竜ヶ崎竜之介のスマホ閲覧で通勤通学を有意義にするプログ

アクアリウムを中心として、他にもホラーやパソコンなどの趣味や仕事、他に日常の出来事について好き放題書いていこうと思います。虎ノ門虎之助でメダカのプログを書いていますが、他のことも書きたくなりましたので新しいプログを立ち上げました。

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2022年05月


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山中の骨、不明女児と断定 鑑定でDNA型一致―事件、事故両面で捜査・山梨県警(2022年5月14日)

山梨県道志村の山中で見つかった人の肩甲骨について、県警は14日、DNA型が一致したとして、2019年9月に近くのキャンプ場で行方不明となった小学1年の小倉美咲さん=当時(7)、千葉県成田市=のものと断定した。事件と事故の両面から美咲さんが死亡した経緯を調べる。

山梨県警は、肩甲骨が生命維持に欠かせない部位であることを理由に、美咲さんは死亡したと判断した。

捜査関係者によると、鑑定に際し、家族から美咲さんのへその緒などの提供を受けていた。先月発見された頭骨は、ミトコンドリアDNA型鑑定で母親との血縁関係に矛盾がないとされたが、個人を特定するDNA型が検出できていなかった。

2019年(令和元年)9月21日に山梨県南都留郡道志村のキャンプ場で当時小学1年生の小倉美咲さん(当時7歳)が行方不明になりました。


❖当時の事件の概要としては以下の通り

2019年9月21日、道志村の「椿荘オートキャンプ場」に子育てサークルで知り合った7家族27人が遊びに来た。昼12時15分ごろキャンプ場に到着。15時35分ごろに9人が約150メートル離れた沢に遊びに行き、女児は15時40分ごろに1人で後を追った。その10分後に大人が迎えに行ったが、16時ごろにAがいないことが判明した。

17時ごろに警察に連絡。警察と消防が捜索を開始したが発見には至らず、22時にその日の捜索を終了。翌日以降は自衛隊や捜索ボランティアなども加わり、東西15キロメートル、南北8キロメートルにわたってのべ約1700人で捜索するも手掛かりは見つからず、山梨県警察は同年10月6日に大規模な捜索を打ち切った。


❖どのような形で失踪してしまったのか?(憶測)

当時は大々的な報道がされて、連日、大量の捜査員で山狩りのごとく捜索範囲を拡げて捜索しましたが見つからず、ワイドショーやニュースでは、識者をよんで事件、事故の両面からの検証を行いながらの報道でしたが、見つからずに捜索は打ち切りとなりました。

当時よりは報道はされなくなりましたが、何かにつけて報道されており、失踪者の事件として、大々的に扱われて、皆さんの記憶に残っている時間だったかと思います。

それが3年が経過して残念な形にはなりましたが、ようやく親元に帰ってこれたということになりました。

最後に目撃された場所から、わずか600m先で骨の一部が発見されました。この場所は当時も捜索されたとの事ですので残念でなりません。

ここで気になる記事があります。女児は行方不明になってからまもなく死亡したとみられることです。

【独自】行方不明からまもないうちに死亡か 事故と事件の両面で捜索続く 山梨・道志村(2022年5月15日)

山梨県・道志村で見つかった骨とDNA型が一致した千葉県の小倉美咲さんは、行方不明になってからまもないうちに死亡したとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。
(中略)
死因や行方不明後の足取りは明らかになっておらず、警察は事故と事件の両面で捜索を続けています。


ここからは素人の憶測でしかないのですが、これらの報道だけで推察してみました。


❖(死因)転んで、石や岩にぶつかり脳挫傷で亡くなる

岩や石、樹の根などに引っかかって転んでしまい、運悪く頭を打ち亡くなってしまうということです。この場合であれば、捜査員の声に反応することができないと思います。

❖(死因)捜査員の『〇〇ちゃん』は怖い為、出てこれず衰弱死

捜査員の『〇〇ちゃーん』という掛け声をきいて、本人からは知らない人がたくさん呼んでいると思い、草むらなどに逆に隠れてしまい、そのうちに衰弱して死んでしまったというものです。

❖(死因)現場は険しい場所であるが、自分で行ってしまった

何で行ってしまったかはわかりません。例えば、綺麗な蝶が飛んでいて追いかけてしまった。他にキツネ、タヌキ、野ウサギを見つけて追いかけてしまった。いずれも気がついたら、森の奥に入り込んでしまい、どこだかわからなくなってしまったというものです。

道志村の生き物

自ら行ってしまったというのは、もうひとつあります。

北海道で不明の7歳男児、無事に発見(2016年6月3日)

北海道・七飯町で行方不明となった男児が無事保護された陸上自衛隊「駒ケ岳演習場」の宿泊施設内部。左のマットを使っていたという。

3日午前7時50分ごろ、北海道鹿部町の陸上自衛隊「駒ケ岳演習場」で、5月28日から七飯町の山林で不明になっていた北斗市の小学2年、田野岡大和君(7)が6日ぶりに無事保護された。軽い擦り傷はあるが、命に別条はない。

道警などによると、演習場の建物の中で、隊員が発見した。行方が分からなくなった場所から演習場まで約6キロ。大和君はヘリコプターで午前9時すぎに函館市内の病院に搬送された。両親が病院で身元を確認した。軽い脱水症状と低栄養状態だが歩行は可能という。詳しい健康検査を受けるため入院する。

建物は演習時に隊員の宿泊施設として使われていた。大和君は不明になった5月28日夜に演習場に着き、建物の中にあったマットを使って寒さをしのいだという。建物の外には水道の蛇口があり、「水を飲んで過ごした」と話している。
(後略)

もちろん両者と状況は違いますし地形も違います。そして建物があるなど、森深くではないと思います。ただし、男子と女子の違いがありますが年齢は同じです。そして特筆すべき点としては、行方不明になった場所から6キロ先にいたということです。

今回は椿荘オートキャンプ場から骨が発見された場所はキャンプ場から2つの峰を超えた枯れ沢というところですが、最後に目撃された場所から600mしか離れておりません。

枯れ沢とは、山と山の間の低い土地は山の水が流れ込んで小川や湿地になっています。その水を含んだ土地を「さわ(沢)」と言いますが、降水が少ない時期は、その沢の水が干上がり、ただの谷の底の草地のように見えます。そこを枯れた沢と表現しています。

女性でも7歳であれば、十分に「枯れ沢」のあたりに行くことはできると思います。ただし、現在は枯れ沢でも小川が流れていたと思われますので、上流から流れてきています。その証拠に、最初は頭蓋骨(4月23日)、運動靴(4月28日、29日)、肩甲骨(5月4日)、2つの骨の様なもの(5月11日)と登れば登るほど見つかっています。

❖ツキノワグマに襲われた

道志村にはツキノワグマがおりますので襲われてしまった可能性もあります。力は強く500kgくらいの物は動かしてしまうので、7歳の女児であれば、軽々引っ張っていくと思います。

十和利山熊襲撃事件(とわりさん くましゅうげきじけん)

2016年 (平成28年) 5月から6月にかけて、秋田県鹿角市十和田大湯(とわだおおゆ)の十和利山山麓で発生した熊害。ツキノワグマがタケノコ採りや山菜採りに来ていた人を襲撃し合わせて4人が死亡、4人が重軽傷を負ったほか、5人がクマを撃退して無傷であった。日本では記録に残るものでは史上3番目の被害を出した獣害事件と言われているほか[1]、本州においてはやはり記録に残るものでは最悪と言える獣害事件である。被害者を襲ったクマや食害したクマを複数確認しており、クマによる襲撃事件では稀なケースである。鹿角市の頭文字をとって「スーパーK」と名づけられた。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されること があります。

