竜ヶ崎竜之介のスマホ閲覧で通勤通学を有意義にするプログ

アクアリウムを中心として、他にもホラーやパソコンなどの趣味や仕事、他に日常の出来事について好き放題書いていこうと思います。虎ノ門虎之助でメダカのプログを書いていますが、他のことも書きたくなりましたので新しいプログを立ち上げました。

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カテゴリ: サメ


サメは孤独な存在ではない、6400kmもいっしょに泳ぐ2匹のホホジロザメ(2023年9月13日)

 ホホジロザメ(Carcharodon carcharias)は孤独の放浪者であると昔から言われている。その巨大なサイズとパワー、特徴的な外見で知られる象徴的な捕食者はネズミザメ科に属し、現存する最大級の捕食性のサメだ。

沿岸水域や沖合を含む幅広い海洋環境で生息していることが知られており、全世界の温暖、時には熱帯の海域で見られる。国際自然保護連合(IUCN)によって危急種に分類されており、さまざまな脅威(乱獲、生息環境の悪化、偶発的な混獲など)に直面している。獰猛な性質でよく知られている一方、ホホジロザメには科学者が解明しようとしている多くの謎がある。他の生物との関係もその1つだ。

かつては、紺碧の海を縦横にさまよい生命維持と時折、交流(交尾のために)をする孤独な動物と考えられていたことが、サイモンとジキルと名づけられた2匹のサメに関する最近の発見をより興味深いものにした。

昨年12月、米ジョージア州海岸付近で、海洋生物学者らによって追跡装置を取り付けられたサイモンとジキルは、6400km以上におよぶ特別な旅に出た。歩調を合わせた彼らの回遊は大西洋を経由して北へと進み、7月後半にはケベック州付近のセントローレンス湾に達した。サイモンが最後に位置情報を発信したのは8月11日、ジキルは7月18日以来発信していない。

サメを追跡する組織であるOCEARCHの主任研究員であるボブ・ヒューター博士は、自身の驚きを表現して「彼らは異常なほど同調して北へ向かいました。このような行動は初めて観察されたもので、これは非常に興味深いものです。謎に満ちた胸躍らされる結果です」と述べた。

サイモンとジキルの不思議な行動は、ある興味深い疑問を呼び起こした。このサメたちは友達なのだろうか?

サメの社会的行動については他の動物ほど知られていないが、ある種のサメが社会的交流やグループ行動をさまざまなレベルで行ったことを示唆する証拠がある。たとえばオグロメジロザメ(Carcharhinus amblyrhynchos)は集団行動で知られている。研究によると、サメたちは岩礁の一部で比較的安定したグループを形成し、集団は数カ月から数年間続き捕食されるリスクを減らしたり求愛行動を行うなど、さまざまな目的が達成されていることがわかっている。

コモリザメ(Ginglymostoma cirratum)とネムリブカ(Triaenodon obesus)も、日中、グループを作って海底で休んでいるところが発見されており、接近して平和に共存するための寛容さを示した。ツマジロ(Carcharhinus albimarginatus)も群泳行動で知られており、特に海山などの海底でよく見られる。

ホホジロザメに関しては、データ追跡によって、アザラシの群生地など、ある種の海域での一時的な個体間のつながりが判明している。つまり、これはおそらく科学が捉えた友情関係なのだろう。ほかにも、タグをつけられていない別のサメがいっしょにいたのだろうか、あるいは、兄弟か異父母兄弟などの血縁関係はあるだろうのか?

この謎を解明するべく、OCEARCHの研究チームはサイモンとジキルに血縁関係があるかどうかを調べるために遺伝子検査を行っている。関係がどうであれ、2匹のこの前例のない行動をきっかけに、科学者たちは新たな探求の道を切り開き、この絶滅危惧種の理解をさらに深めようとしている。

「ホホジロザメは私たちが考えていたよりも複雑であることがすでにわかっています」とヒューターがDaily Mailに話している。「この発見は、サメの回遊における家族的、社会的要因にまったく新しい要素を付け加えるものです」。

さらにヒューターは、いずれも若いオスであるこのサメたちが、常に10~100マイル(16~1600km)の距離を保っていたことについても触れた。タグをつけられたジョージア州海岸付近の島、セントシモンズ島とジキル島にちなみ名づけられた2匹は、10~15歳と推定されている。

サメが社会的交流をしているかもしれないという発見は、科学研究においてだけでなく、保護活動にも役立つ可能性がある。サイモンとジキルの交友の発見はこの動物たちに「人間味」を与えるかもしれないとヒューターは信じている。いずれにせよ、サイモンとジキルはサメの社会的行動という未だほとんどが謎に包まれている分野に、価値ある知見をもたらすものだ。彼らのユニークな旅は、知識ベースに蓄積され、動物たちの理解をさらに深めていくものとなるだろう。
ホオジロザメ2匹

ホオジロザメに社会的行動があるかもしれないというニュースです。

海洋生物学者らによって追跡装置を取り付けられたサイモンとジキルは、6400km以上におよぶ特別な旅に出たそうです。

残念ながら、追跡装置の信号は途絶えてしまったそうですが、これほど長い距離を一緒に泳ぐことはないそうなのです。

サメと言いますと、映画『ジョーズ』に始まり、最近では絶滅したメガドロンが出てくる『MEGザモンスターズ2』での人食いというイメージが植え付けられていますし、Youtubeには閲覧注意のシャークアタックの動画があったりします。

そんなイメージが先行して、単独で行動して、どこからともなく現れ、攻撃を仕掛ける「捕食者」という感じでしかないと思います。

実際には、 500種類いると言われているサメの中で、危険な人食いサメは6種類ですし、シャークアタックもビーチによっては何十年に1回の運の悪い出来事として、亡くなられた人のニュースをききます。

ところが今、従来のサメの孤独なイメージが覆されつつあるのです。近年、世界各地のサメ研究者が、サメが集まって仲間づきあいをしていることを発見しているそうなんです。

米フロリダ国際大学の海洋科の研究チームが、2020年8月に学術誌「英国王立協会紀要B」に発表した論文によると、オグロメジロザメは何年も同じグループで過ごしていて、明らかに特定の個体と一緒にいることを好む傾向が見られ、なかには4年ものあいだ続いた「友情」もあったというらしいです。

2016年に科学誌「Scientific Reports」に掲載された論文でも、米国の東部沿岸に生息するシロワニ(ネズミザメ目のサメ)の間に、複雑な社会的ネットワークがあることが確認されています。こうした関係は、以前は、チンパンジーのような高等な哺乳類にしか見られないと考えられていたらしいです。

