現在、緊急事態宣言が4県に、蔓延防止重点措置も発出されており、近所のスーパーやデパートへの買い出しなどで出かけたり、どうしても親元に用事がある帰省、しっかり対策をしてのお出かけなど外出する機会があるかと思いますが、不要不急の外出はしないという方もいますので、巣ごもり需要も相変わらず高いかと思います。

巣ごもり需要で、脚光を浴びているのが「動物を飼う事」かと思います。巣ごもり需要で増加しているそうです。

その一方で飼育できなくなるので手放すことも多くなってきているそうです。それは以下の理由かと思います。他のサイトに載っているものとは若干違います。

❖手放す理由
 ・飼育するのが面倒くさい
 ・大きくなりすぎ
 ・凶暴になり手が負えない
 ・自分(人間)の取り巻く環境が変わった
 ・寿命が長すぎる


◆飼育するのが面倒くさい
毎日、生き物のお世話しなくてはなりません。お世話はエサをあげたり、排泄物、ゴミの掃除、病気になっていないかの観察、水棲生物なら水の入れ替えなど多岐にわたります。

お世話をしていても、生き物は犬や猫のように愛情をかけると懐いたり、甘えたり、可愛い姿を見せてくれ、スキンシップをとることができます。

でも毎回とは限りません。ストレスを感じて癇癪を起して暴れたり、鳴いたり、噛んだり、引っ掻いたりします。人間の都合に合わせてはくれません。人間関係と同じことが言えると思います。

犬や猫以外では、懐いたり、甘えたりしませんし、そもそもスキンシップがとることができずに、観察することしかできいかもしれません。更にあまり物陰に隠れてなかなか出てこない生き物の場合は、観察するすら、かなわないかもしれません。

◆大きくなりすぎ
生き物は、どんな種類でも赤ちゃんの時は小さくて、とても可愛いです。赤ちゃん時代ならではの愛らしい姿やコミカルな動きを見せてくれ、とても癒されることでしょう。

でも、それはほんの一時です。小さかった赤ちゃんはあっという間に大きくなってしまい、赤ちゃん時代の可愛らしさがなくなってしまいます。

そして大きくなりすぎて、飼育ケースや飼育場所で飼えなくなってくる、一回り大きい飼育ケースや飼育場所を確保しなくてはなりません。まだ確保できればいい方です。大きくなりすぎて飼育ケースや飼育場所が確保できない場合も出てくると思います。

アリゲーターガー(※)などは20~30cmで販売されていますが2m近くになりますし、カミツキガメ(※)はベビーで販売されていますが、甲長だけで50㎝~70cmぐらいになります。

そして本日、横浜市で逃げ出したアミネニシキヘビ(3.5m)は最大10mにもなります。

※現在は特定外来生物に指定され飼うことはできません。

もちろん、犬や猫などは大きくなっても可愛らしさが残りますし、他の種も可愛いものもおりますし、大きくならない種もあります。自分の思っていた以上に大きくなってしまい、扱いも困るといったこともあるかと思います。

◆凶暴になり手が負えない
生き物は、どんな種類でも赤ちゃんの時は小さくて、とても可愛いです。赤ちゃん時代ならではの愛らしい姿やコミカルな動きを見せてくれ、とても癒されることでしょう。

赤ちゃん時代は大人しい性格でありますが、大人になるにつれて、遺伝子レベルで野生の性格になっていき、凶暴になっていまう生き物も多々あります。実は赤ちゃん時代でも凶暴な一面はでていたと思いますが、例えば噛まれても痛くはないので気にしておらず、いざ大人になってから噛まれると、出血してしむほど痛いなんてこともあります。

凶暴で手に負えない場合は、エサやりも大変ですし、飼育ケースや飼育場所の掃除もままならないのではないでしょうか。

◆自分(人間)の取り巻く環境が変わった
長生きする生き物と暮らしていた場合、自分(人間)の環境も変わってきます。10歳の子供時分で30年生きる生き物を飼い始めたとして、生き物が寿命を迎えるころには、40歳になっています。その間、中学校、高校、大学、就職、結婚、出産、子供の進学など、様々な人生のイベントがあります。

その間、パートナーとして暮らしていけることができるのでしょうか。

そして、引っ越し先で飼えなくなった、病気で飼えなくなった、経済的な事情で飼えなくなった、などの理由もあるでしょう。

生き物を飼い始めた時は、「最後まで面倒みよう!」「責任をもって面倒みよう!」と思いますが、長い年月や環境の変化で気持ちが揺らいでいくこともあるでしょう。

◆寿命が長すぎる
「自分(人間)の取り巻く環境が変わった」とダブりますが、長生きする生き物と暮らしていきますと、特に人間の病気や老化、寿命まで飼えるか?と言ったことが問題になってきます。

人間側が病気や老化、寿命で飼えなくなってしまった場合、家族が友人が知人が代わりに育ててくれるでしょうか?

友人知人はまずあり得ないですし、家族も愛情をこめて飼ってくれません。特にあなたが飼い始めた場合は、家族はあなたほど愛情を持って接してくれません。あなたが世話しているからこそ、愛情をこめて見てくれますが、あなたがいなくなった場合は、それほど愛情をもってくれません。

従いまして、生き物と長い間暮らすということは、あなた自身も健康で生き物以上に長生きしないといけないのです。

◆販売されている生き物に、こんな情報があれば..。
ホームセンターやペットショップ、ネット店で販売されている生き物に以下のような情報があればと思います。


◆生き物につけてほしい情報

  ・寿命

  ・親になった時の大きさ




◆寿命
一番の重要情報は寿命だと思います。特に人間の人生は限りがあるものですし、自分が死んでしまい、世話する飼い主がいなくなってしまうのは避けたいところです。

また、自分が少年時代に購入するとなっても、人生のイベントは沢山ありますので、その間、パートナーとして一緒に暮らせるか、一度購入する前に考えてほしいのです。

◆親になった時に大きさ
親になった時の大きさです。これは大きくなりすぎて、飼育ケースで飼えない、飼育場所で飼えないなど、自分の想定していた大きさより大きくなって飼えなくなってしまうことを避ける意味もあります。

一回り大きい飼育ケース飼育場所を用意するには費用もかかりますし、何か整理しないと広さを確保できない場合もありえます。

狭い日本の住宅事情と近所迷惑などを考えて、パートナーの環境が用意できるのか、購入する場合に想像してほしいのです。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。