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特定外来生物「オオフサモ」大増殖で被害拡大 在来種や田畑に影響(2022年5月15日)

川や水路、遊水地に繁茂する特定外来生物「オオフサモ」による被害が、岐阜県の西濃地域で拡大している。輪之内町では昨年、繁殖被害を初確認したが、今春になって大増殖。川底にからみつくように群生して水流を妨げ、町内に生息する絶滅危惧種カワバタモロコの生息に支障を来すほか、周辺田畑の生産物の生育や収穫にも影響するため、町は「見つけ次第、抜き取って駆除してほしい」と協力を呼びかけている。

オオフサモはブラジル原産で、アリノトウグサ科の多年生水生植物。繁殖力が強く、茎が水中で分枝を繰り返して群生するほか、1センチほどの断片からも根を出し再生する。41都道府県で繁殖が確認されている。

特定外来生物指定の「オオフサモ」が岐阜県の西濃地域で拡大しているそうです。

特定外来生物は簡単に言いますと「1.繁殖し易い」、「2.周辺の生物を直接的、間接的に駆逐してしまう」、「3.駆除が困難」により、これ以上、在来の生態系を破壊させない為に販売、譲渡、移動を禁止する生き物なのです。

特定外来生物に指定されるということは、かなり拡散して在来生物に影響を与えている状態なのでひたすら駆除という対応になりますが、駆除だけでは費用や労力がかかるだけですし、完全に駆除することが困難である為、「何とか、この生き物を有効活用できないか?」という考え方に自然と傾いているのではないでしょうか。

しかしながら、『有効活用できることは何一つない』というのが結論であり、現実であります。

もし有効活用できるような生き物であれば、例えば何かの原材料にになる、燃料になる、緑化の手助けになるなど、何か流用できれば駆除といいますか、活用のために確保していき自然と個体数が減っていくのかなと思いますが、それができないのですね。

例えば「ニジマス」がそうかとおもいますが、「ニジマス」は放流などでイトウやオショロコマなどの在来魚と競合して影響を与えておりますが、初心者でも比較的釣りやすい「釣り」が人気ですし、釣り上げたニジマスを「塩焼き」にして美味しく食べることもできますし、養殖も釣り堀も盛んでして、よくスーパーの鮮魚コーナーに販売していると思います。

「ニジマス」は日本に明治時代の1877年にアメリカのカリフォルニア州から養殖目的で導入されました。 そこから100年以上の年月をかけ、特に北海道(1917年(大正6年)に導入)の自然水系にゆっくりと定着していきました。貴重な観光資源にもなっています。

従いまして環境省が発表している「生態系被害防止 外来種リスト」では、「ニジマス」は「産業管理外来種(適切な管理が必要な産業上重要な外来種)」としております。「産業管理外来種」とは、産業又は公共性において重要で、代替性がなく、その利用にあたって適切な管理が必要な生き物を指しております。

「ニジマス」を「特定外来生物」扱いにしますと、すでに経済活動に貢献している生き物ですので、人間側が困るということです。

また、つい最近は「ミシシッピアカミミガメ」や「アメリカザリガニ」に関しても、先ほど2022年5月11日に、家庭のペットとしてなら飼育などを例外的に認める規定を盛り込んだ改正外来生物法が11日の参院本会議で可決、成立しております。

この2種は、河川や池、沼などの自然水系の在来種に大きな影響を与えている生き物ですが「特定外来生物」扱いとすると、家庭で飼育している個体が大量に自然に放たれる危険性があるので、法律を捻じ曲げて例外扱いするというものです。

とにかく「外来生物法」は「経済活動」に影響を及ぼすかどうかを視点にしており、「環境保護」は二の次ですので、『ご都合主義の法律』と揶揄されてしまっても仕方がないところがあります。



※最後に
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吸血ヤマビル、奥山から人里に拡散…シカのひづめに潜み移動か(2022年5月13日)

人の血を吸って皮膚の腫れなどを引き起こす「ヤマビル」の生息域が、栃木県内で拡大している。元々は山中に生息していたが、シカやイノシシなどのひづめに潜んで拡散したといい、近年は人里や田畑にも出没するようになった。県は独自の対策マニュアルを作成し、服装対策や忌避剤の使用を呼びかけている。
(中略)
ヤマビルは体長約1~5センチで、山林に堆積(たいせき)した落ち葉など、日陰の湿った環境を好む。人の体温やにおい、わずかな振動などを感じ取ると、しゃくとり虫のようにはい回り、首や手首などから吸血する。感染症を媒介することはほぼないが、吸血の痕から出血し、1週間~1か月は赤く腫れるなどの症状が残る。
(中略)
県が4月に作成した対策マニュアルでは、長袖や長ズボンを着用し、ズボンの裾を靴下の中に入れるなどの対策を推奨。さらに、市販の忌避剤などをズボンにスプレーするよう呼びかけている。吸血された時は、食塩や消毒用エタノールなどをヤマビルにかけると、出血などを抑えてはがすことができるという。
ヤマビル2

うわぁー。『ヤマビル』には申し訳ないですけど気持ち悪いですね。私も1回だけですがヤマビルにやられたことがあります。

『ヤマビル』の何がいけないのか?といいますと、まず姿形が駄目ですね。そしてウネウネの動きもいけませんし、何といっても血を吸うんですからね。ただ吸われていても軽くパニックになりますが、血を吸って太った姿が、えげつない姿をしてますので、完全にパニック状態になりますね。

そして一番すごい能力が、人間を狙って(動物が呼吸する際に発する二酸化炭素に反応して)足元から這い上がってきて、服のすこしの隙間を狙って入り込んで血を吸う能力です。そして血が固まらない物質(※)を出しながら血を吸いますので、血を吸われていることに全く気が付かないのです。

※吸血時に麻酔効果、血液を固まらせない効果がある「ヒルジン」という物質を出すため、皮膚感覚が鈍くなり、気づかないうちに血だらけになります。

◆基本情報
名称   : ヤマビル
最大全長 : 2~5cm(伸びると7cm)
寿命   : 3~5年
活動期  : 4~11月
移動速度 : 1分に1m
被害   : 吸血
自衛   : ヤマビル忌避剤を足元につける
吸血時  : タバコの火を付けたり塩をかけたりするとすぐ取れる
       塩の結晶と飽和食塩水(もうこれ以上溶けない状態の塩水)
繁殖   : ※欄外
棲息場所 : 落葉の下の湿気の多い場所(里山)
餌    : 動物の血


『ヤマビル』は雌雄同体だが、他の個体との交接が無ければ産卵できないと考えられています。 産卵は5月~10月に行います。

なお、『ヤマビル』は吸血後産卵可能な状態となり、1個体の『ヤマビル』から1から9個の「卵のう」(卵の塊)を産み、1個の「卵のう」から1から8個のヤマビルが生まれます。1回の吸血から産卵・ふ化までは約2か月を要します。