記録装置を取り付けられたサメたちは仲間と何千回も交流し、4日間も一緒に行動していたペアもいたのです。

この研究では、一部のサメが、たまたま一緒にいたわけではなく、明らかにお互いを気に入って一緒に行動していたこともわかっています。

サメがなぜ仲間づきあいをするのか、どの程度協力しあうのかを解明するのはまだ困難だが、餌の入手状況や気候変動による海洋の温暖化など、いくつかの手がかりがあります。

米カリフォルニア州では、1994年にホホジロザメを保護するようになってから個体数が回復し、南部の沿岸では記録的な数のホホジロザメ(主に幼魚)が確認されています。

ドローンを「スパイ衛星」として利用し、送信機を取り付けたサメを追跡した結果、2020年にサンディエゴからサンタバーバラにかけての沿岸で53匹のサメが確認されました。
ホホジロザメは通常9メートルほどの距離を保っていて、あまり仲良しには見えないが、彼らが気に入った海域に集まっているらしいです。

人間の子の遊び場や校庭のようなもので、サメの子たちがなぜこの遊び場にやってくるのか、何が彼らを引きつけるのかということです。

研究者たちは、いくつかの仮説を立てています。
 ・サメの好物であるアカエイが多いこと。
 ・大型のサメなどの捕食者から身を守ることができること。
 ・気候変動による太平洋の海水温の上昇に伴い、ホホジロザメがどんどん北上していること。

バハマのビミニ諸島にあるビミニ・サメ研究所によると、サメが協力して狩りをするかどうかを解き明かすのは難しいといいます。例えば、オオメジロザメやツマグロ(メジロザメ目のサメ)など一部のサメは、餌となる魚たちが集団で一斉に産卵するときには数十匹も集まってきて、獲物を取り囲んでいるように見えることがあります。

問題は、サメたちが本当に協力しあっているのか、つまり、狩りの条件を最適化するために意図的にそれをやっているのかということです。たまたま大量の餌があり、それぞれのサメが食事をしに来ただけかもしれません。

サメの仲間づきあいには、これといった目的が見つからない場合もあります。ビミニ・サメ研究所は、若いレモンザメが明確な理由もなくほかの個体と仲良くしようとすることを発見したそうです。これまでの研究から、それぞれのレモンザメには個性があり、ほかの個体と一緒に過ごすかどうかに影響を及ぼしている可能性があることがわかっています。
レモンザメ
研究チームが本来の生息地の中の外洋水槽でレモンザメの赤ちゃんを観察したところ、幅広い社会的気質が見られ、ほかの個体と頻繁に交流する社交的な個体もいれば、単独行動を好むつきあいの悪い個体もいることがわかっています。

今後数年間で、サメについて多くのことが明らかになっていくかみしれません。



※最後に
ご覧になられている記事は、内容の見直し、文章の誤り(誤字や不適切な表現)による修正で内容が更新されることがあります。

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【海外発!Breaking News】「ボートの上にいたのに」サメが10歳少年を襲う 豪でサメ被害続出の原因とは?(2020年7月23日)

少年を襲ったとみられるホオジロザメ_
 例年以上にサメ被害の続くオーストラリアにて今月17日、10歳の少年がサメに襲われて乗っていたボートから水中に引き込まれる事故が起きた。少年は頭や上半身に裂傷を負ったものの、同乗していた父親にすぐさま救出され、九死に一生を得た。『ABC News』『LADbible』などが伝えている。

サメに襲われた10歳の少年は、父親や他2人の同乗者と共に6メートルほどの釣り船でタスマニア北西部スタンリーの海岸沖に釣りに出かけていた。事故が起きた時、彼らは港に戻る途中だったという。

事故を目撃した地元スタンリーのアワビ漁師ベン・アレンさん(Ben Allen)によると、水中からサメが現れ少年を水中に引きずり込んだ時、少年の父親たちは船の上で獲れた魚の内臓を処理していたそうで、当時の状況をこのように説明した。

「いきなり海面からサメが飛び出してきて、少年を掴んでそのまま海に引きずり込んだんだ!」

「父親の本能ってやつなんだろうね。すぐさま父親が海に飛び込んで少年を引き上げたよ。」

少年を襲ったサメは父親が海面に飛び込むとすぐに少年を離し、その場から去っていったという。

頭や胸、腕に裂傷を受けた少年は父親によって近くのフィッシュ&チップス店に運ばれ、応急処置を受けた。少年が着ていたライフベストはサメによってボロボロに裂けていたそうだ。救急隊到着後、バーニーのノースウエスト地区病院(North West Regional Hospital)に搬送された少年は状態が落ち着いており、のちにローンセストン総合病院(Launceston General Hospital)に転院している。

フィッシュ&チップス店にて少年の応急処置にあたったダイアン・メイナードさん(Diane Maynard)は「あの状況での父親の働きは、あんな恐ろしい事態にもかかわらず素晴らしいものだったわ!」「父親は気をしっかりともってよくやっていた。私が彼の立場だったとしたらあんな風にはできないと思う」と、少年の父親が救出から応急処置に至るまで非常に冷静だったことに称賛を送っている。

サメについて少年は「大きなサメでホホジロザメだった」と話しており、アレンさんの目撃証言からも襲ったのはホホジロザメと見られているが確認は取れていない。

なお事故現場近くにはアザラシの繁殖地があるため、アレンさんは「サメは食事モードに入っていたのだろう」とサメが攻撃的であった理由を推測している。

またサメ襲撃の研究者で作家でもあるクリス・ブラックさん(Chris Black)は、事故当時に父親たちが船上で魚を処理していたことが襲撃の引き金になったとして、次のように語っている。

「ホホジロザメはサメの中で唯一、ボートの上の状況など海面上で何が起こっているのかを確認するために頭を上げるサメなのです。」

「魚を処理していた父親たちは、魚の内臓を海に捨てていたに違いない。それにサメは反応したのでしょう。」

ブラックさんは「とはいえ、こんな事故はめったに起きるものではありません」「海面に飛び込んできた父親にサメも驚いたはずです」と、この事故が非常にまれなケースであるとも付け加えた。

オーストラリアでは今年6月にサーフィンを楽しんでいた男性がサメに襲われ死亡した事故を含め、この5週間以内に東海岸を中心として4件のサメによる襲撃事故があり、うち3人が亡くなっていた。

