竜ヶ崎竜之介のスマホ閲覧で通勤通学を有意義にするプログ

アクアリウムを中心として、他にもホラーやパソコンなどの趣味や仕事、他に日常の出来事について好き放題書いていこうと思います。虎ノ門虎之助でメダカのプログを書いていますが、他のことも書きたくなりましたので新しいプログを立ち上げました。

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カテゴリ: 生き物、外来種


1日に10センチ伸びる脅威の雑草、沖縄で拡大「お手上げ状態」 世界のワースト侵略生物(2022年12月16日)

つる性植物で特定外来生物のツルヒヨドリ(キク科)が沖縄県金武町や恩納村、宜野座村、名護市内の5地域(名護、久志、羽地、屋部、屋我地)などで白い花を咲かせているのが15日までに確認された=写真。ツルヒヨドリは「世界の侵略的外来生物ワースト100」にも挙げられ、つるが1日に約10センチ伸びるとされている。

11月21日には名護市我部や饒平名の畑地周辺、山裾の群生地に両区長らが除草剤を散布した。昨年よりも範囲を広げて群生しており、対応に苦慮している。

5年前から開花期に除草剤散布している我部区の眞喜志克也区長は「畑近くでは地主の理解と協力がなければ散布はできない。年々広がっており、どう対策すればいいのか」とお手上げ状態だ。饒平名区も悲鳴を上げている。大城將計区長は「パイン畑やサトウキビ畑の近くでは散布はできない」と頭を悩ませている。

ツルヒヨドリは落花し結実すると、綿毛に付く種が風で広範囲に飛んで広がる。開花して範囲が確認できる今の時季に対策を講じなければ、来シーズンは範囲が今以上に広がる可能性は高い。

最強最悪の外来種が猛威をふるっているそうです。その名を「ツルヒヨドリ」というんだそうです。

中南米原産の植物で公園、農耕 地、林道脇、河川、湿地等のさまざまな環境に侵入・定着しています。ただし、中南米原産ですので、暖かい所というのが条件になっていますので、沖縄本島の被害が酷く、離島の石垣島や西表島などにも存在が確認されているそうです。

「ツルヒヨドリ」の名前の由来は、蔓(ツル)性の植物で、花がヒヨドリバナの花に似ていることからだそうです。

◆基本情報
【品種名】 : ツルヒヨドリ
【外来種】 : 『Mile-a-minute weed(1分で1マイル広がる雑草)』という異名を持つ
       ※1マイル=1.609344 キロメートル
【分類】  : キク科に属する中南米原産の多年草
【草丈】  : 茎が20mに達する(蔓が1日に10cm伸びる)
【分布地】 : アジア、オセアニアに分布(日本は沖縄に分布)
【開花期】 : 11月~12月
【冬場】  : 枯れない(成長が止まるのみ)
【繁殖】  :開花し結実し、綿毛に付く種が風で広範囲に飛ぶ
       千切れた茎から芽を出す栄養繁殖
【特徴】  : 蔓をからませて他の植物を枯らす、1株で25m四方に広がる
【シーズン】: 1年中
ツルヒヨドリ

「ツルヒヨドリ」は、他の植物を覆いながら生育するので、覆われた他の植物には日光が当たらなくなりますので枯れてあしまいます。在来種、農作物が被害を受けております。

「ツルヒヨドリ」は、世界の侵略的外来種ワースト100にあげられており、特定外来生物の指定を受けています。自生している場所からの持ち運び、栽培、他の場所に飢えることは禁止です。

違反しますと個人ですと3年以下もしくは300万円以下の罰金が科せられます。

❖被害

「ツルヒヨドリ」の1つの株は、1年間で25m四方に広がってしまうため、農作物にも大きな被害を及ぼす可能性がありますし、除草剤を散布する(元々ある植物も枯らしてしまうデメリットもあります)にも畑近くでは地主の理解と協力がなければ散布はできないので、なかなか根絶も難しいとのことです。

具値的には広範囲に拡大中であり、農作物の被害報告はあがっていないようです。「ツルヒヨドリ」の爆発的拡大を前に警笛が鳴らされている状態と思われます。

❖増殖

「ツルヒヨドリ」は、11月に開花して結実します。

つるをからませて他の植物を覆い枯らし、生態系に重大な被害を与えます。冬場に小さな白い花が集まる集合花を咲かせ、タンポポ状のタネを飛ばして広がります。1つの花から4~6個のタネができます。多い時には1つの株で40,000個のタネができて周囲に拡散されます。恐るべき繁殖力ですね。

「ツルヒヨドリ」は根や茎の一部が数センチ残っているだけで、すぐに再生し広がっていくため、丁寧に根元から抜き取る必要があります。

「ツユヒヨドリ」を食べる生き物はいない為、一度芽が出ると、後は増殖する為となります。

❖駆除

花を付ける前の11月以前に行う必要があります。それ以降だとタネができており、駆除作業でタネを飛散させてしまう可能性があります。タネができてしまった後はタネから先に採るなととても手間がかかる作業になってしまいます。

茎や根を残すと、再生してしまう為に、1株1株、丁寧に根から引き抜く必要があります。

❖まとめ
まだ、被害の実態がわかっていないところもありますが、爆発的に繁殖して農作物に被害を与えることが確実である「ツルヒヨドリ」ですが、更に拡大して温暖化した本州に入ってきたらと思うと、恐ろしいですね。今後も注視する必要がある外来種です。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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◆基本情報
名称   : オオニジュウヤホシテントウ
最大全長 : 7mm
寿命   : 成虫は1ヶ月ほど
活動期  : 5~9月
被害   : ナス科植物の食害
自衛   : 農薬散布、1匹ずつ潰す
混泳   : 多種と混泳可能
食害時  : 葉が枯れてしない、生育が遅れる
繁殖   : ※欄外
生息場所 : ナス科植物(トマト、ナス、ジャガイモなど)
餌    : ナス科植物の葉

北海道北斗市に行きました。

両親が家庭菜園の延長で畑をやっていまして、8月の今の時期は、トマト、ナス、トウモロコシ、玉ねぎ、長ネギ、インゲン、カボチャなどが採れますので、(勝手に)収穫祭とばかりに収穫に行きました。歩いて5分程度の場所にあり、行きやすい場所にあります。

『北の大地の恵み』はすばらしく、野菜は大きくすくすくと育っております。

やはり害虫がすごいらしく、これから栽培の白菜や大根などはモンシロチョウの幼虫に食べられないようにネットが被せてありました。

隣の畑で野菜栽培をしている方と挨拶して『北の大地の恵み』の素晴らしさと、関東ではとてもじゃないができないことなどの話をしていると、ビニールハウスの中でスイカやメロン栽培を見せてくれました。

そしてナス科の植物、トマトに案内してくれて「トマトに害虫がついており、これがまた厄介なんだ~」という話をはじめましたので、「え!芋虫いっぱいいるの?」とギョッとなりましたが、「テントウムシみたいなやつが食い荒らすんだよ」と言っていましたので、よくよく見ると、沢山のテントウムシがついておりました。

テントウムシなので、あまり害虫という頭がなかったので、収穫で触っていても気にならなかったんだと思います。

「テントウムシもどき」とか言われておりましたが、調べてみますと「オオニジュウヤホシテントウ」といい、ジャガイモ、ナス、 トマトなどのナス科作物の害虫なのです。名前通り前翅の背面に左右合計28の黒斑があります。

年平均気温14℃ の等温線を境界に、北方にすむ「オオニジュウヤホシテントウ」と、南方にすむ「ニジュウヤホシテントウ」にわかれるそうですので、間違いなく「オオニジュウヤホシテントウ」でしょう。

よくみるとなかなか沢山ついており、成虫、幼虫が主として葉の裏側から加害し、太い短線を並べたように表皮を残して葉肉を食害するそうです。そして食害した直後のその部分は透明だそうですが、日がたつにつれて褐変し、その後は枯れてぬけおちるそうです。