ヤマビルが里山から人里におりてきて、どんどん増えてくるのでしょうか。登山、ハイキングも最近は趣味にされている方も多いので注意が必要ですね。


❖マダニ

マダニは8本脚からなる節足動物で、昆虫ではなくクモやサソリに近い生き物です。一般に家の中に住むダニ(イエダニやヒゼンダニなどの微 小ダニ)とは違って固い外皮に覆われ、大きさは吸血する前のもので約3~4mm、イエダニといった微小ダニ(大きさ は約0.2~0.4mm)の約8~10倍に相当します。

日本に分布するマダニのうち、フタトゲチマダニ、ヤマトマダニなどの約20種類が犬に寄生します。

マダニは、吸血するために地上1m位の植物の葉陰で野生動物や人を待ち伏せして、その体に付着します。そして比較的やわらかい部位の皮膚に咬み付き、セメント物質を分泌して固着した後に麻酔様物質の含まれた唾液を分泌し吸血します。

マダニの唾液には麻酔様物質が含まれており、咬まれた直後は気が付かないことが多いようです。2~3日すると掻痒感、灼熱感、軽度の痛みを感じる人もいますが感じない人もおり様々です。

たとえ気づかなくても、7日間ほど(10日間以上のこともあります)で飽血(満腹状態)すると、自ら離れます。

飽血したメスマダニは、地上に落下して産卵を開始。2~3週間の間に2,000個~3,000個の卵を産み、その生涯を終える。

マダニに噛まれますとセメント物質で固着したマダニは除去しづらく、皮膚科での処置が必要となる場合があります。また、マダニが媒介する感染症も存在します。


❖ノミ

ノミは、世界中に約2000種類が生息し、犬や猫だけでなくヒトにも寄生します。日本では、主にネコノミが犬や猫の体表に寄生します。

人畜に寄生するのは一部ですが、ノミ類は世界に分布する約2000種のすべてが吸血します。

ノミは、通常1~6日間で卵から孵化して幼虫になり、2度の脱皮をした後、蛹から成虫になります。ノミの成虫は、光や熱、二酸化炭素に反応して動物の体表に寄生します。

動物に寄生すると8分以内に吸血を開始し、36時間~48時間以内に産卵(1日平均30個)します。その後も体表上にとどまり、吸血と産卵をくり返して、通常1~2カ月で一生を終えます。ノミを簡単に駆除できない理由となっています。


❖(番外編)ナミチスイコウモリ

中南米(南米はほぼ全域)に生息しており、動物の血液を摂食するコウモリです。。哺乳動物から吸血する唯一の種類です(吸血するのは世界で3種類で他2種類は鳥類から吸血)。

なお、ほとんどのコウモリは虫を食べたり花の蜜を吸うだけで、吸血することはありません。

吸血の方法は、主に家畜の足などにかみそりのような門歯で傷をつけて、傷口から他の吸血動物同様に血液の凝固を唾液の成分で防ぎつつ、舌で舐め取ります。他個体は吸血のためにつけた傷を次々に再利用するため、コウモリの数に比してつけられる傷は見た目よりは多くありません。

コウモリが血を吸う量は少なく、獲物を殺すことはありません。コウモリの体には驚異的な武器が備わっていて、マムシのように獲物の体温を感知でき、驚くほど上手に走ったりジャンプし、そして、食事から30分以内に獲物から摂取した血液の水分の半分を尿として排泄できます。

チスイコウモリのメスは、不運にも獲物にありつけなかった仲間のために吐き戻した血を分け与える習性があります。これは緊急事態に対処する保険契約と言われていましてチスイコウモリは2晩続けて食事ができないと餓死してしまうからです。

また、ほかのメスに血を分け与えたことのあるメスは、血を与えたことのない自己中心的なメスに比べて、自分が腹を空かせているときに多くの血を分けてもらえるそうです。「持ちつ持たれつ」「ギブ・アンド・テイク」の関係なのですね。



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ミドリガメ、家庭飼育を容認 外来生物法改正案が成立(2022年5月11日)

外来種アカミミガメ(ミドリガメ)とアメリカザリガニについて、家庭のペットとしてなら飼育などを例外的に認める規定を盛り込んだ改正外来生物法が11日の参院本会議で可決、成立した。

広く飼育されている実態を考慮し、「特定外来生物」に指定されても一部の規制を適用除外できる新たな枠組みを設ける。

この2種は米国南部原産で、日本の在来生態系に影響を及ぼしており、アカミミガメは約160万匹、アメリカザリガニは約540万匹が飼育されているとの推計もある。現行法では、特定外来生物に指定されると飼育に許可が必要になるため、指定後に飼育中の個体が大量に自然に放たれて生態系への影響が拡大する懸念があった。

今回の改正では、特定外来生物のうち政令で指定された種類について、個人の販売目的でない飼育や個人間の無償譲渡を容認する一方、輸入や販売、放出を規制できるようにする。 

昔から慣れ親しんでいますが、実は日本国内の生態系に影響を与えて問題時でもあります「ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)」と「アメリカザリガニ」ですが、この度、家庭内で飼育する分には引き続きできることになります『外来生物法改正案』が成立いたしました。

従来あります『外来生物法』ですと、簡単に言いますと飼育(特別に申請して許可されれば飼育可)、販売、輸入、野外に放つ行為が禁止されております。

一般家庭で相当数飼われている「ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)」と「アメリカザリガニ」を『外来生物法』にあてはめてしまいますと、扱いに困り野外へ放つ行為が横行して、ただでさえ、現在、日本の生態系に影響を与えているのに、さらに野外で増えてしまう可能性があります。

そのまま『外来生物法』を適用してしまうのはよろしくないと、そこで法律の改正に踏み切ったのです。

ただ、今回『外来生物法改正案』が成立しましたが、具体的に何が決まったのか?あんまりよくわかりませんでしたので、環境省のホームページをみますと以下のようなことが書かれておりました。

【環境省】特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の一部を改正する法律案の閣議決定について

[2] アメリカザリガニやアカミミガメ対策のための規制手法の整備

(前略)なお、新たに指定する特定外来生物や、この新たな規制手法によって、一部を適用除外とする規制の具体的な内容については、本法律案が成立した後に、別途政令で定めますが、答申において「アカミミガメやアメリカザリガニのように、我が国の生態系等に大きな影響を及ぼしているにもかかわらず、飼養等を規制することによって、大量に遺棄される等の深刻な弊害が想定される侵略的外来種については、一律に飼養等や譲渡し等を規制するのではなく、輸入、放出並びに販売又は頒布を目的とした飼養等及び譲渡し等を主に規制する等の新たな規制の仕組みの構築や、各種対策を進める必要がある。」とされていることを踏まえ、引き続き検討を進めてまいります。

法律は成立したけど別途政令で具体的に決めていきますみたいなことが書かれていますので、何も決まっていないようにも見受けられます。

❖法制度概要

法制度概要ピラミッド

法制度概要

法制度はピラミッドの頂点の『憲法』があり、その下の『法律』が憲法の次に効力を持つルールです。

そして『政令』とは、憲法・法律を実施するために制定されるルールです。

そして最後に「引き続き検討」とありますので、まだ何も決まっていないのです。

おそらく記事に書かれているように「一般家庭での飼育は容認」として「販売や譲渡、野外に放つ行為」が禁止になると思われますが「一般家庭で飼う分には捕っていいのか?」、「書籍や教科書に載せていいのか?」「一般家庭でなく学校で教育として飼う分にはいいのか?」など、色々なことを取り決めていかなくてはいけません。

まだ何も決まっていませんので、具体的なルールの決定を政令で取り決められるのを待ちましょう。



※最後に
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都心のカラス、20年で3分の1以下に…生息数とゴミの量連動「人間のふるまいが翻弄」(2022年5月9日)