海洋研究家のジュリアン・ペッパーレル博士(Dr.Julian Pepperell)は「毎年この時期に東海岸に沿って北上するクジラの数が、今年は例年以上に増えている。クジラの死体を餌として狙うサメもその分、多く引き寄せられているのだろう」と仮説を述べている。
水面で口を開けたホオジロザメ

大分前のニュースになりますが、オーストラリアで10歳の少年をボートからホオジロザメに引きずり込まれたそうです。

少年が水中に引きずりこまれた時、少年の父親たちが獲れた魚の内臓の処理をしていたので、そのまま海に捨てていたのでしょう。匂いにつられてボートの傍まで来ると、大きな獲物(少年)がいたので、噛みついて引きずりこんだと思われます。

少年は、すぐに父親が船から飛び込んで救い出したので、何とか生き延びることができました。

それにしても、ホオジロザメは、海面の上を覗くことができる唯一のサメであることを知りました。てっきり、他のイタチザメとか、オオメジロザメとかもできるのかと思いました。

映画『ジョーズ』で、クイントが食べられるシーンでホオジロザメが沈没しつつ船に頭を上げて乗っかり、滑ったクイントが、ホオジロザメの口に一直線というシーンを思い出しますし、ホオジロザメが水面から頭を出している写真や動画を見ますが、あれはホオジロザメだけだったのですね。
映画ジョーズでクイントが食べられるシーン



※最後に
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イルカ出没の水晶浜海水浴場 遊泳客受け入れ継続 閉鎖の方針を撤回 安全対策を強化へ(福井県)(2023年7月21日)

 イルカの出没が相次ぎ、安全のために21日からいったん閉鎖する方針だった美浜町の水晶浜海水浴場は、撤回を求める声が相次いだことなどから遊泳客の受け入れ継続を決めた。(7月21日)

同海水浴場を巡っては今シーズン、イルカの出没が相次ぎ、16日には体当たりされた男性がろっ骨を折る大けがをするなどしたことから、海水浴場を管理する地元では、安全が確保できないとして、21日から閉鎖する方針を決めていた。

しかし、浜茶屋の関係者から閉鎖の撤回を求める声が相次いだことなどから、20日夜、遊泳客の受け入れを継続することを決めた。今後は安全対策をより強化するとしている。
水晶浜海水浴場は楽園


イルカ被害の水晶浜海水浴場 海水浴客の受け入れ継続 対策さらに強化【福井】(2023年7月21日)

イルカに襲われる被害が相次ぐ美浜町の水晶浜海水浴場について、今後の対応を検討してきた地元地区は、浜を閉鎖せず、イルカ対策を強化して海水浴客の受け入れを続けることを決めました。

竹波区は、21日朝、浜茶屋や町の関係者などを集め、イルカへの対策を強化した上で受け入れを継続すると説明し、協力を呼びかけました。

新たな対策として、イルカが出没した場合、放送だけでなくサイレンや灯りで警戒を呼び掛けるほか、遊泳時間を午前8時から午後5時と定、この時間はイルカが嫌う超音波発信装置を2倍にし、水上バイクでイルカを沖合に追い払う定期的なパトロールなども行います。
水晶浜海水浴場イルカが人を襲う

◆基本情報
名称   : ミナミバンドウイルカ
最大全長 : 2~3m
寿命   : 35~40年
活動期  : 4~11月
移動速度 : 45km/h
被害   : 手足を噛まれる、突進による骨折や打撲、溺れさせる
繁殖   : 妊娠期間は1年
棲息場所 : インド洋から西部太平洋に分布(沿岸域に定住する傾向が強い)
餌    : 魚類全般(イカ、タコ、エビなどが好み)
ミナミバンドウイルカ

7月22日に関東甲信もついに梅雨が明けました。ちょうど学校も終業式も迎えており、海水浴シーズンは繁忙期に入ります。ただ、いきなり夏休みの初日である7月21日に福岡県宮若市の犬鳴川で小学6年生の女児3人が溺れて死亡した事故となりました。夏のレジャーの海、山での事故には気をつけたいところです。

しかしながら、すでに夏前に福井県の水晶浜海水浴場にイルカが出没して、噛まれる、突進されて肋骨を折る怪我など海水浴客に被害が出ており、閉鎖の方針を示しておりましたが、撤回して一転、遊泳客受け入れ継続を決定しました。安全対策を強化して、この夏を乗り切る模様です。

映画『ジョーズ』で、一番左が保安官ブロディと右の海洋学者フーパーが中央のボーン市長にビーチの閉鎖を進言するシーン。
映画『ジョーズ』ワンシーン

映画『ジョーズ』で、夏の書き入れ時に、サメと思われる(まだわかっていない)被害が続出しますが、市長は「この島は観光で食べている」ということで、ビーチ閉鎖を主張する主人公たちの助言をききいれません。

福井も経済的損失が大きく、その後に倒産、人口減、そして税収減など、想像するに難くないことです。関係者は継続か閉鎖かと悩んだと思います。

福井県の水晶浜海水浴場は、サメではなくイルカですが、この夏をうまく乗り切れますように。

「クジラと泳げる」海水浴場 親子連れでにぎわう 和歌山・太地町(2023年7月23日)

 「クジラの街」として知られる和歌山県太地町で、クジラと泳げるイベントが開かれ、夏休みの親子連れなどでにぎわっています。

子どもたちの目の前で泳いでいるのは、町立の「くじらの博物館」が飼育している体長約3メートルのハナゴンドウのメス、「サツキ」と「スミレ」の2頭です。

1日2回、飼育エリアから出され、海水浴客は2頭と一緒に泳ぐことができます。

「楽しかったです」
「かわいかった。(Qどの辺がかわいかった?)かお」

「クジラに出会える海水浴場」は、8月16日まで開かれています。
ハナゴンドウ01
ハナゴンドウ02

こちらは、飼育されたハナゴンドウ(※)飼育と野生の海洋生物は違うのでしょうか?この差がよくわかりませんが、何かの拍子にひょっとしたら・・・と思うと何とも言えない気持ちになります。

※ハナゴンドウはマイルカ科ハナゴンドウ属に属する海棲哺乳類である。マツバゴンドウ(松葉巨頭)とも呼ばれる。



※最後に
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韓国東海岸でサメ相次ぎ発見、海洋警察が安全管理…束草海水浴場にネット設置(2023年7月3日)

