2022.05.03更新(サルベージ費用更新)
そこで出てきた言葉が『サルベージ』です、
サルベージでは、①沈没、転覆、座礁、座洲した船の引き揚げ、浮揚、曳航(えいこう)などの作業。 ②詐取された手形などを報酬をとって取り返すことをいう俗語です。
サルベージという言葉は、実は「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」というNintendo DSのソフトで知ったのです。
話はそれましたが『サルベージ』で「カズワン」を引き上げるわけですが、水深100メートルまでは特殊な潜水具をきたダイバーが専用の潜水装置を使って潜り、船体にワイヤを取り付けてクレーン船で引き上げるんだそうです。水深100メートルを超えた場合は水中ロボットを使ってワイヤを取り付けるんだそうです。
海底の地形や波の高さや潮流、水深によってワイヤをかける作業の難易度がかわるとのことで、知床半島は波も荒くて潮流も早いので難航しそうですね。
船の引き上げに2~3ヶ月かかるのではとも言われており、さらに言うと引き上げ費用も天井知らずで数億円単位になるかもしれないとも言われています。
運営会社のシャチョーはサルベージ会社に問い合わせているのですが払えないのではと言われています。その場合は国費投入しかありません。
また、船内に残りの行方不明者がいるかの確認でできていないそうですので、引き上げる前に確認するかと思います。船の外で投げ出されてしまった場合は、潮の流れで、どこにいるのか見当もつかない状態となっていますので、私はむしろ残り12人がいてくれたほうがいいかと思っています。
❖世界で最も深い海底に沈む船
セウォル号の引き上げに船を切断しないでそのまま引き上げることを基本方針とした為、引き上げる為の技術的検討に時間がかかり、事故から1072日目の2017年3月22日、試験引き揚げと本格的な引き揚げ作業が始まりました。そして翌23日に3年ぶりに海面へ姿を現したのです。
サルベージは韓国国内では不可能でしたので国際的な入札により、中国の「上海サルベージ」を主体とするコンソーシアム(※)を最終確定しました。
※コンソーシアム(=共同事業体(きょうどうじぎょうたい))は、2つ以上の個人、企業、団体、政府から成る団体であり、共同で何らかの目的に沿った活動を行ったり、共通の目標に向かって資源を蓄える目的で結成される。
❖サルベージ費用は安く?8億7700万円【2023.05.03】追記
海上保安庁がサルベージ費用は、民間企業の「日本サルヴェージ」と契約を結び、費用8億7700万円とのことです。
この費用は「飽和潜水」とよばれる調査までで約8億7700万円だそうです。実際に引き上げにはの、また別に費用がかかるそうです。政府は、知床遊覧船に請求することも検討しているそうです。
この調査費用も見積段階でしょうから費用確定とはならず、また調査作業に想定外の作業やスケジュール遅延によって追加費用を請求されますので、もっと膨らむんではないかと思います。
そして調査から導きだした引き上げ費用に関しては、調査とその後の計画で見積もられると思われますので、数十億単位に膨れ上がると思われます。
海上保安庁が契約するということで、国(国土交通省)が負担することになり、国庫からお金がでていくことになります。
船が沈んだ場合、船主の責任で引き上げをするかといいますと引き上げの義務はありません。海洋汚染防止法なるものには引き揚げを義務づけていないです。
正式には「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」といい、船舶からの油の排出や有害液体物質の排出規制を謳っており、回収に関してはあまり規定されておらず、船の沈没の話はどこにも謳っていないのが実情です。
そして引き上げの実現度(深海や海流が強いなど)と引き上げにかかる莫大な費用を考えると、そのまま沈めておくというのが実は多かったりします。そうでなければ、沈没船が日本含めて世界あちらこちらにあるはずがありません。
今回の知床観光船の場合、乗員乗客すべての26人が絶望的の状況、そして世間の注目を浴びており、今後の世界遺産の知床の観光業の継続するためにも、観光船の運営会社が多額の費用が払えない事で船を引き上げられない、または、引き上げられたとしても、その後に資金が枯渇して賠償責任を負えない事態も想定されますので、国が肩代わりしたと思われます。
知床観光船海難事故で、観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が水中音波探知機(ソナー)により発見されたとの事ですが、水深120メートルの海底であり、引き上げにはかなりの費用と時間がかかるそうです。
そこで出てきた言葉が『サルベージ』です、
サルベージでは、①沈没、転覆、座礁、座洲した船の引き揚げ、浮揚、曳航(えいこう)などの作業。 ②詐取された手形などを報酬をとって取り返すことをいう俗語です。
サルベージという言葉は、実は「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」というNintendo DSのソフトで知ったのです。
「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」のフィールドは広大な大海原でして、大海原には様々な島があり、その島々のダンジョンを攻略していくロールプレイングゲームなのです。
主人公・リンクは、船乗りのラインバックが操る船に乗って海を渡れます。
大海原で宝の地図を頼りに船に装備したサルベージアームを海中に落とし、海底に沈んでいる宝箱を引き上げるイベントがあるのです。
話はそれましたが『サルベージ』で「カズワン」を引き上げるわけですが、水深100メートルまでは特殊な潜水具をきたダイバーが専用の潜水装置を使って潜り、船体にワイヤを取り付けてクレーン船で引き上げるんだそうです。水深100メートルを超えた場合は水中ロボットを使ってワイヤを取り付けるんだそうです。