多発すると、葉は網目状になり枯れてしまうので、株全体が褐変するそうて、このようになると生育が遅れ、開花や果実の肥大にも悪影響を与えてしまいます。
さらに、ナスでは果実をも加害し、葉と同じように食痕をつけて果実表面を食害するそうです。北海道で見た時はかなりナスは収穫されていましたので果実にはいませんでした。

オオニジュウヤホシテントウは、越冬成虫は落葉の下や建物のすき間などで過ごし、 4月ころから越冬場所より脱出して、新芽が出てくると集まり食害がはじまります。

交尾した雌成虫は、20個程度の卵を葉裏に産卵します。成虫の寿命は長く、孵化した幼虫とともに食害します。幼虫は8~ 9 mmほどの柔らかい刺状のものがあるタワシ状の虫です(北海道では成虫しか見ませんでした)。老熟すると尾端を固定して蛹化します。新成虫は6~ 7月に出現します。新成虫はきわめて雑食性で、多くの作物を食害します。10月になると越冬場所に移動して冬は越冬します。

キュウリにいる「オオニジュウヤホシテントウ」です。
IMG_8978

「オオニジュウヤホシテントウ」です。
オオニジュウヤホシテントウ



※最後に
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メダカ人気の裏で在来種に絶滅の危機 改良メダカ“放流”で…(2022年8月24日)

1匹数万円で取引されるものもあるほど人気となっているメダカですが、深刻な問題が起きています。観賞用の改良メダカが川や用水路などで確認され、在来種のメダカの絶滅が危惧されているのです。

背中が金色に輝く“黄金のメダカ”に、変わった形の“ぷっくりメダカ”など、都内の専門店で売られていたのは、品種改良された観賞用のいわゆる“改良メダカ”です。
【中略】
改良メダカは、そのかわいらしい見た目や飼育のしやすさなどから人気になっています。ところがいま、全国各地の水路などで見つかり、在来種の野生のメダカの絶滅が危惧されているのです。

【一部文章変更】岐阜・美濃市の水路には、在来種のメダカが泳ぐ中に、透き通った青色の体をした改良メダカの姿がありました。網ですくうと、何匹もの改良メダカが確認できました。

【一部文章変更】神奈川・小田原市の水路で見つけたのは、在来種のメダカです。
【中略】
こうした自然にいるはずのない改良メダカはいま、“第3の外来魚”と言われています。

そもそも外来魚とは、外から日本に持ち込まれた魚のことです。日本魚類学会によると、第2の外来魚は「国内外来魚」とも言われ、国内の自然に生息していた地域から別の地域に移されるなどした魚です。そして、人の手で品種改良された改良メダカのような魚が自然に生息してしまったものを、「第3の外来魚」と呼んでいるのです。

「第3の外来魚」と呼ばれる改良メダカはなぜいま、全国各地で見つかっているのでしょうか。

【一部文章変更】「以前から人が飼育しているメダカを、放しちゃっている」

この改良メダカが自然に増えることで、ある問題が起きているといいます。

【一部文章変更】「(在来種のメダカと)交配すると雑種ができるので、純粋な在来種がいなくなってしまう」

もともと在来種のメダカは、2007年に絶滅危惧種として選定されていました。かつては身近にいたメダカが、絶滅の危機にひんしているのです。

増えすぎた改良メダカを知らずに放流する人が多いことに危機感を感じ、去年11月から活動を始め、「放流禁止」と書かれたメダカを入れる袋を作り、全国各地の販売店に呼びかけています。

また、この会では、飼えなくなったメダカを無料で引き取っているということです。

都内の水族館では、在来種のメダカを守ろうとする取り組みが行われています。

葛西臨海水族園では、約400匹の在来種の飼育や繁殖を行っています。東京生まれ、東京育ちだということで…
【中略】
「飼育をしたら最後まで」一度飼った魚を放流しないよう呼びかけています。

今や500種類以上とも言われる改良メダカです。業者や愛好家によって日々、美しい品種改良が進んでおり、昨今のメダカブーム(一過性でなく定着したような感じもします)も手伝って、1匹数万~数十万と言われるメダカも出回っております。

メダカの盗難もニュースになるぐらいでして、有名店の店長はメダカのニュースの際にはよく出演されて解説をしてくれております。

こうしたメダカブームで、メダカ商戦が過熱する一方で、やはりといいますか、必然的といいますか、改良メダカを野生に放流する行為が増えてきました。他の外来種と同じく昔からある行為ですが、メダカブームによりメダカを飼育する家庭や飼育者が増えて分母が増えてきましたので、放流する分子も増えてるわけです。

このような改良メダカは「第3の外来魚」と呼ばれており、在来のメダカを脅かしております。

❖第3の外来魚とは?

第1の外来魚・・・国外から日本に持ち込れ自然界に放流された魚

第2の外来魚(国内外来魚)・・・国内の自然界に生息していた魚をを別の地域に放流

第3の外来魚・・・人の手で品種改良された魚を自然界に放流

❖メダカの絶滅は改良メダカのせいではない
2007年にメダカは絶滅危惧種に選定されました。

メダカの減少の主な原因は、農薬の使用や生活排水などによる環境の悪化、護岸工事や水路の整備などによる流れの緩やかな小川の減少、繁殖力の強い外来種(ブルーギルやウシガエルなど)による影響が挙げられています。

そして、その中でもメダカと棲息環境が競合、そしてメダカの棲めないニッチ(=すき間)領域でも棲息できる北米原産のカダヤシが棲息環境を大きく拡げています。

カダヤシは卵胎生(お腹で卵を産み稚魚が孵化した状態で出産)であり、一度に多ければ100~300匹産みます。対してメダカは20~30匹ですので、この時点で勝負あった!なのですが、メダカは卵で産卵(卵生)しますので、そこにカダヤシがいれば、卵を食べられてしまうのがオチです。

また、メダカは水田のような一時的水域に侵入して繁殖する性質が強く、近年の農地改良に伴う用排分離により、用排水路から繁殖時に水田内に進入することが困難になっていることが特に致命的となっており、メダカの繁殖力を著しく削いでいます。

この農業革命ともいえる水路分離は、メダカを絶滅に追い込みました。水田のシーズン(稲刈りの段階)は終われば、水田の水はなくなり、メダカは住めなくなりますので、用排水路から近くにあるため池に逃げ込み、そこで冬を越すことができたのですが、ため池は埋め立てられてしまい、用排水路は分離されましたので、冬越しで逃げ込む場所がなくなったのです。私はこれが一番の原因ではないかと思っています。

改良メダカは繁殖するには過酷な自然環境
改良メダカは観賞用に『色』がついていますので、天敵である大型魚(ブルーギル、ブラックバス、ライギョ)や、甲殻類(ザリガニ)、両生類(ウシガエル)、鳥(サギなど)、哺乳類(外来種のアライグマ、ヌートリア)、爬虫類(ミシシッピアカミミガメ)、昆虫(ヤゴなど)など多くおり、在来のメダカより見つかりやすいので、食べられてしまう可能性が高いです。

そもそも自然環境下での在来メダカを見たことがないと思いますが、改良メダカを見た報告はなかなかないと思います。

改良メダカは改良と言ってもメダカです。その改良は生命力が強くなる、繁殖力が高くなるというものではありません。見た目の華麗さを出すための改良なのです。

改良メダカの棲息環境は、在来メダカが棲めるような環境とでなければいけませんので、棲める環境は限られてきます。

カダヤシが棲んでいるようなニッチの領域でも、カダヤシと競合したとしても、在来メダカと同じく駆逐されてしまうでしょう。

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それでも危惧されるのは遺伝学的な考え『遺伝子の汚染』
改良メダカが在来メダカの生息環境に放流されると何が問題なのか?ということであれば、在来メダカと改良メダカが交配して『雑種(※)』ができてしまい、遺伝子が純粋に在来のメダカでなくなってしまう、オリジナルの遺伝子でなくなってしまうことなのです。