 最近韓国東海岸でサメが相次いで発見され、海洋警察と避暑シーズンに海水浴場を運営する自治体が安全管理強化に乗り出した。

束草(ソクチョ)海洋警察署が4日に明らかにしたところによると、この日午前6時10分ごろ高城郡県内面(コソングン・ヒョンネミョン)東側海上で操業中だった漁民がサメと推定される物体を発見し漁船安全操業局に通報した。

海洋警察は近隣海域で作業中だった海女と潜水士に海から上がるよう措置し、操業中の漁民には注意を促した。該当地域の自治体にもこれを通知し安全措置を取るようにした。

これに先立ち東海岸では23日に束草港周辺海域でネズミザメの死骸、章沙(チャンサ)港周辺海域でホオジロザメの死骸がそれぞれ混獲されたのに続き、1日には水山(スサン)港東方7.5キロメートル海上で操業していた漁船が死んだサメ1頭を発見し海洋警察に通報するなどサメの発見が相次いでいる。

特に章沙港近くで発見されたホオジロザメは人を攻撃することがあるので注意が必要だ。

このようにサメの発見が相次いでいることから、海洋警察は派出所を通じた沿岸安全パトロールを強化するなど安全管理態勢強化に出た。また、漁民だけでなくサーファーやダイバーなど地域のレジャー事業者にサメ出没の事実を伝え安全注意を促す一方、各自治体にも事故予防に向けた警告放送を要請した。

海開きを控えた自治体も対策に出た。

8日に海水浴場をオープンする束草市はサメが避暑客に危害を及ぼす恐れがあるとみて束草海水浴場から600メートルの海域にサメ除けネットを設置した。

また、海水浴場入口に「サメ被害予防安全規則と行動要領」の立て看板を設置して海水浴客にサメによる被害状況を周知させた。続けて行政状況室に「サメ発見時の海水浴場勤務者の行動要領」を掲示するなど万一の事態に備えている。

合わせて海洋警察と有機的な協力体制を構築し、有事の際に迅速な措置が取れるようにした。

サメ被害を予防するためにはサメが活発に活動する夕方遅くから明け方までは操業や水遊びを控え、血の臭いはサメを誘引するため体に傷がある時は海に入ってはならない。明るい色の水着は着用を避け、サメに遭遇したときは大声で叫んだり刺激的な行動をしてはならない。攻撃を受けた時はサメの目や鼻を叩いて危機を脱するようにする。
束草海水浴場にネット設置


「人食いサメだかと思った」韓国東海で捕えられた2メートルの「ネズミザメ」(2023年7月7日)

 最近東海(トンへ、日本名・日本海)でサメが相次いで見つかっている中で、6日に捕えられたサメが「人食いサメ」ではない「ネズミザメ」であることが分かった。

6日、東海海洋警察署はこの日、江原道三陟市(カンウォンド・サムチョクシ)イムウォン港沖で捕えられたサメはシロサメではなくネズミザメであることが確認されたと明らかにした。

当初、このサメは代表的な人食いサメであるシロサメではないかと言われていたが、海洋警察は郡山(クンサン)大学海洋生命運営学科を通じて再確認した結果、ネズミザメであるとことが判明した。

これに先立ち、この日午前4時15分ごろ、三陟市イムウォン港東約3.7キロの海上で定置網漁船A号(24トン級・乗船員7人)が操業中に網にかかって死んでいるサメ1匹を発見して東海海洋警察に申告した。

捕まったたネズミザメは全長211センチ、胴回り150センチ、重さ約80キロの大きさだった。

ネズミザメは相対的におとなしく、人に対する攻撃性は低いほうだ。

この日捕えられたネズミザメは東海海洋警察管轄区域では初めて混獲されたもので、現在三陟イムウォン水産協同組合の委託販売所に保管されている。海洋警察は該当の漁船がわざとサメを不法捕獲した跡は見つからず、鯨類処理書を発行したと明らかにした。

東海海洋警察は海水浴場の開場を控えて束草(ソクチョ)や襄陽(ヤンヤン)近海などでサメが相次いで見つかったことを受けて地方自治体に関連内容を案内して沿岸の巡回査察を強化している。

東海海洋警察関係者は「地域漁民や水遊び客などは格別に注意して活動しなければならない」とし「海上で操業中にサメなどを混獲した場合には最寄りの海洋警察派出所に申告してほしい」と呼びかけた。

これに先立ち、4日には固城郡県内面(コソングン・ヒョンネミョン)マチャジンの東側海で操業中だった漁民がサメと推定される物体を発見し、1日には襄陽水産港東側7.5キロ海上で操業していた漁船が死んだサメ一匹を発見した。

先月23日には漁民が束草港近隣でネズミザメの死体を、チャンサ港付近でシロサメの死体を混獲していた。
ネズミザメ

日本では5月3日に、和歌山県白浜町の白良浜海水浴場では、本州で最も早い「海開き」が行わてから、各地で海開きがされております。

近国である韓国でも海開きとなっているのですが、近海でサメの目撃情報が相次いでいるようです。

そして問題は、韓国でもホホジロザメの出現が増えているそうなのです。

ホホジロザメは体長が最大で650㎝にもなり、サメの中でも最も攻撃的な種に分類される代表的な人食いサメです。世界各地の海水浴場や海でホホジロザメによる多くの人命被害が発生しています。

また、ホホジロザメだけでなくメジロザメ、アオザメ、イタチザメなどの人を攻撃するサメが5種類も出没しているそうです。

ただ、7月6日に捕獲されたサメが『ネズミザメ』であることがわかりました。

ネズミザメは全長3mになる太平洋北部の亜寒帯海域に生息する大型の捕食者です。地方名でモウカザメ、カドザメなどとも呼ばれています。

見た目がホオジロザメに似ていますが、ホオジロザメと同じくネズミザメ科のサメなのです。
特殊な筋肉系、循環系により体温を海水温よりも高く保ち、高速遊泳を行う。季節回遊を行うことも知られています。
ネズミザメは寒い海に生息するので、人が海水浴をするような暖かい海に出現しないと考えられており、人が襲われた記録はありません。ただし、アザラシなどの海洋哺乳類を襲う狂暴なサメに入るので危険な種ではあります。

CBCニュースによると、2010年の事例で、商業ダイバーがニシネズミザメに襲われてました。ダイバーにけがはなく、サメはダイバーのカメラを餌だと思った様子だったそうです。


※最後に
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15歳少年、サーフィン中にサメにかまれる 米NY州の海岸(2023年7月4日)

