は最強の称号のようですが、インパクトとしては「マンチニール」です。
「マンチニール」は『世界で最も危険な樹』でギネス記録に掲載されているほどの恐ろしい植物です。「死の林檎」「死の木」とも言われています。
「マンチニール」の木全体の全ての部位に有毒成分があります。葉や実はもとより、樹液にすら毒が含まれています。世界一危険な木と認定されるだけのことはあり、毒のないところはないとまでいわれる植物です。
「マンチニール」は、トウダイグサ科に属する高さ15mに成長する常葉樹です。赤道に程近い北米南部〜南米北部にかけて自生しています。海辺に生えることが多い事から別名『ビーチアップル』とも呼ばれています。
海岸の砂浜などの塩水が混じった汽水域でも成長できる「マンチニール」は、海上からの強い風を防ぐ防風林として活用されているのです。
『ビーチアップル』の名の通り、「マンチニール」は、大きさ3~4㎝程度の青リンゴのような果実が実ります。

この「マンチニール」の木と果実には人を死に至らしめるほどの猛毒が含まれており、マンチニールの実を一口食べれば食道が炎症を起こし、呼吸困難に陥るほどに患部が腫れ上がります。
それであれば、年間の死者数も凄いんだろうなと思いますが、「マンチニール」は非常に毒性が強くその危険性はギネス記録にも掲載されていますが、近年マンチニールによる死者が出たという報告はありません。
それであれば、年間の死者数も凄いんだろうなと思いますが、「マンチニール」は非常に毒性が強くその危険性はギネス記録にも掲載されていますが、近年マンチニールによる死者が出たという報告はありません。
「マンチニール」の毒性は「致命的な毒性」であることは確かなのですが、数分ですぐに死に至らせるようなものではなく、急いで病院に連れて行って入院し治療を受ければ助かるものとされています。
最強の毒キノコは東の正横綱「カエンタケ」、西の正横綱「ドクツルタケ」
どちらのキノコも毒性は非常に強く、誤って食べてしまうと死に至る可能性があるため、大変危険です。
「カエンダケ」の表面はオレンジ色から赤色。細長い円柱状または棒状で、土から手の指が出ているように群生または単生となっています。そして数センチから20数センチにまで成長するキノコです。
全国各地の夏から秋にかけて ブナ、コナラなどナラ類の地上に発生します。
「カエンダケ」は食べるだけでなく、触れるだけで皮膚の炎症をひき起こす場合もありますので、発見しても絶対にさわらないでください
「カエンダケ」は見た目で食べたくなるようなキノコじゃないのですが、毒性がなく食べれる「ベニナギナタタケ」と似ているので誤って食べてしまうのです。
「ベニナギナタタケ」も美味しくはないそうなのですが、見た目でマリネやサラダなどの料理に彩りを与える為に使用される事はあるようです。

一方「ドクツルダケ」は、林内の地上から発生する全体が白色のキノコで、ツバとツボがあるのが特徴です。誤って食べると、死亡することもある恐ろしいキノコです。
割とどこにでもあるキノコの形や色ですので、誤って食べてしまう人がいるのです。
「ドクツルダケ」は毒キノコでも毒性の強さは群を抜いていて、一本食べれば確実に死ぬと言われているキノコです。数ある毒キノコの中でも、一本で命に関わるほどの毒性を持つものはそうは多くありません。

※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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