※いろいろな種類のものが入りまじっていること。 また、そのもの。品種など系統の異なる雌雄の交配によってできた個体。

一般人は改良メダカを放流してしまうのは、この見えずらい遺伝学的な考え方をスル―してしまうからだと思います。

改良メダカですと、在来メダカとの雑種が誕生しても見た目でわかりやすいのかもしれませんが、遺伝子情報ですから、何世代にも後に予想もしない影響がでてくるかもしれませんが、いずれにせよ一般人には見えずらいのだと思います。

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善意の放流
改良メダカを飼っていれば、自然と繁殖という流れになりますが、この繁殖が曲者でして、繁殖に苦労する話やQAを巷でよく見かけますが、それとは逆に順調に繁殖に成功しますと、1回の産卵で20~30個の卵を産卵しますので、飼育環境では天敵や阻害する要因がありませんので、雪だるま式に増えていくことになります。

よくプログなどで載っているメダカの飼育は、業者や愛好家の方が多いので、敷地面積の広い飼育環境で多くのメダカを飼育しておりますが、一般家庭ではそうはいきません。増えれば増えるほど、容器を増やすことになり、置き場に困ることになります。

増えてしまったメダカを譲渡で引き取ってもらうのにも、なかなかの手間ですので、手っ取り早い方法となると、近隣の川や池などに放流するということになります。

特に在来メダカの棲息している環境であれば『同じメダカなので見た目が同じであれば、一緒に棲ませてもいいのでは?』という考え方で放流にいたると思います。

また、メダカといっても小さな命ですので『無用な殺生をしたくないから、自然界で元気に暮らしてほしい!』という考え方で放流されることもあるでしょう。

いずれにせよ、在来メダカの棲息環境を脅かすことになりますので、好ましい行為ではないのです。



※最後に
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※2022.08.21更新(旧題:【後悔・手放したい・飼育放棄】柴犬の怨念による呪いを説く教本)

にゃんぱく宣言




上記は猫ちゃんですが、2019年にACジャパンによる動物愛護協会支援キャンペーンcmです。

ACジャパン曰く
『さだまさしさんの名曲、「関白宣言」。曲中で歌われる亭主から妻への小言を、猫から飼い主へのメッセージに置き換え、「にゃんぱく宣言」として猫の適正飼育を訴えています。さだまさしさんご本人に作詞作曲をお願いしました。「関白宣言」を連想させるCMソングで具体的な適正飼育の内容を歌い上げ、飼い主がかけがえのないパートナーとして猫の一生に添い遂げてあげることの大切さを伝えています。』
なんだそうです。

動物を最後まで育てずに捨てる行為は、何も猫に限らずに犬などの哺乳類、ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)、ワニガメなどの爬虫類、ブラックバス、ブルーギルなどの魚類など動物全般に限らず、ホテイ草、アナカリスなどの植物も含めて多くの生き物が捨てられており、一部は野生化して繁殖してしまい在来の生き物が脅かされております。

これは何も令和という時代からでなく、もっと古くから、江戸時代前期、江戸幕府の第5代将軍・徳川綱吉によって生類憐れみの令(しょうるいあわれみのれい)が、制定されていますので、昔から人間が行っていた行為であることは間違いありません。

最近は、ペットブームにコロナ禍が加わり、在宅でペットを飼う方が増えています。多くの方がペットと暮らすことになると、自然に飼っているペットの数の分母が上がりますので、当然、分子のペットを捨てる人の数も増えることになるわけです。

最近では、柴犬と暮らして『後悔している』『手放したい』ということになるSNSが話題になっています。

とにかく、人間側の都合で、柴犬に愛情が注げないということですから、柴犬にとっても人間にとっても不幸な事態であります。

特に自分の気持ちを人間の言語で伝えられない、人間からエサや住環境をもらっている柴犬にとっては大不幸であります。

やはり、そんな柴犬を作らない為の一番は『飼わない事』、そして『飼うなら最後まで育てられるか想像すること』だと思います。

❖柴犬を飼うか飼わないかを決める基準4つ
 ○コスト(初期(購入)費用、飼育費用、医療費用(ワクチン・去勢))
 ○性格や特徴
 ○寿命や体の大きさ
 ○毎日の世話
柴犬

コスト

初期(購入)費用
❖柴犬のお値段(価格相場は20~30万円程度)
柴犬の価格相場は20~30万円程度となっており、価格の基準は月齢、血統や毛色、性別、購入の仕方によっても変わっていきます。ちなみに豆柴(※)になりますと価格相場は30~40万程度になります。

※豆柴は、日本人が古くから愛し続け育成してきた柴犬を、現代の生活環境に順応させるために、体型の小さい柴犬を選んで何代にもわたって交配して作出された犬です。標準的な柴犬の体高はオスが38~41㎝、メスが35~38㎝です。体重はオスが8~11kg、メスが7~10kgとされています。それに満たない柴犬が豆柴ということになり、平均的な豆柴のサイズは体高が30~32.5cm、体重が4~6kg程度と言われています。なお、日本犬保存会やジャパンケンネルクラブは、豆柴を独立した犬種として公認していません。

❖柴犬が生活する為に必要なもの
柴犬を飼育するために必要なものは「ケージ(サークル含む)」「トイレ」「食器、食事」「リード」などです。

◆ケージ(サークル含む)(価格相場は1~2万円程度)
「ケージ(サークル含む)」は休息の場にもなりますし、安全を確保できる場所にもなるので必ず用意してください。

柴犬にとって大きすぎず、小さすぎずの幅90cm×奥行60x高さ60cmサイズが一般的です。「ケージ」の中にベットとトイレをいれたいなら、もう少し大きめのサイズでもいいですが、持て余しぎみになりますし、トイレを外に置いて寝床としては問題ない大きさだと思います。価格相場は1~2万円程度です。

◆トイレ(価格相場は1万円程度)
柴犬は自分の寝床や寝床の近くてトイレをする習性がありません。柴犬にとって、ご自宅での寝床は野生時代の巣になりますので、寝床付近にトイレを設置してしまうとトイレを失敗する可能性が高くなります。

ご自宅に十分なスペースがあるなら、寝床用の「サークル」や「ケージ」から離れた場所にトイレ用のサークルやケージを設置してあげるのが良いでしょう。スペース的に難しいようであれば寝床から離れた場所に「トイレトレー」を置いてあげて下さい。値段相場は「サークル」や「ケージ」が幅90cm×奥行60x高さ60cmサイズで5千円、「トイレトレー」で5千円です。

◆食器(価格相場は3千円程度)・食事代(価格相場は5千円程度)
「食器」は「フード用」「水飲み用」をそれぞれ別に用意しましょう。簡単にひっくり返らない、安定性の高い製品がおすすめです。

フード用の価格相場は3千円程度水飲み用の価格相場は3千円程度です。

そして「食器」に入れる「食事」です。「食事」に正直言ってオススメはありません。ただし、以下のことを考慮して食事を購入することが大切です。

❖柴犬の食事を考慮すること
  ・体質にあっているかどうか(体重の増減や便の状態(軟便・下痢や便秘))
  ・アレルギー反応がないかどうか(赤みなどの皮膚の状態、痒がる)
  ・体調や年齢などを考慮しながら与えるものを変える

人間と同様に犬にも満腹中枢は存在しますが、その感度には人間と差があり、犬の満腹中枢の感覚は鈍いといわれています。そもそも食事をしてから満腹中枢がそれを感知するまでには少し時間がかかりますので、人間より満腹中枢が鈍い犬は更に脳が満腹感を感じるまでに時間がかかるのだそうです。

食事を沢山あげてしまうと在庫の減りも早いですし、体調不良や病気になってしまいますので、人間が食事の量やタイミングをコントロールすることが大事です。

食事の価格相場は3kgで5千円程度です。

◆リード(価格相場は5千円程度)
人間の服でもそうですが、使う犬の種類・サイズによって「リード」の選び方は変わってきます。まずは大型・中型・小型犬それぞれの「リード」の選ばないといけません。柴犬には中型犬用でいいと思います。