 米ニューヨーク州沿岸で3日、サーフィンをしていた15歳の少年がサメに襲われた。

地元サフォーク郡の警察によると、少年は午後5時20分ごろ、ロングアイランドの南岸沿いにある島ファイアーアイランドの海岸付近でサメに足の指と左足のかかとをかまれた。自力で岸にたどり着き、命に別条はなかったという。

海岸では郡のチームが駆け付けるまでの間、近くにいた人が手当てを助けた。

少年は病院へ運ばれたが、足は無事だった。

同郡でこの夏、サメの襲撃が報告されたのは初めて。

ニューヨーク州沿岸での報告はフロリダ州などに比べてはるかに少ないものの、昨年は相次ぐ襲撃により、ビーチが閉鎖されるなどの影響が出た。

ただし死者は出なかった。専門家らは、サメの保護活動や気候変動を要因として襲撃が増えた可能性があるとの見方を示した。
米ニューヨーク州ファイアーアイランドの海岸付近

ファイアー・アイランドは、アメリカ東海岸のリゾート地で、LGBTQ+コミュニティでは定番の観光スポットとして知られる、ニューヨーク州ロングアイランド南岸に実在する島です。

ファイアー・アイランドは縦に約50キロほどの長さがあり、横は細くて一番幅が広いところで約400メートル。細いところではたったの160メートルしかないそうです。

そんなファイアーアイランドでシャークアタックがあったそうです。

『少年は病院へ運ばれたが、足は無事だった。』・・・

少なくともシャークアタックを受けてサメに咬まれたのだから、五体満足じゃいられないと思いますし、無事とは思えないんです。

足の指と左のかかとは欠損したけど、脚自体はなんとか残ってよかったということなんでしょうか?それだと痛々しいです。一日も早いご回復をお祈り申し上げます。 

サメの種類もわかっていないようです。シャークアタックのトップ3であるホオジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメなのでしょうか。

ファイアアイランド沖で最もよく見られるサメの種には、シロワニとメジロザメだそうですが、ホオジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメも確認されているそうです。

ホオジロザメですと寒さに耐えうる強い体を持っていますので、どこの海にでもいますので可能性が高いですが、そうであれば運がよかったです。

遊泳中の男性が負傷、サメか 米NY州ロングアイランド(2023年7月5日)

 米ニューヨーク州ロングアイランドの海岸で4日、遊泳中の男性(47)が右ひざを負傷した。サメにかまれたとみられ、病院で手当てを受けた。

現地の警察によると、男性の命に別条はない。

現場は南側の海岸で、男性が泳いでいた海は胸までの深さだった。

警察は、サメの姿は見えなかったが大型の海洋生物にかまれたようだと述べ、種類不詳のサメだったとの見方を示した。周囲のビーチには、調査が進む間は海に入らないよう勧告を出した。

ロングアイランドの南岸沿いにある島ファイアーアイランドの海岸では3日、サーフィンをしていた少年がサメに足をかまれ、病院に運ばれていた。
米ニューヨーク州ロングアイランドの海岸付近

『遊泳中の男性(47)が右ひざを負傷した。』・・・

何かに襲われて、右ひざ辺りを何針か縫う負傷をしたのでしょうか?サメの姿は見えなかったので、もしかしたらイルカやアザラシの類かもしれません。

アメリカのニューヨーク州に属するロングアイランド (Long Island) は、大西洋に浮かぶ島です。合衆国本土で最長最大の島であり、最西端のニューヨーク港から東西に約190km、最大幅約37kmの大きさです。

映画『JAWS』はピーター・ベンチリー氏の同題の小説を原作としていますが、彼は製作当時、「1964年にロング・アイランドで、およそ4550ポンド(約2064キログラム)の巨大なホホジロザメが漁師に捕らえられた事件から、リゾート地を恐怖に陥れる巨大ザメの構想を思いついた」そうです。

NYのビーチで4人がサメに襲われる 一部のビーチで“海開き”を延期(2023年7月5日)

 米ニューヨーク州南東部のロングアイランド島のビーチで4日、2人の男性が遊泳中にサメに襲われた。ファイアー・アイランド国立海浜公園内にあるクオーグ・ビレッジ・ビーチでは胸までの高さの海で泳いでいた47歳の男性が右膝を、そこから数キロ離れたファイアー・アイランド・パインズ・ビーチでは46歳の男性が手をそれぞれ噛まれた。
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AP通信によれば、同海浜公園のビーチでは前日にもサーフィンをしていた15歳の少年を含む2人がサメに噛まれており、ドローンによる上空からの調査では浅瀬に生息している50匹ほどのイタチザメ(SAND・SHARK)を発見。これを受けて一部のビーチは4日に予定していた海開きを延期した。

なお海開きとなっても当局では海水浴客に対し「波打ち際にとどまっているように」と、深い場所での遊泳を控えるように求めている。
イタチザメ

イタチザメの大群がロングアイランド付近に押し寄せているそうです。先月6月にも紅海でロシア人男性がシャークアタックにより亡くなっておりますので、要注意のサメです。何でも食べてしまう性質ですので、ニュース通りに当面の海に入らないほうが無難ですね。

近年、海水の温度が上がってサメの餌になる魚の数も増え、以前はあまり見られなかったアメリカ北東部でのサメの目撃情報も増えています。去年はケープコッド沖でサメに襲われた海水浴客が死亡する事故も起きました。

夏本番に向け、専門家は「常識に従って行動すること。 サメの餌になる魚が多くいる場所を避け、比較的静かなところで泳ぐこと」と、海水浴客にアドバイスしています。



※最後に
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パドルボードの背後にピタリと付ける不気味なサメと、冷静さを失わない女性(米)(2023年7月1日)

 大き目のサーフボードの上に立ち、オール(パドル)を使って海や川を漕ぎ進む「スタンドアップパドルボード(Stand Up Paddleboard)」。そのレースイベントに参加していた女性が先月25日、米フロリダ沖で大きなヒレを持つサメに追いかけられた。女性の後ろにピタリと付き、滑るように水中を移動する不気味なサメの姿と、冷静に対処する女性の様子はカメラが捉えており、米ニュースメディア『Fox News』などが伝えて注目されている。

米フロリダ州フォートローダーデールに住むマレア・トリブルさん(Malea Tribble)は先月25日、夫リッキーさん(Ricky)らとリレーチームを組み、スタンドアップパドルボードのレースに参加していた。