厄介者のイメージが強い東京都心のカラスが減っている。都などが対策を始めてから約20年で、3分の1以下になった。生息数の推移から透けてみえるのは、ゴミを巡る世の中の変化だ。
(中略)
都心のカラスは80年代から増え、2000年前後が最も多かった。都には01年度、「ゴミを散らかす」「鳴き声がうるさい」「襲われて怖い」など計3754件の苦情が寄せられ、社会問題化した。
(中略)
都は01年9月、石原慎太郎知事(当時)の号令で「カラス対策プロジェクトチーム」を発足。都内40か所の大きいねぐらを調べ、計約3万6400羽の生息を確認した。
(中略)
この増加と連動するのが、ゴミの量だ。「東京都清掃事業百年史」によると、23区の85年度の回収量は約397万トンだったが、90年度には約2割増(約480万トン)になった。
(中略)
「都市鳥研究会」は「経済成長に伴い、都心の路上に大量の食べ残しが生ゴミとして出された。カラスが食べ放題だったので繁殖した」と分析する。
(中略)
「東京二十三区清掃一部事務組合」によると、90年代から、飲食店を含む事業系ゴミの有料化の影響などで徐々にゴミの量が減った。2001年度は約352万トンだったが、20年度は約255万トンになった。
(中略)
カラスもゴミの量と連動するように減少。都が対策を始めた01年度と比べ、05年度はほぼ半減(約1万7900羽)し、20年度は約7割減(約1万1000羽)になった。
(中略)
防鳥ネットや蓋付きゴミ箱が普及し、「食べられるゴミ」も減った。今後、対策が徹底されれば生息数はさらに減るとみられる。カラスは小動物の死骸を食べたり、食べた植物の種をフンとして遠くに運んだりする。極端に減れば、路上が不衛生になり、生態系に影響を及ぼす恐れもある。

都心のカラスが減っているそうです。都心のカラスは2001年の3万6,400羽から2020年では1万1,000羽と7割も減少しているそうなのです。

新聞記事を見て、ではどうやって生息数をかぞえているのか?といいますと、カラスはもとより、野生の鳥の個体数を把握することはかなり難しいことなのです。

生息数は一定の限られた地域にいる野鳥を、短期間にいっせいに数えることで、その地域の個体数と見積るのが一般的な方法なのです。ところが鳥には翼があり、移動性に富んでいることから小規模な移動から大規模な渡りを行うため、特定の地域で調べた数とより広い範囲で調べた数では誤差がたいへん
大きくなるそうです。

東京で減っているけれど、東京から出て行っただけで東京以外の首都圏にいるのでは?と思いますが、全国規模のカラスの数の報告はほとんどなく、推定することは現状では困難なのです。

ただ「カラス対策プロジェクトチーム」や「都市鳥研究会」などの専門部隊が生息数をモニタリングしていますので、間違いなく減ってはいるんだと思います。

しかし、それが人間の出したゴミに量に連動しているとなると、最近の外来種問題といい、人間は生態系に影響を最も与える要素の一つなのだと改めて認識させられますね。

さて、東京におけるカラスの生息数は減っているそうですが、他の鳥は生息数どうなのでしょうか。ちょっと調べてみました。


❖インコ(倍増)

インド南部やスリランカなどが原産の外来種ワカケホンセイインコが、少しずつ生息数を増やしており、東京や神奈川を中心に、この30年で2倍近くの約1500羽になったそうです。

ワカケホンセイインコは1960年代からペット用に輸入され、その後、捨てられたり、逃げ出したりした一部が野生化しました。1969年に東京都心で初めて繁殖が確認された。全身が色鮮やかな黄緑で、尾を合わせた体長は30~40センチ。寿命は30年と長いのです。

棲息分布として、新潟や京都、宮崎など18都府県で生息が確認されましたが、現在は関東以外ではほぼ見られないそうで、都市部はタカなどの天敵が少なく、安全な公園などで繁殖できたのだろうとみられています。

ケヤキなど高木の樹洞をねぐらとすることが多く、柿などの果実や冬芽など、様々な植物を好んで食べるそうで寒さにも強く、日本の秋冬も耐えられます。

現在は目立った被害は出ておりませんが、今後の予測はできず、注意深く観察すべき鳥となっています。

❖スズメとツバメ(大幅減っている)

環境省は2021年10月25日に約20年ぶりに行った国内の鳥類の分布調査結果を公表しました。これが全国規模で実施した調査の最新情報です。

結果としましては、1990年代の前回調査と比べ、スズメやツバメの個体数が大きく減少したそうです。同省によれば「このままのペースで減少し続けると、将来的には絶滅危惧種に指定するなど対策の可能性が出てくる」とのことです。

調査は1970年代(1974~78年)、90年代(97~2002年)に続き3回目となりました。

今回は2016年から2021年にかけて、前回調査と比較可能な278種について1947地点の観測結果を基に、分布域の変化や個体数の増減などを調べました。

その結果、スズメの個体数は前回調査の3万1159羽から2万627羽に減少。ツバメも1万4978羽から8987羽に減った。餌となる穀類を作っていた農地が野菜を栽培する畑地に変わったことなどが原因とみられます。


❖ムクドリ(都市部で増えて、他では減っている)

近年では大集団を作って街路樹などを陣取り騒音や糞害で街を汚す迷惑な鳥となっています。駆除対策に乗り出している自治体も各地にあり、ハトやカラスより嫌われている鳥かもしれません。
しかしながらです。

田舎でスズメと同じくイネ科、タデ科、キク科などの小粒の乾いた種子を特に好み、稲や麦などの穀類の未熟な種子の胚乳を食べる害鳥であり半面、農作物に被害を出す害虫を好んで食べてくれるという益鳥という側面を持っています。

しかしながら、都市開発で森や林がなくなり、寝床をなくした結果、安心して休める場所、トンビや蛇など天敵に襲われない場所が減ってしまい、寝床がり、天敵の少ない都市部へ移動してきたのです。

それが、駅前や住宅街の街路樹という人間が密集する、人間から見ると目立つ場所なのです。

ムクドリが悪いわけじゃなくて、ムクドリの居場所を無くした人間のせいが大きいです。

ムクドリが増えているわけではなくて、田舎から都市部へ移住してきているのが正しいのです。

食性は雑食で、植物の種子や葉、果実も食べますが、昆虫や小動物が食生活の中心です。

一羽のムクドリは一年間に一万匹の虫を食べていると推測されています。日本は温暖多湿で植物や水が多く、昆虫たちにとっては快適な環境です。

もし数の多いムクドリの働きがなければ、私たちの周りに飛び交う虫ははるかに多くなり、農作物の被害は増えると思われます。

このため農耕中心の時代には益鳥として扱われ、農家ではムクドリたちに感謝し、彼らの好物の熟柿を梢に残してやったりもしていました。

本来は田舎にいて人間と共生していかなければならない鳥なのです。


❖ハト(増えている)

よく目にするハトのほとんどが「ドバト」と「キジバト」という名のハトです。特に都会では、公園や街角、またはビル群や工場などでも非常に多くのドバトを見かけます。

よく、公園などで人がエサをあげる光景や、人がこぼした食料を食べる光景を見かけてことがあるのではないでしょうか。

そんなハトですが自宅のベランダなどにハトが巣を作り、糞(ふん)などによる被害を訴える人が増えている。

理由の一つとして、鳩の繁殖力の高さが挙げられます。ドバトの繁殖期は3月から11月頃までと長く、その間で平均で5回、多い時で7回も卵を産むことがあります。近年は室外機や熱を発する機器の影響からか、温かい環境で生活できるため、冬場でも卵を産むといったケースも見受けられます。