「リード」柴犬の散歩時に必須のアイテムです。金具や接続部分がしっかりとしている製品を選びましょう。材質はナイロンや革が主です。

リードの価格相場は長さ5m、耐荷重50kgで5千円程度です。

夢見る柴犬

飼育費用
❖食事代(価格相場は1ヶ月1万1千円程度)
フードやおやつといった食事代です。年齢や体重で個体差もありますが、生後10ヶ月からの食事量として1日3回合計150gの食事を摂るとしまして150g×30日=4,500gで4.5kg。食事の価格相場は3kgで5千円程度とすると1ヶ月8千円程度かかる計算になります。プラス、種類が色々とありますが、おやつの価格相場が3千円程度です。

❖日用品代(価格相場は1ヶ月8千円程度)
トイレシーツが90枚で価格相場2千円程度シャンプーが500mlで価格相場3千円程度、などの日用品が1カ月8千円程度です。

医療費用
❖医療費(価格相場は1年間8万円程度)
中型犬の1年間にかかる医療費は10万円程度になります。生涯にわたって医療を受けたことがない柴犬の確率は10%を下回ります。

性格や特徴
❖飼い主に忠実で従順
柴犬は飼い主には絶大な信頼を寄せ、他人にはなかなか心を許そうとはしません。

自分だけに心を寄せ、甘えてくれるひたむきさが何とも言えず可愛い!という飼い主も多く、一度柴犬を飼うと他の犬種を飼うのは考えられなくなるというほど柴犬の魅力のとりこになる方は多いです。

小柄ながらも縄張り意識が強いので番犬には最適で、飼い主と家を心から愛し、全力で守ってくれます。

ただし、心を許した人には寛容である反面、知らない人や環境が変わることに対して神経質になりやすい傾向があります。

勇敢で番犬に最適な半面、住宅事情などで家が密集している所などで飼う際には攻撃性や吠え方などでご近所とのトラブルになる事もあるので注意が必要です。

ご近所とのトラブルというのは毎日の生活に大きな悪影響を及ぼすので、きちんとしたしつけをし、環境を整えることが大切になってきます。

❖運動が大好き
柴犬は運動や外遊びが大好きな犬種ですので、子犬の内から積極的に散歩や運動を交えたコミュニケーションを行いましょう。雨の日も風の日も散歩に連れて行ってあげましょう。

特に外で遊んでいるときの元気で楽しそうな表情はたまらないほど魅力的でボール遊びを覚えさせると最大限に能力を発揮します。

外で思い切り遊ばせながら、社会性も学ばせれば飼い主以外でも上手に接することが出来る柴犬に育ちます。

❖付かず離れず(ツンデレ)
柴犬は飼い主に思いっきり甘えさせてもらったと思うと、適度な距離を持ってもおとなしくしている性格です。

そのため、四六時中、ずっとそばで一緒に触れ合っていたいという甘えん坊さん(ヤンデレ)ではありません。

飼い主がいないと不安で寂しくなってしまい、ストレス爆発で部屋中をぐちゃぐちゃひっかき回してしまうといった心配もなく、仕事で忙しく、なかなかかまってあげられないけど犬が飼いたい!という人におすすめの犬であります。ただ、何事には程度がありますので、家を年中開けているような生活であれば、飼うのはよした方がいいです。

田んぼで座り込んでいる柴犬

寿命や体の大きさ
❖大きさ、体重
柴犬の体の大きさは、オスで体高40センチ前後、メスで体高37センチ前後、体重はオスは10キロ前後、メスは8キロ前後です。オスの方がメスよりも一回り大きいのが特徴で、生後半年ごろまでは毎月1キロ単位で体重が増加していきますが、生後12ヶ月を過ぎごろからは大きな体重変化はみられなくなります。

❖寿命
柴犬の寿命は一般的に12~15歳と言われています。病気もせずに健康てすごした柴犬であれば16~18歳まで生きると言われています。柴犬は長寿と言われている犬であります。

走る柴犬

毎日の世話
❖しつけ
柴犬は飼い主に忠実で、警戒心が強いと言われています。警戒心の低い子犬の頃から、飼い主を含むいろいろな人に慣れさせておくと良いでしょう。

❖散歩
柴犬は身体が筋肉質で遊ぶのも好きな犬種のため、運動が必要です。1日2回、30分程度を目安に散歩に連れていってあげましょう。

❖ブラッシング
毛が短い犬種ですが、ダブルコートのため抜け毛は多いです。週に1度を目安にブラッシングをしてあげると良いでしょう。柴犬は、春から夏と秋から冬にかけて年に2回ある換毛期に抜け毛が増えます。

抜け毛を放置すると皮膚病の原因にもなるので、この時期は特に念入りにブラッシングをしましょう。

❖シャンプー
1、2か月に1度ぐらいのペースで行いましょう。皮膚の負担を避けるため、シャンプーは薄めて、スポンジなどで泡立ててから洗うとよいです。

また、風邪をひかないようにぬるま湯で洗い、洗い終えたらタオルとドライヤーでしっかりと乾かしましょう。

❖歯磨き
犬はめったに虫歯になったりはしませんが、歯周病にはなります。予防として歯磨きは有効です。犬にとって口は触られるのを嫌がる部位なので、毎日少しずつ継続して慣れさせるようにしましょう。

歯ブラシや歯磨き粉は犬用のものがあります。人間用は使用しないようにしましょう。

❖爪切り
爪には神経と血管が通っているため、それらを傷つけないように透けて見える血管の数ミリ手前まで、一度に深く切らずに少しずつ角度を変えて切っていきます。

切りすぎて出血してしまった場合は出血部位をガーゼで圧迫し、止血します。

見つめる柴犬



※最後に
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イルカにかまれけが 福井のビーチで被害相次ぐ「絶対に触らないで」(2022年7月27日)

イルカにかまれてけがをした――。福井市内のビーチで今シーズン、こんな被害が相次いでいる。市などはイルカが嫌うとされる超音波を出す発信器の設置を進める。福井県警も「けが人が出るのは見過ごせない」(広報担当者)。防犯メールやツイッターなどで注意を呼びかけている。

24日午前8時ごろ、福井市消防局に119番通報が入った。「40代の男の人がイルカにかまれた」

場所は福井市の中心部から西へ約20キロの越廼(こしの)海水浴場。近くにいた女性からの通報だった。

消防によると、男性は手首をかまれていた。幸い軽傷だったが、市によると、この日はほかにも越廼海水浴場でイルカにかまれたという被害が複数確認された。消防には今月の別の日にも、同海水浴場でイルカにかまれてけがしたという119番通報があった。

シーズン前から浅瀬でイルカの目撃情報があったため、海水浴場の運営を担う越廼海水浴場運営協議会は「イルカに絶対に触らないで」と呼びかける看板も取り付けていた。

福井のイルカ

子を守るためアザラシが海水浴客に攻撃 ハワイのビーチが一時騒然(2022年7月28日)

ハワイのビーチで子どもを守ろうとしたアザラシが海水浴客に襲い掛かりました。

絶滅危惧種に指定されているハワイアン・モンクアザラシ。泳いでいる女性にどんどん近付いていきます。

24日、ホノルルの中心地ワイキキにあるビーチでアザラシが女性に襲い掛かり、現場は一時騒然としました。

アザラシはこの場所で2週間前に子どもを産み、住みついていて一帯は規制線が張られ、立ち入り禁止の看板も立てられていました。

女性は顔や背中を噛まれて病院に運ばれました。

当局はこのアザラシについて1カ月は引き続き同じ場所にいるとみていて、海水浴客に対し規制を守るよう注意を促しています。

ハワイアン・モンクアザラシの生息数はわずか1600頭ほどで、触れたりけがをさせたりする行為は違法とされています。

ハワイアン・モンク・アザラシ


記事の順序は逆になりますが、ハワイで立ち入り禁止区域に入った女性が子供を産んで守っているアザラシの棲んでいるエリアに入り襲われました。

そして、福井市の海水浴場でも人がイルカに噛まれることがありました。これはイルカが人を襲ったわけではありません。スキンシップがエスカレートした結果です。テレビや動画のニュースを見ている限り人間がおもしろ半分で近づいて行ってる姿も沢山みられました。

イルカだからいいです。イルカの甘噛みですので、ちょっとした怪我で済みます。これがサメだったら、サメも甘噛みといってはおかしいですが、エサかどうかのひと噛みをするわけです。これが人間にとっては致命傷になります。

普段触れ合えない野生動物が近くにいるのが珍しくて近づいて襲われたら野生動物側が凶暴だ!怖い!と騒ぐのはおかしくないでしょうか?