レースはカリブ海に浮かぶバハマ諸島西端のビミニ島から、フロリダ州南東部レイクワースの約129キロ(80マイル)をパドルボードで進むハードなもので、マレアさんはフロリダ沖56~64キロ(35~40マイル)辺りでボードの底を何かに突かれているような気がしたという。

「最初はボードのフィンに海藻が引っかかり、音を立てているのかと思った」と話すマレアさんだが、仲間が待機していた船まであと9メートルの距離に近づいた時、船に乗っていたリッキーさんが水面から突き出すサメのヒレに気づいた。

当時の動画では、マレアさんが船に向かってオールを漕ぐ姿と、サメがその1メートルほど後ろにピタリと付きジグザグに進んでくる様子が見て取れるが、マレアさんはサメには気づいていないようだ。

そんなマレアさんに対し、リッキーさんは冷静に「良い調子だぞ。そのままこっちへ来て。こっちに来るんだ!」とパニックにならないように声をかけており、マレアさんは船の近くまで来ると「サメなの? 後を付いてくるの?」とリッキーさんに聞いている。

サメはその後、ボードの下に潜りこんでおり、マレアさんは当時のことを「実は夫の反応を見て、サメがいると直感したの。でもそのサメがどのくらいの大きさなのか、どこにいるのかは全く分からなかった。ただボードから落ちないように集中していたの」と明かし、このように続けた。

「実際に何が起きていたのかを知ったのは動画を見た時で、サメが思っていたより大きく、ボードの近くにいたことを知って驚いたわ。それにあのサメの動きの速さ、泳ぎがとても滑らかなことにも気づいた。でもサメはきっと、自分の生息地に現れた私に興味があっただけだと思うの。」

サメはその後、ボードから離れて泳ぎ去り、マレアさんは10分後にはレースに戻ったそうで、クレイジーな状況下でチームが冷静に指示を出してくれたことに感謝しているという。またあのような場面に出くわしながらも、落ち着いた対応をしていた自分にも驚いているそうだ。

なおパドルボードレース「The Crossing for Cystic Fibrosis」は今年で10回目の開催で、遺伝性疾患「嚢胞性線維症(Cystic Fibrosis)」について知ってもらい、寄付を集めるチャリティイベントだという。

同イベントを立ち上げた執行役員のトラヴィス・スーツさん(Travis Suit)は、今回の件について「海はサメにとってはホームであり、私たち人間は訪問者に過ぎない。こういったことは起こり得ることで、冷静な行動を誇りに思う」と述べ、マレアさんを称賛した。

ちなみにマレアさんの後を追ってきたサメは、頭部がかなづちのように飛び出している「シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)」で、オンライン版『ナショナルジオグラフィック』によると、体長4~6メートル、体重230~450キロにまで成長し、目が離れているため他のサメよりも広い視野を持つという。(後略)
パドルボードとシュモクザメ

アメリカのフロリダ沖でボートに乗った女性がシュモクザメに追いかけられることがありました。

シュモクザメは頭部が金づちのように飛び出している特徴のあるサメです。名前の由来であるシュモクは、鐘などを鳴らすときに用いるT字形の撞木(しゅもく)に由来しています。 英語では「Hammerhead shark(かなづち頭のサメ)」と呼ばれます。 

シュモクザメは卓越した技能を持つ捕食魚です。 目が不格好な頭の両端に付いているため、ほかのサメよりも広い視野を持ち、容易にエサを探すことができます。

シュモクザメは世界に9種、日本近海に3種が分布しております。

体長は3~4mにもなります。最大はヒラシュモクザメで体長6m前後になります。ただ外洋性なので、めったに遭遇することはなく群れをなさず単体でいることが多いそうです。
シュモクザメ_
シュモクザメの仲間は全て胎盤を形成するタイプの胎生による繁殖で、一度に30匹の赤ちゃんを産むことができます。

しかしながら、単性生殖で出産したシュモクザメがいる事が確認されたそうです。アメリカネブラスカ州の動物園「Henry Doorly Zoo」の中にある水族館において、メスだけで飼われていた3匹のシュモクザメのうちの1匹が2001年12月に出産(3年間、オスと接触していない)しました。

表層面から275mの水深にも生息しており、大型のサメとしては珍しく群れます。

与那国や神子元などで100匹単位の群れを確認できることもでき、群で泳ぐその美しい姿は圧巻であります。群を形成する理由は、おそらく自然で起こる磁場に惹きつけられるためと考えられています。そして群は社会的秩序があることが知られています。
シュモクザメ群泳
シュモクザメはさまざまな動物を捕食しますが、好物はアカエイです。

シュモクザメは氷のように冷たい深海に潜っても生き延びることができます。その仕組みが研究で明らかになりました。

2023年5月11日付でScienceに掲載された査読付き論文によると、アカシュモクザメは獲物を狩るために水深760メートル以上の深海に潜っていても体温を維持できるそうです。

本来サメは変温(外温)動物で、体温をコントロールする手段が体内にありません。冷えすぎると代謝や脳、視覚、筋肉の働きが鈍くなるため、適温の水中で泳げるかどうかはサメの生死を左右します。泳げなくなったサメは息ができなくなるのです。

そのため、なぜシュモクザメが水温摂氏4.4度ほどまで下がる凍てつくような水中に潜ることができるのか、長年の謎になっていたました。

サメは体温調節ができないため、エラから冷水が入ってくるとすぐに体が冷えてしまいます。

水中でエラ呼吸をする動物にとって、エラは頭に括りつけられた巨大なラジエーターのようなものだそうです。そのため極寒の海で体温を保つには、エラをしっかり閉じておかなくてはなりません。

研究データからは、シュモクザメがほぼ垂直に下降する前にエラを閉じていることが読み取れます。再びエラを開くのは、息継ぎのために水面に向かってゆっくりと泳ぎ始める水深約300メートル辺りなのです。そしてその時間は平均で17分続きました。

そんなシュモクザメは人間を襲う危険なサメなのでしょうか。

実ははっきりとシュモクザメによる人的被害と断定された事例はほとんどありません。日本では夏に海水浴場の沖合に出没することがあり、監視や捕獲禁止、遊泳禁止などの対策が取られています。

どうしてもシュモクザメが狂暴という意識があるのは、1982年に天草サメ害死事件で遊泳中の女子中学生(下半身を食べられて即死)がシュモクザメの被害にあったのが有名ですが、これはシュモクザメかどうかの検証がされておりません。個人的にはノーカンだと思います。