また、人間の作った法律が増えている原因でもあります。それが「鳥獣保護法」です。
「鳥獣保護法」は、日本国内の鳥獣の保護と狩猟の適正化を図る目的で環境省によって定められている法律です。

この法律の対象となるのは野生の鳥類と哺乳類で、ドバトもこの対象に含まれています。そのため、駆除のために殺傷することはもちろん、捕獲したり卵を捨てたりすることも禁止されており、違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。

ドバトは狩猟対象でもないため、どんな場合であっても意図的に殺傷することはできません(キジバトは狩猟鳥獣として許可されています)。

ハトが減らない他の理由としては、鳩のエサになるものが多いという点が挙げられます。公園で鳩にエサをあげている光景はよく見かけますが、こういった行為は鳩が繁殖する大きな原因になります。

寄ってくる様子が可愛いからといって、ついついエサをあげてしまうことがありますが、周辺地域での鳩被害のことを考えなければならないのです。


※最後に
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最強最悪の外来種と言われております「ナガエツルノゲイトウ」ですが、この名前で調べると必ずと言っていいほど現れる植物がおります。

その名は「オオバナミズキンバイ」です。

琵琶湖や手賀沼では、まるで仲のいいコンビのように双方が見つかっております。

もともとはアクアリウム用に輸入されたものが捨てられたと考えられ、近畿地方を中心に帰化しています。

◆基本情報
【品種名】 : オオバナミズキンバイ
【外来種】 : たき火の跡からも発芽するという不死身の侵略性植物』と呼ばれる
【分類】  : ヒアカバナ科に属する北米南部及び南米原産の水生植物(多年草)
【草丈】  : 茎が0.8mまで伸びる
【分布地】 : 南アメリカ原産、北アメリカ、ヨーロッパ、アジアに分布
【開花期】 : 6月~10月
【冬場】  : 冬は地上部は枯れる(根が生きている)
【繁殖】  : 地下部でランナーを伸ばして芽を出す、千切れた葉や茎から芽を出す栄養繁殖
【特徴】  : 水辺の湿った環境を好む、日当たりの良い肥沃な条件が重なると爆発的に繁殖
【シーズン】: 4~10月(冬は地下の根だけとなる)

❖オオバナミズキンバイが最悪なのは以下の通りです。
 ・地中深く根付いて水草を簡単に引き抜くことができない
 ・わずかでも根が残ると生えてくる(燃やしても燃え残りが僅かにあれば生き返る)
 ・駆除した根や茎から繁殖する
 
外来種であるナガエツルノゲイトウとの混成群落が形成

ナガエツルノゲイトウとほぼ同じ植生ですね。
あの最強最悪と呼ばれるナガエツルノゲイトウに割り込んで混成群落(※)を形成するのです!!!
そしてナガエツルノゲイトウの群落に割り込み、占有してしまうほどの強靭さがあるのです!!!


1回の除草では再び生えてくるそうで、何度か除草しないといけないそうです。群落になると、重機を使用して除草しないといけないので多額の費用がかかるそうです。

※一定範囲の場所に生成し互いに繋がりのある植物の個体群全体を指す。

❖琵琶湖の対策事業費

平成26年には6千4百万円でしたが、最高で平成28年の3億6千万円、少し落ち着いて令和1年は2億4千万円になっています。
過去の事業費

近畿を中心に全国的な拡がりを見せている(水鳥)
2005年、和歌山県日高川町で最初の野生繁殖が確認され、2007年には兵庫県加西市のため池で野生化、2009年には琵琶湖の赤野井湾(滋賀県守山市)でも見つかり、琵琶湖でも急速に拡大しました。2017年に手賀沼(千葉県)で野生化が確認されました。

琵琶湖下流にあたる淀川で、2017年度に最初に確認されていて川に流れて拡大しております。

そして全国的な拡大を危惧される証拠として、琵琶湖畔の水鳥の糞の中から多数のオオバナミズキンバイの種子が見つかったのです。そのことは水鳥による種子の長距離散布の可能性を示唆しています

❖ナガエツルノゲイトウの被害が有名な所【2021.12.25】追記

・琵琶湖
 琵琶湖では、外来種の水草オオバナミズキンバイとナガエツルノゲイトウが群生して、在来水生植物の生息域を脅かすだけでなく、群落が水底への日光を遮るため、水生動物の卵や稚魚などが死んでしまったりと問題になっています。

 岸沿いの水面を広い範囲でおおってしまうことがあり、船舶の航行障害や漁具への絡み付きといった被害が発生していることに加え、瀬田川等を通じた下流域への流出、ナガエツルノゲイトウの農地への侵入が確認されています。また、水質や水産資源への悪影響、湖畔の植生への影響などが心配されています。

・印旛沼
 ナガエツルノゲイトウやオオバナミズキンバイなどの外来水生植物が印旛沼及び手賀沼とその流域河川で急速に繁殖しており、水質・生態系などへの影響や農業・漁業被害などが懸念されています。

貴重な定着データとしましては、琵琶湖南湖の赤野井湾地区で2009 年12 月に約142 ㎡の生育が確認され、2012 年12 月には約22,435 ㎡と、3年間で約160 倍の面積に分布を拡大し、南湖のほぼ全域にまで広がったそうで、まさに驚異的な繁殖力であります。

そんな最強最悪の外来種を根絶した国「イギリス」
どうやって根絶するのか想像もつかない最強最悪の称号をもつ「オオバナミズキンバイ」ですが、そんな最強最悪に立ち向かって根絶していった国が「イギリス」なのです。日本も見習ってノウハウを共有してもらって根絶に向けて対策をとりたいところです。

最初にオオバナミズキンバイの野外定着が最初に確認されたのは1998年でした(イングランドを含むブリテン島)。

まず、2001年より2007年まで毎年ボランティアの手作業による除去を行ったそうです。その結果,2007年時点で生育面積をある程度押さえ込むことはできたそうですが根絶には至らなかったのです。

そこで環境庁に相談し,公的研究機関から除草剤使用についての助言をしてもらいました。

助言を踏まえ、水系への影響を避けるため、除草剤(グリホサート)を噴霧するのではなく植物に塗布する方法を取ったそうです。

2008 年 7 月および 2009 年 7 月にそれぞれ1日除草剤(グリホサート)の塗布(※)を行い、その後観察を続けた結果2010 年には根絶状態となったそうなのです。

※日本の琵琶湖沿岸における外来水生植物除去事業において除草剤使用が避けられていることと対照的である。今回訪問した現場では二カ所とも除草剤を注意深く活用して効果を挙げていた。特に除草剤の周辺生態系への影響を極力抑えるため、除草剤を散布するのではなく対象植物に塗布するとの方法を取ったことが注目された。その合理的な除草剤活用は日本においても検討されるべきと考える。

2010年にイギリス環境・食糧・農村地域省の下部機関である外来種事務局により、オオバナミズキンバイが野外放出禁止になりました。

特に法改正で、定着した侵略的外来植物への管理義務は,当該土地の所有者及び占有者(以下「土地所有者等」)にあると法律上明確に定義されていることも大きいと思います。日本の定着した侵略的外来植物への対応は任意であること(あやふや)と対照的です。