野生動物と認識したうえで、適切な距離感は必要だと思いますし、野生動物はどんなウイルスを持っているか分からないので不用意に近づいて噛まれる事で感染起こす事もあります。

野生動物のエリアに人間が侵入していると思ってほしく、各自の責任で行動しなければいけないと思います。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。
 
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❖はじめに

春になって暖かくなりますと、生き物たちが活発に動くシーズンとなります。生き物たちは短いわずかな期間で、次の世代を残そうと活動します。

日本における野生下では春夏秋冬があり、生き物は生命期間を全うしようと必死に生きようとするわけです。
これが飼育下になりますと、野生下における「エサ」が不足する事態にも陥りませんし、「水温水質」は調節できます。そして「天敵」に襲われることもありません。

飼育下では、このように生き物に優しい環境を整えてあげれば、野生下より長生きすることも確かです。

しかしながら飼育下においては、一般的な寿命より早く死なせてしまうことが多々あります。

それは、生き物には野生下のような環境を整えてあげるのがベストですが、場所や広さの制限、そして飼育者自身の都合により、野生下のような環境を用意してあげることはできず、そして適切に飼育できていないからです。

生き物の飼育をするときに「どんな生き物を飼おうか?」と考えるかと思います。基本的には飼いたい生き物を飼うかと思います。おそらく飼い始めてから「この生き物はどれくらいの寿命があるんだろう?」と思うはずです。

一般的に言われている寿命は、飼育に専念できる上級者から中級者、そして業者、プロと呼ばれる飼育者のことであり、一般人には当てはまらないのです。

実際の生き物の寿命はどれくらいなのでしょうか?


寿命のあれこれと、ここで言う寿命とは..。
◆寿命
寿命(じゅみょう)とは、命がある間の長さのことであり、生まれてから死ぬまでの時間のことです。

◆生理的寿命・生態的寿命(最大寿命)
生物学における寿命には2つの考え方があります。

自然界に生活する生き物は、たえず他の生物に捕食されたり、微生物や環境条件によって生命を奪われるほかに同種や他種の生物と栄養や生活空間の奪い合いで命を落としています。生活環境や条件によって影響を受ける個々の個体の生存期間を生態的寿命と呼び、天寿を全うして老衰などの生理的原因によって死亡するまで続く個体の生存期間を生理的寿命(最大寿命・限界寿命)と呼んでいます。

◆平均寿命
生き物が生まれてから、その後平均して何年生きられるかを示したものを平均余命といい、出生時、つまり0歳時の平均余命をとくに平均寿命といいます。生き物の寿命で一般的に語られているのは、この平均寿命です。

◆健康寿命
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことを健康寿命と呼んでいます。

◆天命
寿命とは若干かけ離れてしまうかもしれませんが、天寿を全うして老衰などの生理的原因によって死亡が寿命だけでないと思います。
『一人ひとりの寿命は、運命的に決まっていて、病気に限らず事故や災害での突然の死も、本人が生まれ持っているもの。寿命はその人の経済力や最新の医療で延ばせるものではなく『天命』だという気がする。』という話もある通り、これもまた寿命という気がします。

❖ここでの寿命とは?
ここでは屋外の飼育下における平均寿命天命で話をさせてもらいたいと思います。

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金魚の寿命と天命
金魚の一般的に言われている寿命は10~15年です。

飼育下では、まずは1週間(天命)です。

特に金魚掬いで捕ってきた金魚の場合は搬送や人間に追い回せされて弱っていますので、下手をすると翌日に死んでしまうことがあります。1週間は状況を注視する必要があります。

次に1ヶ月(天命)です。

金魚を飼うとなった時は、金魚の棲める環境を用意してあげると思います。新しく飼育容器を立ち上げた時の水は、カルキ(塩素)抜きした水道水を利用していると思いますが、1ヶ月は水質が安定しないと思います。そしてエサの残りや排泄物などから、猛毒なアンモニアや亜硝酸が生成されたり、それを分解するバクテリアがまだ多くないこともあり、中毒で死んでしまうことがあります。

次に半年(天命)です。

春に飼い始めても秋に飼い始めても、どちらも夏の季節、あるいは冬の季節にかかります。夏なら猛暑日(最高気温が35℃以上)、冬なら冬日(最低気温が0℃未満※)と、温度変化についていけない金魚は死んでしまいます。

※真冬日は一日の最高気温が0℃未満になった日を差します。東京では半世紀(50年)以上ありません。

次に1年(天命)です。

それは春に行う飼育容器の全水替え、植替えです。せっかく自分の棲んでいる環境、水温水質に慣れた金魚ですが、1年も経過すると飼育容器の中ではどうしてもアンモニアや亜硝酸が分解されずに少しずつ溜まっていきます。枯れ葉や死骸なども水底に溜まりますので、1年に1度は飼育容器の大掃除をしないといけません。そして大掃除をしますと、どうしても水温水質に変化が生じますので、この変化についていけない金魚は死んでしまいます。

そして金魚にとって飼育環境がよくても3~4年(寿命)がいいところです。

突然の病気や内蔵疾患(転覆病)、エサに増減による水質の変化、春夏秋冬の水温変化、個体数の増減(死ぬことでの個体数減少、譲渡や購入による個体数増加)などにより、10~15年を生かすのは難しいです。

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メダカの寿命と天命(飼育下の寿命が長い)
メダカの一般的に言われている寿命は野生では1~2年、飼育下では2~3年です。

飼育下では、まずは1日(天命)です。

基本的にメダカは購入することになると思いますが、購入先から運んできて飼育容器に入れるわけですが、メダカをいきなり飼育容器の中にいれるわけにはいきません。飼育容器の水温水質に慣らせないといけません。一般的には「水合わせ」と呼びますが、それでも飼育容器の水温水質に慣れないメダカはショックを受けて死んでしまいます。

次に1ヶ月(天命)です。

メダカを飼うとなった時は、メダカの棲める環境を用意してあげると思います。新しく飼育容器を立ち上げた時の水は、カルキ(塩素)抜きした水道水を利用していると思いますが、1ヶ月は水質が安定しないと思います。そしてエサの残りや排泄物などから、猛毒なアンモニアや亜硝酸が生成されたり、それを分解するバクテリアがまだ多くないこともあり、中毒で死んでしまうことがあります。

次に半年(天命)です。

春に飼い始めても秋に飼い始めても、どちらも夏の季節、あるいは冬の季節にかかります。夏なら猛暑日(最高気温が35℃以上)、冬なら冬日(最低気温が0℃未満※)と、温度変化についていけないメダカは死んでしまいます。

※真冬日は一日の最高気温が0℃未満になった日を差します。東京では半世紀(50年)以上ありません。

次に1年(天命)です。

それは春に行う飼育容器の全水替え、植替えです。せっかく自分の棲んでいる環境、水温水質に慣れたメダカですが、1年も経過すると飼育容器の中ではどうしてもアンモニアや亜硝酸が分解されずに少しずつ溜まっていきます。枯れ葉や死骸なども水底に溜まりますので、1年に1度は飼育容器の大掃除をしないといけません。そして大掃除をしますと、どうしても水温水質に変化が生じますので、この変化についていけないメダカは死んでしまいます。

そしてメダカにとって飼育環境がよくても1~2年(寿命)がいいところです。

突然の病気や内蔵疾患(痩せ細り病)、エサに増減による水質の変化、春夏秋冬の水温変化、個体数の増減(死ぬことでの個体数減少、譲渡や購入による個体数増加)などにより、1~2年が限界です。

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ザリガニの寿命と天命(野生の寿命が長い)
ザリガニの一般的に言われている寿命は野生では6~7年、飼育下では3~5年です。