ただし、人間を襲おうとしている映像はあるので、ホオジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメに比べて危険度は低いものの、人を襲うサメとして指定されているのです。
カヌーとシュモクザメ
ハンマーヘッドシャークとダイバー



※最後に
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危険なサメに遭遇したときに取るべき行動 ダイバーがアドバイス(2021年2月26日)

 アドリアナ・フラゴラさんは、サメとの安全なダイビングに取り組んでいる。フラゴラさんは何年も前からサメの研究をしており、ダイビング中にサメやクジラ、イルカと遭遇した動画を定期的にTikTokに投稿している。

フラゴラさんはある動画で、ホホジロザメに次いで人間にとって2番目に危険なイタチザメに遭遇した場合に取るべき行動について語った。この動画は、フラゴラさんの最も人気のある動画の一つとなった。

フラゴラさんは「サメが近づいてきたときには、サメとのアイコンタクトを維持し、腕を伸ばしてから肘を曲げます。 次に、手のひらをサメの頭に押し当て、サメを押してあなたから離れさせてください」と説明している。

またフラゴラさんは「サメが再び近づいてくる場合に備えて、サメの体に沿って手を伸ばした状態を保ってください。サメが去ったときには、周りに他のサメがいないことを確認してください」と警告した。

フラゴラさんは別の動画で、ダイビング中にサメに遭遇したときに一番してはいけないことは、サメから泳いで逃げようとすることだと強調している。
イタチザメを避ける0


スキューバダイビング中に襲いかかってきた「人食いサメ」を素手で阻止(2018年7月4日)

 バハマでスキューバダイビングをしていたグループに襲いかかろうとした人食いサメに、あるダイバーがファインプレーを見せた。

美しい海が広がるバハマでスキューバダイビングのツアーに参加したグループに間一髪のハプニングが。

人食いサメとして有名なイタチザメの集団と一緒にダイビングするというツアーの終盤。

ボートに戻ろうとしたダイバーが、イタチザメの集団のなかでも大きいサメにうっかり背中を向けてしまった隙に、このサメが背後からその男性をロックオン。

襲いかかろうと背後からゆっくり迫ってくるサメにこの男性は気がつく様子もなく、まさに危機一髪の状態に気がつくことができたインストラクターのダイバーがファインプレーを見せた。

インストラクターは、襲いかかろうとしているサメに向かって、勇敢にも片手を伸ばして襲撃を防止。

サメの弱点である鼻先をおさえて、男性を襲撃しようとしたサメを阻止した。

インストラクターは、噛まれたらひとたまりもないサメの襲撃を間一髪、素手で防いでダイバーの安全を守った。

サメの大群と一緒に泳ぐというツアーが組まれているだけに、ここにいたサメたちは人を襲わないようにある程度は訓練されているとはいえ予期せぬハプニングはつきもの。

今回はインストラクターのファインプレーによって怪我人はでなかったけれど、まるで映画『ジョーズ』のように背後から迫ってくる姿はやはり恐ろしい。
イタチザメを避ける2

紅海でロシア人男性がイタチザメに襲われて死亡する事件がありました。動画が拡散されております。

一方、ダイバーが近寄ってきたイタチザメの鼻を手で押して誘導する動画もあります。

サメの最大の弱点は多くの神経が集まる鼻柱だそうでして、ここを蹴りを入れるのが効果的だそうなんですが、もうすでに襲われているので重症を負っている可能性が高いですし、最終的に命をおとさないために逃げる手段でもあります。

もし、紅海のロシア人男性が、動画のダイバーと同じことができたのなら、このシャークアタックをかわすことができたのでしょうか?

イタチザメにに『捕食スイッチ』がオンになっている状態だから、やはりかわすことは難しいのでしょうか。

イタチザメは、メジロザメ目イタチザメ科に属するサメの仲間だ。世界中の熱帯および亜熱帯の海域に多く生息しており、幼魚には黒い横じまがあることから英語では「タイガーシャーク」と呼ばれている。

イタチザメは、サメの中でもかなり大型になる種で、成体の体長は3~4mにもなります。最大全長は5.5mです。

主に魚類を捕食する肉食魚なのだが、食いしん坊でなんでも食べようとします。そのため、イタチザメを解剖すると胃の中から驚くほど色々なものが出てきます。

これまでイルカ、鳥、カメレオン、犬、馬が見つかったことがありますし、もちろん人間も見つかったこともあります。

生態ピラミッドの上位にいるイタチザメですが、過剰な漁獲、環境汚染、生息地の破壊などによって、生息数が減少しており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで、絶滅危惧種に指定されているんです。
Tygerbeach7



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50匹ものサメがクジラの死骸をむさぼり食う...衝撃の光景(海外)(2023年6月28日)

 オーストラリア・クイーンズランド州で、50匹ものサメがクジラの死骸をむさぼり食う、衝撃の光景が撮影された。その動画はSNSに投稿され、ネットユーザーたちを震撼させている。

動画を撮影したのは、クイーンズランド州・公園野生生物局の職員。撮影地は、ホエールウォッチングのメッカとして知られている、クイーンズランド州のハービー・ベイの近海。ツイッターへの投稿には「公園野生生物局の職員が、50匹ものイタチザメがザトウクジラの死骸を食べている姿を撮影しました。海洋生物の死骸には近づかないでください」とつづられている。

クイーンズランド州・環境科学省の職員、ダニエル・クリフトンによると、サメを含む多くの海洋生物にとって、クジラの死骸は重要な食料源なのだという。

「クジラの死は悲しいものの、その死骸は魚やサメなど多くの海洋生物の食料源となるのです。光栄なことに、ここグレート・サンディ・マリン・パークでは、そうした光景を生で見ることが可能です」

だが一方で、クリフトンは人々に、ビーチで海洋生物の死骸を見つけた場合は「直ちに避難すること」を推奨している。なぜならその近くには多くのサメが集まっている可能性があるからだ。

「だから我々は人々に、クジラが打ち上げられていたとしても、近づかないように注意喚起しているのです。動物由来感染症の危険性もありますので、絶対に触ってはいけません」
タイガーシャーク50匹がクジラの死骸を貪る

オーストラリア・クイーンズランド州で、50匹ものサメがクジラの死骸をむさぼり食う、衝撃の光景が撮影されたそうです。

実際に動画を見ますと、50匹がいる光景が確認できなかったのですが、3匹の大きなイタチザメがクジラの死骸を食べている動画を見ました。

しかしながら、3匹とも相当にでかいですね!

