【続報】エンジンカッターが首付近に接触した25歳の男性が死亡 丸亀市の小学校改築工事現場で事故(2024年6月6日)
きょう(6日)、香川県丸亀市の小学校改築工事現場で、作業していた男性の首付近にエンジンカッターが接触し、死亡しました。
警察によりますと、きょう午前9時40分ごろ、丸亀市土器町の丸亀市立城東小学校の改築工事現場で、香川県多度津町の会社員の男性(25)が、埋設している配管をエンジンカッターで切断していたところ、エンジンカッターが首付近に接触して負傷し、救急搬送されましたが、正午前に病院で死亡が確認されました。
死因は出血性ショックだということです。
警察によりますと、配管はプラスティックと金属の混合したもので、エンジンカッターは全長72cm、先端に直径34cmの円盤型の刃がついているということです。
警察は、エンジンカッターで切断作業中に反動で跳ねかえり、刃が首付近にあたったのではないかとみて調べています。
※警察は当初、電動カッターと発表していましたが、その後警察への取材でエンジンカッターであることが分かりました。
痛ましい事故が発生しました。
エンジンカッターを使用していた作業員が作業中に刃が跳ね返り、首付近にあたって出血死となったのです。とにかく跳ね返って当たった所が悪かったです。首ですから。
頸動脈を大人の握力(30~50程度)で首を絞められると、5秒~7秒程度で失神するといわれています。 この数秒の間に解除しなければ意識を失います。怖いですね。
また、成人の体には約4~5L(体重のおよそ8%)の血液があり、出血によって1L以上の血液が失われると生命に危険が及びます。
出血量が循環血液量の10%以内であれば脈拍数がわずかに増加する程度ですが、10%以上になると様々な変化が出現してきます。
一般に20%が急速に失われると出血性ショックという重い状態になり、30%を失えば生命の危機に瀕するといわれています。成人の全血液量は、体重の約1/13で、男性1キログラムあたり80CC、女性1キログラムあたり70CCと推定されています。
一般に20%が急速に失われると出血性ショックという重い状態になり、30%を失えば生命の危機に瀕するといわれています。成人の全血液量は、体重の約1/13で、男性1キログラムあたり80CC、女性1キログラムあたり70CCと推定されています。
出血性ショックの症状が現れると、2時間以内に治療しないと多臓器不全を起こして死亡する可能性があります。出血性ショックから死亡までの中央値は約2時間と言われています。
伊藤さんは、右の首元を切るけがをしてドクターヘリで病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されたそうですから、ちょうど中央値になります。
とにかく、頸動脈を切りますと命の危険があるということです。
※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
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