飼育容器では水温水質の維持が難しいことや、温暖化で温かいことにより冬眠しない(できない)ことなどが原因だと言われています。

飼育下では、まずは1週間(天命)です。

飼育容器の大きさによりますし、隠れ家の設置有無や、ザリガニ自体の大きさがバラバラ(大きいザリガニ、小さいザリガニ)ということもありますが、あっと言う間に大きなザリガニに小さなザリガニは食べられてしまいます。

次に3ヶ月(天命)です。

ザリガニは水を汚しやすい生き物です。雑食性で大食漢なのですがエサを綺麗に平らげることができませんので、飼育容器内にエサが必ず残りますし、排泄物も沢山しますので、毎日水替えをするか、水質浄化の設備がない場合はあっと言う間に汚れてしまいます。そしてエサの残りや排泄物などから、猛毒なアンモニアや亜硝酸が生成されたり、それを分解するバクテリアがまだ多くないこともあり、中毒で死んでしまうことがあります。

次に半年(天命)です。

春に飼い始めても秋に飼い始めても、どちらも夏の季節、あるいは冬の季節にかかります。夏なら猛暑日(最高気温が35℃以上)、冬なら冬日(最低気温が0℃未満※)と、温度変化についていけないザリガニは死んでしまいます。

※真冬日は一日の最高気温が0℃未満になった日を差します。東京では半世紀(50年)以上ありません。

そしてザリガニにとって飼育環境がよくても3~5年(寿命)がいいところです。

日本の春夏秋冬の季節の中で水温水質を維持することが難しく、繰り返しになりますが温暖化で温かいことにより冬眠しない(できない)ことなどが原因だと言われています。

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カブトムシの寿命と天命
カブトムシの一般的に言われている寿命は野生でも飼育下でも1~3ヶ月です。オスは1~2ヶ月、メスは2~3ヶ月です。

オスは子孫を残すためメスをめぐって、そしてエサ場(野生では樹液、飼育下ではゼリー)を独占する為に他のオスと戦いの連続です。首尾よくメスと交尾できても、また違うメスを求めて、また他のオスと戦うのです。戦いで自分の体が傷ついていき(野生では動物に襲われることもあり)、交尾により衰弱していき一生を終えます。

メスは、戦いに勝った強いオスと交尾して産卵を行います。1頭のメスが30個以上も卵を産むこともあります。そして産卵により体力を消耗します。ただ、オスのように戦いで負傷すること((野生では動物に襲われることもあり)が少ない(メス同士でも戦うことがあります)ので、オスより長生きできるのです。

飼育下では、まずは1週間(天命)です。

羽化した(あるいは購入した)オス同士は戦いを始めます。ここで弱い個体はあっと言う間に強い個体にバラバラにされるか、急所(頭と同体の間)をつかれて絶命してしまうことがあります。ただし、飼育容器にオス1匹であれば、このようなことはありません。

そしてカブトムシにとって飼育環境がよくても1~1.5ヶ月(寿命)がいいところです。

オスは、どうしても空間が限られる飼育容器では、メスやエサ場をめぐる戦いが避けられないこと、メスとの交尾が簡単にできてしまうこと(狭くてメスがオスから逃げれない)、温度湿度で特に排泄物やエサの残りによる湿度が高くなることなど、体力が消耗してしまうことです。

メスも、どうしても空間が限られる飼育容器では、エサ場をめぐってオスより攻撃を受けてしまう場合があること、そしてメス同士の戦いが避けられないこと、オスとの交尾で狭くてメスがオスから逃げれれず交尾すること、そして産卵すること、また温度湿度で特に排泄物やエサの残りによる湿度が高くなることなど、体力が消耗してしまうことです。

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渡良瀬遊水地で“600匹”魚の大量死 河川事務所は「酸素量の値がかなり低い…」(2022年7月21日)

栃木県などにまたがる遊水地で、600匹(記事編集)の魚が死んでいるのが見つかりました。現場の河川事務所によると「水の中に溶けている酸素量の値がかなり低い」ということですが、一体何があったのか、現場を取材しました。
    ◇
現場は、栃木・群馬・埼玉・茨城の4県にまたがる渡良瀬遊水地です。21日午前に訪ねてみると、池に大量の死骸が浮いていて、その回収作業が行われていました。

河川事務所によると、死んでいたのは「ハクレン」という淡水魚だといいます。
(中略)
利根川などに生息するハクレンは音や振動に敏感で、1匹が飛び上がると連鎖してジャンプすることで知られています。13日も、大量死が起きた場所から少し離れた利根川で、その姿がとらえられていました。

ハクレンの原産地は中国で、水族館でも展示されています。
(中略)
「毒物は検出されていません。水の中に溶けている酸素の量なんですが、その値がかなり低い値が出ていました」

現場の酸素量を測ったデータでは、今月4日と大量死があった翌日の20日を比べると、酸素量が4分の1ほど減っていることがわかり、原因としては酸欠が考えられます(記事編集)。

なぜ酸欠となったのか、河川事務所は詳しい原因を調査しているといいます。

周辺では腐敗臭も出ていて、早めの回収を目指しているということです。

ハクレン大量死

ハクレンは中国原産のコイ科の淡水魚です。ハクレンの仲間には、ソウギョ・アオウオ・コクレンがいます。この4種の魚は、いずれも体長が1メートルほどになり、中国では昔から「四大家魚」と呼ばれており、食材として養殖が行われてきました。

明治以来、中国から食用として移植されてきたが、1943年の利根川に放流してから定着しました。「売れない魚」ということで利根川の漁師さんには嫌われています。

ハクレンジャンプ

食用として移植されましたが、日本では素材の味を生かす調理法が主流ですので、ハクレンの油を使って調理する魚は余り馴染みませんでした。また、食用として定着しなかった大きなその理由は小骨が多いこともあげられます。

中国のように素揚げにしてから餡を掛けたり、骨まで柔らかくなるまで煮込むと美味しく食べれますが、日本では難しく流通しませんでした。

ハクレンが酸欠で死んでしまうというのであれば、現場を見ると水草がかなり大量に繁茂していましたので、ハクレンの行動性質の跳ぶなどし運動量も多い魚であることとで必要な酸素量がかなり多いのと、水草が水面を覆っており、水中の酸素が少なくなったことが影響しているのかもしれません。

いずれにせよ、酸素量を多く必要とする魚であれば、他の魚が無事な範囲で酸素減らせば池の水全部抜かなくてもハクレン駆逐できる方法はないのかな?とは思います。

二酸化炭素は消火器などで使用されていますので、ハクレンが大量繁殖している川や池などで流用してうまく駆逐できないのかな?とか思ってしまいます。二酸化炭素の大量使用につながりますし、他の生き物に影響があるかもしれませんが、水中の数値もモニタリングしていたようですし、他の生き物は死んでいないことを考えると有効な対策ができるかもしれません。



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ウミガメ瀕死、地元漁師が関与 「弱らせようと刺した」(2022年7月19日)

沖縄県・久米島の海岸付近で、アオウミガメ30匹以上が瀕死の状態や死骸で見つかった問題で、地元漁師が関与していたことが19日、漁協関係者への取材で分かった。「カメが(網の中に)たくさんいた。暴れ、傷つく恐れもあった。弱らせて網から外そうと刺した」と話しているという。県警は関係者から事情を聴き、経緯を調べている。

久米島漁協によると、3、4年前から網に入るウミガメが増え、網の損傷に悩む漁師もいたという。養殖中の海藻を食べられる被害もあった。漁協関係者は「被害の補償はなく、保護と漁業のバランスを考えなければならない」とした。

久米島死んだウミガメ

久米島ダイビングのウミガメ


❖July 19, 2022 News
Sea turtle dying, local fisherman involved "stabbed to weaken"

A local fisherman was involved in a problem in which more than 30 green turtles were found dying or dead near the coast of Kumejima, Okinawa Prefecture, according to an interview with fishermen's cooperative officials on the 19th. "There were a lot of turtles (in the net). There was a risk of rampage and injury. I stabbed them to weaken them and remove them from the net," he said. The prefectural police are listening to the situation from the people concerned and investigating the circumstances.