オオバナミズキンバイの局地的根絶についての報告は世界的にも少なく、イギリスにおける 10 ヶ所での局地的根絶(2015 年時点)は画期的なことと言えます。
日本においてもオオバナミズキンバイの拡散が確認されているため,新規確認箇所において早期に対応すれば局地的根絶は可能であるということは日本にとっても重要なメッセージと言えます。



※最後に
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※2022.05.28更新(救命いかだの設備義務化へ)

寒冷地の救命設備に課題 「救命いかだ」は予算面で普及進まず(2022年5月1日)

北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故を受け、寒冷地で運航する観光船の救命設備について課題が浮かんでいる。今回の事故現場は海水温が低く、乗客が救命胴衣を着ていても命にかかわる状態に陥ったとみられるためだ。専門家は地域ごとの事情に応じた設備の必要性を指摘している。
(中略)
カズワンは総トン数が19トンで、20トン未満の「小型船舶」に該当する。沿岸区域を航行する小型船舶の場合、乗船できる最大人数分の救命胴衣に加え、膨張式の「救命いかだ」か「救命浮器(ふき)」を備え付けるよう、小型船舶安全規則で義務付けられている。
(中略)
今回事故に遭ったカズワンは救命浮器を備えていたが、救命いかだの搭載は確認されていない。事故時の現場付近の水温は2~3度だったとみられ、浮器につかまっていても15分から30分で低体温症に陥り、意識を失うという。
(中略)
救命いかだの購入費は小型船舶用でも、1点約50万円かかる。一方で救命浮器は約10万円で、費用面から救命いかだの普及が進まない実情がある。
(中略)
公益社団法人・日本水難救済会(東京都千代田区)の遠山純司常務理事は「水温の低い状況で起きた今回のような事故では、救命胴衣があっても海に飛び込むのは厳しい。地域事情に即した対応が不可欠であり、寒冷地の観光船事業者は旅客が水につからず安全に救助を待つことができる方法を早急に検討すべきだ」としている。

知床観光船の海難事故では、海に投げ出された後に、海水温度が2~3℃でしたので、30分程度で低体温症にかかり、動けなくなったところを荒れた三角波にのまれて溺死してしまったと想定されています。

※進行方向の異なる二つ以上の波が衝突したときにできる波高が大きく峰のとがった波。 台風時の海に典型的にみられ、航海中の船舶にとってきわめて危険。

今回の知床観光船では、救命胴衣を備えていましたが、寒冷地における低水温には効果が全くないものだったのです。

夏場の気温は最高気温でも25~30℃、水温は15~20℃となります。

夏場でも水温15~20℃の場合は低体温症で意識不明に至るまで2~7時間、死に至るまで2~40時間となりますので、最長時間で考えても意識不明まで7時間、死に至るまで40時間であり、今回の海難事故発生は4月23日で、今日が5月3日ですので、240時間が経過しており、残り12人は夏場でも絶望的です。

夏場の状態で仮定しますと、4月24日発見(24時間経過)の最初の10人、4月25日(48時間経過)の子供、4月28日次の3人発見(96時間経過) ですが、助かる可能性があるのは最初の10人だけであり、実はとても危険なツアーであることがわかりました。

寒冷地では、救命胴衣は全く意味をなさないということで、そこで浮上してきますのは「救命いかだ」の存在です。ただし、この救命いかだを設置するとなりますと、コスト面での障壁と設置面の障壁があるかと思います。



今回の知床観光船『KAZUⅠ(カズワン)』は、定員65名ですので、上記楽天で見つけた救命いかだが4人乗り1点30万としますと、最低17台は必要となり、30万×17台で510万円となります。

決して高いわけでもありませんが、本来は海難事故は頻繁に発生するものではありませんので、壊れたり劣化したりした場合に備えて、買い替えなどで維持していかないといけません。

そこで、運行ルールを見直して対処しようという動きがありました。

「複数船で出航」厳格化検討、「知床遊覧船」と同業3社がルール見直しへ…沖の気象状況も考慮(2022年5月2日)

(前略)
協議会関係者によると、現在は出航の可否を港周辺の天候で判断しているが、沖の気象状況も判断材料とするようルール化する。また、カズワンが単独航行して事故に遭ったことから、万が一の場合に救助できるよう、複数の船での出航を厳格化することも検討する。
(中略)
協議会は会長(現在の会長は事故を起こした知床遊覧船の桂田社長)を交代させた上、新たな会長の下でルール変更の協議に着手する方針だという。

複数の船で運行するのであれば、万が一の事態でも救助が海上保安庁に連絡して待つよりも早い救助ができそうです。

ただ、現在はどうなのか?わかりませんが、ビジネスの観点から言いますと同時の複数の船が出向となりますと、お客の数が偏ったりする可能性もあります。微妙に運行時刻をずらすことによって、お客の数が分散していたのに、同時出向となりますと、少ないパイの奪い合いになりかねないということです。

同時出向とは書いていませんので、具体的にどのような運行を同業3社が行っていくのか見守っていきたいと思います。

❖寒冷地の小型旅客船 「スライダー付き救命いかだ」搭載義務化へ【2022.05.28】追記


救命いかだを一定の水温を下回る海域での設備を義務化する方向になりました。

寒冷地の小型旅客船 「スライダー付き救命いかだ」搭載義務化へ(2022年5月27日)

北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故を受け、国土交通省は寒冷地など水温が低い海域で運航する小型旅客船を対象に、避難する際に海に入らなくてすむスライダー付きの救命いかだなどの搭載を義務化する方針を固めた。27日に開かれた有識者による事故対策検討委員会の第3回会合で案を提示し、おおむね了承された。ただ国交省によると、小型旅客船に対応したサイズでスライダー付きの救命いかだはないといい、今後国内メーカーとともに開発を進める。
(中略)
検討委でも、体が水につからない救命いかだの義務化を求める意見があり、国交省は一定の水温を下回る海域での救命設備として義務化する方向としている。
(中略)
国交省は27日の会合で、陸上との通信手段についても見直し案を提示した。これまでは船舶安全法に基づき、衛星電話や無線のほか、携帯電話も航路で通話可能な場合に限り認めていた。しかし見直し案では、携帯のみを通信手段とすることは認めないとした。
(中略)
さらに国交省は小型旅客船に対し、非常時に救難信号を自動発信する非常用位置指示無線標識「EPIRB(イパーブ)」の搭載も原則として義務化する方針も示した。

救命いかだだけでなく、携帯電話の通信手段としての禁止、そして、EPIRB(イパーブ)の採用です。

EPIRBは船舶が遭難した際に、本船から救命艇や救命いかだに持ち込むか、船舶が沈没などでEPIRBの水圧センサーにより本体が自動離脱して、遭難信号を発信して非常事態を地上局に伝達させる重要な機器です。 手動または自動で送信することができ、遭難信号はCOSPAS/SARSAT衛星を経て各国で設置している地上局が受信し、船名や送信場所などを解読し特定することができる機械です。

これで、今回のような「知床観光船」の捜索ももっと早く位置を特定できますし、沈没地点から潮の流れを測定して、遠くに流される前に遭難者を見つけることができるかもしれません。



※最後に
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『ウサギの島』。

なんでも野生のウサギがたくさんいる島があるそうで、その島に行くと野生のウサギがあちこちにいるので餌付けができるそうです。そんなウサギ人気の島は広島県竹原市の大久野島(おおくのしま)というところだそうです。