海底の地形や波の高さや潮流、水深によってワイヤをかける作業の難易度がかわるとのことで、知床半島は波も荒くて潮流も早いので難航しそうですね。
船の引き上げに2~3ヶ月かかるのではとも言われており、さらに言うと引き上げ費用も天井知らずで数億円単位になるかもしれないとも言われています。
運営会社のシャチョーはサルベージ会社に問い合わせているのですが払えないのではと言われています。その場合は国費投入しかありません。
また、船内に残りの行方不明者がいるかの確認でできていないそうですので、引き上げる前に確認するかと思います。船の外で投げ出されてしまった場合は、潮の流れで、どこにいるのか見当もつかない状態となっていますので、私はむしろ残り12人がいてくれたほうがいいかと思っています。
❖世界で最も深い海底に沈む船
現在知られている中で最も深い場所に沈む船「ジョンストン」だそうです。
「ジョンストン」は第二次世界大戦時に就役していた米海軍駆逐艦で、現在はフィリピン・サマール島沖の海底6,500メートルに沈んでいます。
これまでも位置は分かっていたそうですが、2021年3月31日に海洋探査を手掛ける米民間企業「カラダン・オーシャニック」によって沈没地点全体の調査や撮影に成功したそうです。引き上げは現在の技術で厳しそうです。
❖セウォル号ではサルベージ費用527億円、事故から3年後に引き上げ開始
2014年4月16日に韓国南西部の珍島沖で沈没(水深44メートル)して引き揚げられた韓国の旅客船セウォル号(最大規模の6825トン、乗員・乗客 476人、死者299人、行方不明5名)は韓国政府が5,500億ウォン(日本円で約527億円)の費用を投じたそうです。
❖セウォル号ではサルベージ費用527億円、事故から3年後に引き上げ開始
2014年4月16日に韓国南西部の珍島沖で沈没(水深44メートル)して引き揚げられた韓国の旅客船セウォル号(最大規模の6825トン、乗員・乗客 476人、死者299人、行方不明5名)は韓国政府が5,500億ウォン(日本円で約527億円)の費用を投じたそうです。
セウォル号の引き上げに船を切断しないでそのまま引き上げることを基本方針とした為、引き上げる為の技術的検討に時間がかかり、事故から1072日目の2017年3月22日、試験引き揚げと本格的な引き揚げ作業が始まりました。そして翌23日に3年ぶりに海面へ姿を現したのです。
サルベージは韓国国内では不可能でしたので国際的な入札により、中国の「上海サルベージ」を主体とするコンソーシアム(※)を最終確定しました。
※コンソーシアム(=共同事業体(きょうどうじぎょうたい))は、2つ以上の個人、企業、団体、政府から成る団体であり、共同で何らかの目的に沿った活動を行ったり、共通の目標に向かって資源を蓄える目的で結成される。
❖サルベージ費用は安く?8億7700万円【2023.05.03】追記
海上保安庁がサルベージ費用は、民間企業の「日本サルヴェージ」と契約を結び、費用8億7700万円とのことです。
この費用は「飽和潜水」とよばれる調査までで約8億7700万円だそうです。実際に引き上げにはの、また別に費用がかかるそうです。政府は、知床遊覧船に請求することも検討しているそうです。
この調査費用も見積段階でしょうから費用確定とはならず、また調査作業に想定外の作業やスケジュール遅延によって追加費用を請求されますので、もっと膨らむんではないかと思います。
そして調査から導きだした引き上げ費用に関しては、調査とその後の計画で見積もられると思われますので、数十億単位に膨れ上がると思われます。
海上保安庁が契約するということで、国(国土交通省)が負担することになり、国庫からお金がでていくことになります。
船が沈んだ場合、船主の責任で引き上げをするかといいますと引き上げの義務はありません。海洋汚染防止法なるものには引き揚げを義務づけていないです。
正式には「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」といい、船舶からの油の排出や有害液体物質の排出規制を謳っており、回収に関してはあまり規定されておらず、船の沈没の話はどこにも謳っていないのが実情です。
そして引き上げの実現度(深海や海流が強いなど)と引き上げにかかる莫大な費用を考えると、そのまま沈めておくというのが実は多かったりします。そうでなければ、沈没船が日本含めて世界あちらこちらにあるはずがありません。
今回の知床観光船の場合、乗員乗客すべての26人が絶望的の状況、そして世間の注目を浴びており、今後の世界遺産の知床の観光業の継続するためにも、観光船の運営会社が多額の費用が払えない事で船を引き上げられない、または、引き上げられたとしても、その後に資金が枯渇して賠償責任を負えない事態も想定されますので、国が肩代わりしたと思われます。
❖海保が「日本サルヴェージ」と行方不明者捜索で契約 費用は8億7700万円(2022年5月2日)
海上保安庁は、海難救助と海洋工事を専門とする民間企業、「日本サルヴェージ」と水中カメラや潜水士などによる行方不明者の捜索について契約を結びました。
日本サルヴェージでは「飽和潜水」という潜水士があらかじめ加圧された特殊な部屋に入って体を慣らし、部屋ごと海中に降ろす方法を採用していて、潜水士による潜水は5月中旬以降になる見込みです。
費用は8億7700万円に上るということですが、今回の契約に船の引き揚げ費用は含まれていません。
海上保安庁は、海難救助と海洋工事を専門とする民間企業、「日本サルヴェージ」と水中カメラや潜水士などによる行方不明者の捜索について契約を結びました。
日本サルヴェージでは「飽和潜水」という潜水士があらかじめ加圧された特殊な部屋に入って体を慣らし、部屋ごと海中に降ろす方法を採用していて、潜水士による潜水は5月中旬以降になる見込みです。
費用は8億7700万円に上るということですが、今回の契約に船の引き揚げ費用は含まれていません。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。