According to the Kumejima Fisheries Cooperative, the number of sea turtles entering the net has increased for three or four years, and some fishermen have suffered from damage to the net. There was also damage to eating seaweed during aquaculture. A fishery cooperative official said, "There is no compensation for damage, and we must consider the balance between protection and fishing."

自分さえ良ければいいという考え方です。

ウミガメが増え過ぎて実害があったとの記事もありますが海は漁師のものではありません。

漁協に属しているのならば漁協として協議し対応すべきでした。どうも漁師は海や川は自分達のものと思い込んでいる方が多い気がします

The idea is that only you should be good.

There is an article that the number of sea turtles has increased too much and there was actual damage, but the sea does not belong to fishermen.

If it belongs to a fishery cooperative, it should have been discussed and dealt with as a fishery cooperative. I think many fishermen think that the sea and rivers belong to them.



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ウミガメの死骸30匹超 久米島 漁業者が関与認める 刃物か、首などに刺し傷(2022年7月16日)

沖縄県久米島町真謝の沖合約50メートルの海岸で14日午後3時ごろ、30~50匹のアオウミガメの死骸や瀕死(ひんし)の個体が見つかった。鋭利な刃物で首の付け根などを刺されたとみられるカメもいた。地元の漁業関係者は「漁を守るために駆除(殺傷)せざるを得ない状況がある」と説明して、漁業者が今回の事案に関わっていることを認めた。県警は関係者から話を聞くなどして、経緯を調べている。

久米島ウミガメ館によると、現場の海域はウミガメのえさが豊富にある藻場の一つ。ウミガメは大潮に合わせて、えさを求めて泳いで来たとみられる。藻場付近の海域300~500メートルの範囲に死骸が点在していたという。職員は刺し傷のような傷口から出血したカメを10匹ほど確認した。「自然にはできない深い傷だ」と指摘して「ショックだ」と声を落とした。

一方、久米島町の漁業関係者はアオウミガメが「踏んで歩けるほど増え過ぎている」と語る。海草を食べて天然もずくの生育環境を破壊し、養殖もずくが食べられる被害も発生しているという。ウミガメが漁の網にからまることも度々起こり「漁師はみんな困っている」と頭を抱える。

死骸は15日には、引き潮で沖合に流されるなどして、現場には残っていない。

アオウミガメは国際自然保護連合(IUCN)、環境省ともに絶滅危惧種に指定しているものの、種の保存法や県の希少野生動植物保護条例では保護の対象外となっている。今回の事案は死んだウミガメの個体数が多いことから、県は事態を重く見て、状況を注視するとともに情報収集に努めている。

久米島死んだウミガメ

久米島ダイビングのウミガメ


❖July 16, 2022 News
Over 30 dead sea turtles. Kume Island. Acknowledge the involvement of fishermen. Stab wound on a knife or neck.

Around 3:00 pm on the 14th, 30 to 50 green turtle carcasses and dying individuals were found on the coast about 50 meters off the coast of Maja, Kumejima Town, Okinawa Prefecture.

Some turtles seemed to have been stabbed at the base of their neck with a sharp knife. A local fisherman admitted that the fishermen were involved in the case, explaining that "there are situations where we have to get rid of (killed) to protect the fish." The prefectural police are investigating the circumstances by listening to the people concerned.

According to the Kumejima Sea Turtle Museum, the sea area at the site is one of the seaweed beds with abundant food for sea turtles. Sea turtles are believed to have swam in search of food in time with the spring tide. It is said that dead bodies were scattered in the sea area of 300 to 500 meters near the seaweed bed. Officials confirmed about 10 turtles bleeding from wounds such as puncture wounds. He pointed out that it was a deep wound that could not be done naturally, and dropped his voice, saying that it was a shock.

Meanwhile, a fisherman in Kumejima says that green turtles are "too many to step on." It is said that eating seaweed destroys the habitat of natural mozuku, causing damage to the edible mozuku. Sea turtles often get entangled in fishing nets, and they hold their heads saying, "All fishermen are in trouble."

The corpse did not remain on the scene on the 15th, as it was washed offshore by ebb tide.

Although the blue sea turtle has been designated as an endangered species by both the International Union for Conservation of Nature (IUCN) and the Ministry of the Environment, it is not protected by the Species Conservation Law and the prefecture's Rare Wildlife Conservation Ordinance. Since the number of dead sea turtles is large in this case, the prefecture is paying close attention to the situation and trying to collect information.

人が生きる為と、自然を守る、を両方考えた場合に難しい判断ですね。

両者が共存できるように今後の対策に期待したいですね。

It's a difficult decision when you think about both how people live and how to protect nature.

I would like to expect future measures so that both can coexist.



※最後に
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【速報】群馬県伊勢崎で40℃観測 今年全国初、6月としては史上初 熱中症予防を(2022年6月25日)

群馬県伊勢崎市で40.1℃を観測しました。今年全国で初めての40℃到達で、6月に40℃を観測するのは国内での観測史上初めてのことです。
(中略)
このあとはその他の地点でも40℃前後の暑さになる所がでてくる可能性があります。梅雨の時期にこれだけの暑さとなることはあまりなく、身体が暑さに慣れていないため熱中症のリスクが非常に高い状況と言えます。

こまめな塩分・水分補給はもちろん、室内でも無理せずにエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。買い物などは気温の下がる夕方にした方が良さそうです。

関東甲信などで梅雨明け 各地で観測史上“最短の梅雨”(2022年6月27日)

気象庁はきょう、九州南部、東海、関東甲信の梅雨明けを発表しました。平年と比べ、九州南部は18日、東海と関東甲信は22日も早い異例の梅雨明けです。また、6月としては異例の猛暑も続いています。

気象庁はきょう、九州南部、東海、関東甲信の梅雨明けを発表しました。平年と比べ、九州南部は18日、東海と関東甲信は22日も早い異例の梅雨明け。特に関東甲信地方は、1951年に観測を開始して以来、最も早い梅雨明けです。

また、梅雨入りしていた期間は、関東甲信で21日間九州南部では16日間、東海地方では13日間で、いずれも観測史上最も短くなりました。
(後略)

関東甲信で史上最速で梅雨が明けました。2日前の6月25日には6月としては史上初として群馬県伊勢崎で気温40℃を記録しました。5月に雨の日がかなり多かったこともあり、梅雨が1ヶ月早まったのでは?という話も囁かれております。

しかしながら、梅雨は明けましたので、これから2ヶ月は『夏』ということになるのでしょうか。

猛暑日(最高気温が35℃以上)、真夏日(最高気温が30℃以上)、夏日(最高気温が25℃以上)、熱帯夜(最低気温が25℃以上)が2ヶ月も続くとなりますと、熱中症にならないように予防対策をしないといけませんし、紫外線も強いので直射日光への対策も必要です。

ここにきて電力不足による節電要請を政府が躍起になってしておりますし、本日(2022年6月27日)には、初の「電力需給ひっ迫注意報(※)」を発令しました。

※需給ひっ迫注意報は、翌日の電力需給が厳しい場合に出される注意報。夏・冬は、電力ひっ迫が見込まれるため、前日に「電力需給ひっ迫準備情報」を発信して注意喚起する。安定供給に最低限必要な予備率3%は上回っているが、5%を切っている場合は「需給ひっ迫注意報」を、3%を下回ると「需給ひっ迫警報」を発令し、需要家に対して節電要請を行なう。

それよりも、農作物の影響が怖いですね。

稲は、高温障害に弱い作物の代表です。近年は、先述の白未熟粒の多発が全国的に問題となっています。

大豆は、高温により生長が早まるので、追肥、防除、収穫の適期がずれることに注意が必要です。また、乾燥に弱いため、高温が続き土壌が乾燥すると茎葉が萎れます。特に開花期~子実肥大初期には、開花数の減少や落花・落莢の多発によって収穫量の減少につながります。