そんなウサギの島に今問題になっていることがあるそうです。

「ウサギ島」ピンチ、観光客が放置したエサで「天敵」増える矛盾(2022年5月1日)

数百匹の野生ウサギが生息し、「ウサギの島」として人気を集める広島県竹原市の大久野島でカラスやネズミなどの害鳥や害獣が増えている。観光客が持ち込んだウサギの餌の食べ残しが原因とみられ、ウサギのために与えた餌が「天敵」を増やすという矛盾にあえぐ。
(中略)
大久野島のウサギは、島内の小学校で飼育されていた数匹が1970年代に放たれ、野生化して増殖したとされる。開設された国民休暇村のシンボル的存在として人気を呼び、市のPRもあって観光スポットになった。観光客らがSNSなどで「ウサギ島」と紹介したことで知名度が上がり、2013年に約12万5000人だった観光客数は、19年には約28万9000人に膨れあがった。かつて旧日本陸軍の毒ガス兵器工場があり、今も各所に遺構が残る島だが、今では「ウサギ島」の愛らしいイメージが定着している。
(後省略)
大久野島のカイウサギ

『野生のウサギ?』

新聞記事には「島内の小学校で飼育されていた数匹が1970年代に放たれ野生化して増殖」という文がありますので、野生のウサギでなく野生化した国内外来種か外来種といったところなんですね。

大久野島すべてのウサギは、外来種のカイウサギ(家畜化したアナウサギ)が野生化したものだそうです。 なお、カイウサギ(アナウサギ)は国際自然保護連合により世界の侵略的外来種ワースト100に指定、日本では外来生物法で重点対策外来種に指定されている、やっかいなウサギでもあります。

そして、その一方でカイウサギは世界中から関心と愛着を持たれる種でもあるのです。

観光客が『ウサギの島』をSNSで紹介したことで人気に火がついて、新聞記事にある通り観光客も右肩上がりなんです。

❖かつては「毒ガスの島」

そもそも、大久野島では昭和初期から旧陸軍による毒ガス製造が行われており、びらん剤や血液剤などの毒性・耐性・暴露実験にウサギが用いられていたそうで『毒ガスの島』で有名なんだそうです。

大久野島に旧陸軍の毒ガス製造所(正式名、東京第2陸軍造兵廠忠海製造所)が開所したのは、1929(昭和4)年5月19日。旧陸軍は第1次世界大戦(1914~18年)中から毒ガス兵器の研究に着手しており、25年にドイツの科学者メッツナー博士を招いて開発を進め、致死性の毒ガスの合成に次々と成功したのです。

主に製造されていたのは、皮膚にただれを起こす糜爛(びらん)性の毒ガス「ルイサイト」。島では他にも同じくびらん性でそのカラシ臭からマスタードガスとも呼ばれる「イペリット」や、青酸性、催涙性のガスが製造されていたのです。

そんな戦争の歴史を払拭したかったとかではなく、単に野に放たれて増えたウサギの人気に火がついて『ウサギの島』として有名になったそうです。

❖カイウサギの生態

・繁殖力が高く、年に3から5回、1産で1から9羽の仔を産む。1羽のメスで年間20から25羽産む。
・死亡率は1歳までに90%以上。成獣の生態的寿命は2歳まで、6歳を超えない。
・草食性。
・繁殖のため地下に掘った穴や地表の巣で生活する[4]。
・行動範囲は0.2haから10ha。縄張りを持ちコロニーを形成する。1日中活動するが夜間のほうが活発的。大久野島では夏の暑い時間帯はほぼ活動しない。

❖カイウサギの被害

自生している植物を食べすぎて裸地(らち※)になります。風雨による土壌の浸食・流出が引き起こされ、裸地化が進行してしまいます。

※草木が1本も生えておらず、岩や土がむきだしになっている土地(地面や場所)のことです。

❖被害・・・自生している植物を食べる

カイウサギの被害として、自生している植物を食べて、その土地が土むき出しの状態となることですが、これはブラックバスやブルーギルなどのように在来種を食べつくしてしまうような被害ではありません。

間接的に植物をエサとしている動物や昆虫などを減らしていることが考えられますが、大久野島では、そのような報告はあがっていません。

例えば、石川県輪島市の七ツ島では、地面に穴を掘って巣をつくるオオミズナギドリの巣穴を占拠。また食害でノアザミなどの植生が破壊されて裸地化が進み、鳥類の生息環境も悪化したそうです。

❖被害・・・農作物を食べてしまう

もうひとつ、カイウサギの被害としては農作物をたべてしまうことが挙げられます。こちらは農業被害による経済的損失となります。

例えば、奄美大島と徳之島では農作物被害が散見され始め,特にタンカン樹に対する食害(剝皮や樹葉の採食)は被害樹の枯死や収量低下をもたらしているそうです。

❖動物園のように飼っている

大久野島では農業被害の報告がなく、生態系に影響を与える報告もあがっていません。エサとなる植物もないので人からもらうエサに頼っているのです。この辺りが外来種問題として目くじらたてて「外来種駆除」とはならないのかもしれません。

実際には動物園の放し飼いみたいな感じで身近にいる野ウサギに触れあえるということなのです。
島全体が動物園となっているのです。

❖ウサギのエサを狙ってカラスやネズミがくる

大久野島では観光客が持ち込んで与えるエサを食べに天敵であるカラスやネズミが増えているそうです。ネズミはウサギの穴に入り込み、ウサギの子供を捕食します。カラスも飛んできて捕食するのです。

まぁ、皮肉なものですが、人間様の都合通りに生き物たちは動いてくれないということです。ウサギを守るために対策をしないといけません。



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※2022.05.04更新(イマーションスーツ追加)

今年は2月のシドニーサメ襲撃事件、そして4月の知床観光船海難事故とウェットスーツが脚光を浴びる年(勝手に決めつけているだけです)と感じます。

そこで、海で死なない為のウェットスーツをかき集めてみました。

❖サメに噛みつかれても致命傷を負わないウェットスーツ
サメの襲撃事件があると、必ず出てくるのが確率論なるもので、よく自動車事故(84人に1人、アメリカ発表)より、サメの襲撃事件(3,748,067人に1人、アメリカ発表)によるものがはるかに死亡リスクが低いというものです。

日本においては、ハチの刺される死亡事故は年間17~18件、一方、サメの襲撃による死亡事故どころか負傷事故も年1回あるかないかです。

しかし、そんな確率論はどうでもよく、過去にサメの襲撃で亡くなられた方もおりますし、自分が襲われて死んでしまった場合を想像しますと、サメに手足などを噛みちぎられて痛い感覚の前に、圧倒的な恐怖の中で死んでいくということです。

ハチの場合はいきなり刺されてアレルギー反応(アナフィラキシーショック)で苦しむことはあっても、サメのようにプラスして恐怖(死への恐怖はあるかもしれませんが、襲われることへに恐怖はない)して死んでいくということはないのです。

サメの襲撃では、いきなり襲ってきますので海の中で対処するというのは非常に難しいと思います。最初の一撃で致命傷に近い傷を負わされるのです。そんなサメに噛まれても守ってくれるウェットスーツはないのでしょうか。

❖サメ除けのウェットスーツが販売

サメに噛まれても致命傷を負わないスーツの前に、まず先に2013年にサメ除けのウェットスーツが販売されました。

企業家のハミッシュ・ジョリーとクレイグ・アンダーソンの両氏が経営する研究企業「シャーク・アタック・ミティゲーション・システムズ」は、豪ウエスタンオーストラリア大学の海洋研究所と協力して、ダイバーやサーファーをサメから守るために設計された2種類のウエットスーツを開発したそうです。