トマトやピーマン、イチゴなどの果菜類は、日焼けや水分不足によって葉、花、果実の全てに被害が発生します。茎葉が高温障害を受けると、萎れたり黄緑色や灰白色に変色したりして、生育が悪くなります。特に開花期に高温になると、花粉の減少により着果が悪くなり、落花が増加することで、収穫量の減少につながります。

果実は、高温や日焼けによって変形・変色・硬化または軟化、裂果が生じます。水分が不足すると、カルシウムが欠乏して尻ぐされ果が多発します。その結果、商品価値が著しく低下したり出荷できなくなったりします。

キャベツ、レタス、ホウレンソウなどの葉菜類の生育可能温度は気温30℃までとされています。気温30℃を超える日が続くと、育苗期であれば発育不良や茎葉の萎れ、葉焼けなどが生じやすくなります。生育中であれば、生育の遅れが見られます。結球性(※)の作物の場合は、結球異常や小球化、芯ぐされなどが発生します。

※植物の葉が互いに重なりあって球状となること。また、そのもの。キャベツ、白菜などの葉菜類にみられる。

気温50度超の日数、過去40年で世界で2倍に=BBC分析(2021年9月14日)

気温が摂氏50度に達する、暑さの極めて厳しい日の年間日数が、1980年代と比べて倍増していることが、BBCの分析で明らかになった。

そうした酷暑に見舞われる地域も、以前より広がっている。人類の健康と生活様式が、かつてない困難にさらされている。

1980年以降を10年ごとでみたとき、摂氏50度超の日数は増加傾向が続いている。1980~2009年では、50度を超えた日の年間平均日数は約14日だった。

それが2010~2019年には、年平均26日に増えた。

同じ期間、気温45度以上の日は、年平均でさらに14日あった。

「こうした増加は100%、化石燃料の燃焼に起因している」と、英オックスフォード大学環境変動研究所の副所長、フリーデリケ・オットー博士は言う。

世界全体で温暖化が進むにつれ、極端な気温が発生しやすくなっている。

高熱は人間や自然にとって致命的で、建物や道路、電力システムに深刻な問題を引き起こす。

摂氏50度に達する地点は、中東と湾岸地域が圧倒的に多い。

今年の夏にはイタリアで48.8度、カナダで49.6度を記録し、両国の最高を更新した。科学者らは、化石燃料の使用に伴う温室効果ガスの排出を削減しない限り、他の地域でも50度超の日が発生すると警告している。

「素早い行動が必要だ。排出削減は早いほどいい」と、オックスフォード大学地理環境学部で気候を研究するシハン・リ博士は話す。

❖気温が40℃だろうが50℃だろうが水温36℃までが安全圏

気温40℃が当たり前になってきますと、飼育環境にもよりますが水温が35℃以上を超えてきます。デットラインギリギリであれば、水温38℃ですが毎日続くと厳しいと思います。基本的に水温36℃が安全圏となります。毎日続いても在来種で日本の夏を耐えれるDNAを持つメダカは何とか持ちこたえてくれます。

ただし、水温36℃を記録すると産卵はほぼしません。メダカの産卵させる適温は水温25℃から30℃ぐらいまでで、これ以上水温が高くなりますと産卵をストップします。夏の猛暑の耐えうるための生命維持に体力を使うからです。

水温が30℃を超えて高くなりますと、メダカの活動が弱まることはもちろんですが、水中にいるろ過バクテリアの活動が弱まり、水の富栄養化による水質悪化がすすみます。また、呼吸が増えて水中の酸素を消費する為に水中の酸素が少なくなります。

❖水温を下げる即時効果のあるものは、簾(すだれ)が一番

猛暑日におけるメダカの飼育に関しては、簾(すだれ)を容器にかけて水温を上げない方法が一番手っ取り早い方法です。

水の入った重い容器を日陰に移動するなんてことは(水量にもよりますが)基本的に不可能ですし、毎日しなくてはいけませんので、現実的ではありません。

そこで容器を動かさずに水温を下げる方法として簾をかけるのです。

簾はワラやアシを利用して作られています。細い隙間があいていて風を通しますので、遮光しながらきちんと風は中に入ってきます。また、素材がストロー状になっていますので、空気の層が熱を通しにくいのです。



水温を下げる即時効果のある植物なら、ホテイ草一択

ホテイ草は浮遊性の水生植物です。南米原産の外来種で、よく池や川に放られたホテイ草が爆発的に繁殖して、船の運航を妨げたり、排水口を塞いで洪水の原因になったり、そして水面を覆うことで水底に日光が届かなくなり、ありとあらゆる生物を死滅させてしまいますし、冬になると枯れてしまい(一部は生き残ります)、腐敗して水質悪化を引き起こしてしまい、被害をもたらしてしまう植物です。

しかしながら、うまく繁殖をコントロールすれば、ホテイ草の根は水中の養分を吸収してくれて水質悪化を防いでくれ、メダカの産卵床、ヌマエビの隠れ場、そしてタニシやカワニナなどの貝の食べ物となってくれる便利な水草です。

そしてもう一つの役割があります。先程『水面を覆うことで~』と書きました。そうなのです!ホテイ草は日光を遮ってくれるのです。ホテイ草は夏場に爆発的に繁殖し、さらに株が大きくなります。株が大きくなり増えていくことで、日陰を作ることができるのです。

気を付けなければいけないのは繁殖しすぎて水面を覆ってしまい、日光を完全に届かなくしてしまうことです。そしてもう一つ、水面を覆ってしまうことで、水面と接している空気を遮断してしまいますので、水中に溶け込む酸素が不足してしまうことです。

もしメダカが鼻上げ(※)しようとしても、鼻上げする場所がありませんので酸欠で死んでしまいます。

※魚はエラ呼吸をする生物ですが、エラでは呼吸できない非常事態のために口から酸素を取り込もうとする行動です。

ホテイ草は適度に間引きが必要となる水生植物ですが、うまく育てれば真夏の水温を抑えることができます。



❖夏場に備えて春に容器のレイアウトを配置する

メダカを初めて飼育する場合や冬越し後の掃除や全換水は春に行うかと思います。

私の生まれた昭和の時代であれば、いかに『冬』を越せるようにするかを意識してレイアウトを配置していましたが、今は全く逆の考え方をしないといけません。

現代は『夏』をいかに越せるようにするのかを意識しないといけません。温暖化がすすみ、異常気象が多発している昨今は、特に夏場に訪れる猛暑、毎日続く酷暑をメダカが耐えれる飼育環境を作ってあげないといけません。

また、春に作ると夏場に苦労しなくて済むことになります。

メダカを飼育する容器は水量が多く入る物を用意します。水量が多ければ気温の変動による水温の影響を受けにくくなりますし、やはり猛暑でも水底は水温が低いので水底でメダカが休むことができます。

そして水草は必須です。水草はメダカが隠れることができる沈下性植物のアナカリスやマツモ、日陰を作ってくれる浮遊性植物のホテイ草やドワーフフロッグビットなどがいいです。浮葉性植物のスイレンやアサザも日陰を作ってくれます。



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抽水性のオモダカも日陰を作ってくれますのでオススメかと思います。

また、流木や石などのメダカが隠れることができるオブジェもオススメです。

そして、容器を置く場所もよく考えて配置しましょう。午前中に日光が当たり、午後に日蔭か半日蔭の場所がオススメですが、全員が全員、そんな理想的な場所で飼育できませんので、できれば1日中日が当たる場所を避けたいところです。

❖気温50℃を超えてきたら、機械に頼るしかない未来

気温が50℃を超えてきたら、上記の簾(すだれ)や水草などの対策をとったとしても難しいと思います。水温はデットラインの36℃をかるく超えてくるでしょう。

こんな場合は屋外でもクーラー(冷却ファン)やエアポンプに頼るしかありません。この2つが必須になると思います。水温を下げるクーラー(冷却ファン)、そして水中の酸素を増やすエアポンプを屋外でも何とか電力を確保して設置するしかないと考えられます。

気温が50℃を超えてきたら、もうメダカは飼えないと思ったほうがいいと思います。温暖化を食い止めたいですね。






※最後に
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