アンダーソン氏は「これは、捕食性のサメの視覚系に関する画期的な発見に基づいている」とAFPに語っています。「われわれはこの新発見を応用し、基本的にサメの視覚系に錯覚を生じさせる素材の開発に成功した」とも力説しております。

1種類目の青と白の「イルード」モデルは、ダイビングやシュノーケリング向けのデザインで、サメの光覚(光の刺激に対する感覚)と色覚異常に関する研究成果を応用し、「水の柱の中に身を隠すことができる」とアンダーソン氏は話しています。

また、主にサーファー向けの「ダイバーター」モデルは、サメが自然界の危険信号として知覚するものに基づき、「不快な食べ物」を装うための白黒の太い横縞模様が付いている、とUWAの研究者のショーン・コリン氏は説明しています。「生物界の動物の多くは、有毒動物を避ける。捕食の対象になる有毒動物は、何らかの形で『自分を食べるな』という信号を発している。縞模様には、この信号が明白に表れている」と言っておられます。

うーん、やはりサメに襲撃されて噛みつかれるのはゼロでないので、やはり噛みつかれても大丈夫なスーツがいいですね。


❖サメの襲撃でも大丈夫なウェットスーツ

そんな願いを叶えて開発されたのは、防サメウエットスーツ「シャークストップ(Shark Stop)」です。

この軽量なのに、鋼の8~15倍の強度をもつ超高分子量ポリエチレンを組み込んだ素材がサメの脅威から、あなたの体を守ってくれるというのです。

4年の基礎研究を経て開発されたというシャークストップは、超高分子量ポリエチレン・ナノファイバー(UHMWPE)という素材でできているそうです。

本当に大丈夫なのか?噛まれても守ってくるのか?という疑問には研究者たちが答えてくれています。

フリンダース大学の研究者によって性能試験が行われて、その結果が査読付きの学術誌で発表されているそうです。

その試験というのは、実際にサメに噛ませても、その強力な咬合力に耐え、たとえ最悪の襲撃であってさえも、ちくっと痛みを感じる程度の穴が開くだけだということです。試験の様子は動画でも公開されています。ただ、流石に人体実験はできませんね。

「いやーよかった!よかった!これを着ていればサメに襲われても大丈夫だね...。」とは、ならないですね。

何せ、3メートル以上、運が悪ければ5メートル以上の凶暴なサメが襲ってくるわけですから、いくら鋼鉄のウェットスーツを着ていても、襲われたらパニックになること必須です。

ウェットスーツテスト

サメの襲撃により命取りになるのは大腿動脈に傷がついたケースだそうです。そうした致命傷になりやすい部位に効果的にUHMWPEが採用され着用者の生命を守るのです。

ただ、せっかくの防御力であっても鎧のような着心地では何もかも台無しですので、シャークストップは体の動きを邪魔しないよう、非常に柔軟な作りになっています。

防サメウエットスーツ「シャークストップ」は、クラウドファンディング「Kickstarter」で支援を募集して目標金額に達成したため、販売しているそうです。

この防サメウエットスーツ「シャークストップ」が欲しい人は、795豪ドル(約65000円)からの支援で入手できるそうです。ダイビング用とサーフィン用があり、厚さも2~7mmから選ぶことができるのです。

厚さ2mmだと大丈夫なんですかね。私なら迷うことなく7mmを選ぶと思います。そもそもサメの多い海になんてはいりませんけどね。あと、ワニでも大丈夫ですかね。

❖真冬の海でも凍死しないウェットスーツ
真冬の海に何も装備せずに投げ出された場合、水温5℃以下では30分で意識を失い、命はもって90分です。もし、知床観光船海難事故のように、海に投げ出された週間から死へのカウントダウンとなります。

そんな真冬の海に投げ出されても命を守ってくれるウェットスーツは「ドライスーツ」です。

「ドライスーツ」は北海道などの寒冷地のみで使用される保温性最強のスーツです。また「ドライスーツ」の名前のとおり、身体を濡らさずにダイビングを楽しめる、画期的なスーツでもあります。

特徴はスーツ内の空気の層で保温をするので、ウエットスーツと比較して格段に保温力が高いのです。その保温力は水深や水温に関係ながくあたたかいのです。また体が濡れないのも「ドライスーツ」ならではです。

ただし、「ドライスーツ」にはいくつかのデメリットがあります。ウェットスーツと比べると沈むためにウエイトの量が1.5倍~2倍程度になり、身体も動かしにくくなります。また、常に水没してしまう危険性と隣り合わせになります。値段的にもウエットスーツの2倍以上の10万円~30万円ほどで高価です。

そして万が一スーツの中に水が入ってしまったら、スーツの中から水が抜けないのです。つまり、ゴム風船に水を詰めた状態になる、ということです。

ウェットスーツの場合、水が入ってきても足首などから抜くことができます。しかし「ドライスーツ」はブーツと一体になっているため、溜まった水が抜けないのです。

そうなると、着用している人の体重や「ドライスーツ」自体の重さで沈んでしまいます。

真冬の海に投げ出された場合は「ドライスーツ」だけじゃ沈んでしまいますね。プラスで「ライフジャケット」など浮力を伴うものが必要なのですね。

❖真冬の海でも凍死しない救命スーツ【2022.05.04】追記
真冬の海に何も装備せずに投げ出された場合、水温5℃以下では30分で意識を失い、命はもって90分です。もし、知床観光船海難事故のように海に投げ出された週間から死へのカウントダウンとなります。

最初に「ドライスーツ」を紹介しましたが、あくまでダイビングをするためのウェットスーツですのでで長時間の保温が難しいのです。

真冬の海でも長時間浮いていられる救命スーツがあるのです。

それは「イマーションスーツ」と呼ばれるもので「水温0度の海でも6時間保温できる」という想定で設計されています。もともと北太平洋・ベーリング海の漁師のために作られ、南極観測船「しらせ」でも使われているそうなのです。

❖イマーションスーツの特徴

・ライフジャケット不要・・・浮くことができます!
・十分な保温効果・・・6時間保温(体温2度低下)できます、それ以上はどうかというと?
・簡単着用で着心地快適・・・2分あれば着ることができます!

イマーションスーツの最大の特徴は何といっても保温効果ですけども、水温0℃で6時間保温(体温2度低下)できることです。保温スーツといっても6時間後は体温が2度低下しますので長時間命を保証してくれるわけではありません。6時間以上のテストもしていると思いますが見つけられていませんので、そこは探していきたいと思います。

❖深海に落ちても死なないウェットスーツ
先に言いますと、ウェットスーツでなく「潜水服」になります。

正しくは「大気圧潜水服」といい、潜水士が素潜りやスクーバダイビングより深く深海を潜水するために身に着ける潜水用具です。水や水圧の影響を受けないよう硬くて機密性のある全身を覆う形状をしています。

イギリスのオーシャニアリング社が開発した宇宙服を思わせる潜水服JIMは、オペレーターを地上と同じ1気圧の状態 のままで深海に懸垂沈降させるというユニークなものです。

これまで北極圏の氷山の下での困難な作業、340mの深度 での建設および補修作業など、高性能のマニピュレーターを駆使して、数々の実績を残しています。



※最後に
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