6月初めに紅海のリゾートでロシア人男性がイタチザメの襲撃にあい、命を落とした映像がありましたが、パワーが桁違いでしたし、何でも飲み込んでしまう習性のイタチザメですので、50匹のイタチザメに襲われたら、跡形もなく食べられてしまうことでしょう。

体長は3~4mですが、イタチザメはジンベエザメ、ウバザメ、ホオジロザメに次いで4番目に大きな種で、海洋保護団体オセアナ(Oceana)によりますと、最大で体長5.5m、体重は900キロ以上にまで成長するサメなのです。

たまに最大全長は7.4mとか7.5mだと紹介されることがあります。

しかし、米国海洋大気庁(NOAA)のホセ・カストロ博士はこの記録について「証拠が提示されない限りはファンタジーの領域だ」としており、他の記録との乖離も激しいことから、今回この数値は不採用にしました。

イタチザメの繁殖方法は長い間解明されておらず、研究成果は、7年前の2016年1月22日(北欧時間)に英国の学術誌「Marine Biology Research」オンライン版に掲載されました。

その研究結果によりますと、イタチザメは胎生で、一度に最大で 80 匹程度の仔ザメを妊娠、出産するそうでして、胎盤などを持たず、母ザメから小さな卵黄以外の直接的な栄養供給が無いにもかかわらず、胎内で全長 80 センチ以上の大きさに成長するんだそうです。

研究チームは、子宮内の液体に仔ザメが成長するための十分な有機物の量があることを化学的に確認し、仔ザメはその有機物を吸収することにより、卵黄の栄養に依存せず成長すると結論付けたんだそうです。

話は戻りますが、岸の近くにクジラの死体が打ち上られても海に入って近づいてはいけません。気を付けたいですね。



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男性の手を噛み、船縁から水中に引きずり込むサメ “恐怖”の瞬間に衝撃(米)(2023年6月27日)

 米フロリダ州のエバーグレーズ国立公園で今月23日、船釣りを楽しんでいた男性がオオメジロザメに襲われた。当時の様子はカメラが捉えており、和やかな雰囲気が一瞬にしてパニックと化す恐怖の瞬間が収められていた。フロリダ州のニュースメディア『Miami Herald』などが伝えた。

フロリダ州にあるエバーグレーズ国立公園南端のフロリダ湾内で23日午前10時20分前、ニック・エラジェンさん(Nick Elarjan)がオオメジロザメに襲われた。

ニックさんはスヌークという魚を逃がした後、船縁から身を乗り出して手を洗っていたそうで、サメに襲われる一部始終はカメラが捉えていた。

動画では、ニックさんが仲間と話しながら膝を曲げ、前かがみになって両手を洗うのが見て取れる。ニックさんの隣では、別の男性が釣り糸を垂れており、リラックスした雰囲気が漂っている。

ところがニックさんがもう一度手を洗おうと左手を水中に入れ、次に右手を入れた瞬間、サメが飛び出して右手に噛みつき、そのまま水中へと引きずり込んだ。

ニックさんは「あああ~」と叫び、船に体をぶつけながら転落するが、すぐさま水上に頭を出している。そして仲間の「引き上げろ!」という叫び声が響く中、凄まじい勢いで船内に引っ張り上げられた。

船はその後、ドックへと引き返し、ニックさんはヘリコプターで病院に搬送されたそうで、同じ船に乗っていた友人マイケル・ルッソさん(Michael Russo)は、その日のことを「これまで船上で過ごした中で、最も怖い一日のひとつになった」と明かし、SNSでこう綴っていた。
オオメジロザメが船縁から引きずり込む

うぁ。怖いですね。米フロリダ州のエバーグレーズ国立公園の川でオオメジロザメが大人の男性を船縁から引きずり込む映像が公開されました。

オオメジロザメ自体は映像から見ますと、そんなに大きくないように感じますし、男性の手を甘噛みして引きずりこみましたので、手を失わずによかったです。

しかしながら、大人の男性を軽々引きずり込むほどのパワーは脅威です。

そして、オオメジロザメの海水でも淡水でも生息できる独特な体の仕組みで、亜熱帯から熱帯の川では、オオメジロザメに注意しないといけません。

今年の2月にはオーストラリアでイルカを間近で見ようとした16歳の少女が川に飛び込んだところ、オオメジロザメに襲われて死亡する事故が起きました(【水の二刀流!オオメジロザメ】川でイルカと遊泳の16歳少女、サメに襲われ死亡)。

オオメジロザメはシャークアタックの件数では1位ホオジロザメ、2位イタチザメ、3位オオメジロザメとなっておりますが、凶暴さで言うとオオメジロザメが1位だそうで、人間を見ると襲ってくるサメなのだそうです。



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最近は紅海でロシア人男性がイタチザメに襲われて亡くなる動画が拡散されておりますが、他にもシャークアタックでヒヤリハットの動画が、かなりの数が公開されております。

そんな中で『サメだぁ!逃げろ!逃げろ!』と全速力で逃げますが、実は・・・という話を紹介していきます。

「サメだ!」 悲鳴を上げながら逃げる子どもたち、水しぶきを上げながら突き進む大きな背びれの正体とは /マルタ(2023年6月24日)

 怖がる子どもたちが「サメだ」と叫びながら海から岸に必死で逃げたが、子どもたちに向かっていたのはマグロだった。

マルタのあるリゾートで、大きな魚が背びれを水面に出しながら襲いかかるように突進してきたため、恐怖に襲われた子どもたちが「サメだ」と叫びながら逃げる映像がTikTokで公開され注目を集めている。

マルタ北部メリーハで、海に設置されたゴム桟橋の上で遊んでいた4人の子どもたちが自分たちに向かってくる怪物を発見した。英デイリーメールが22日(現地時間)に報じた。

怪物はすごいスピードで向かってきたため海水が飛び散り、これを見た監視員は笛を吹きながら観光客にすぐ海から出るよう大声で叫んだ。

直後に地元住民たちはこの怪物がサメではなく大きなマグロであることがわかり、観光客に「マグロだ、マグロ」と伝えた。

地元メディアによると、遠浅の海岸に迷い込んだこのクロマグロは海中の石に何度かぶつかった後に死んだ。

動画をみると、観光客が海から引き上げたこのクロマグロは動かずじっとしており、あちこちに石にぶつかってできたとみられる大きい傷があり血も流れていた。

地元メディアは「このクロマグロは沖合の漁場から逃げ出したようだ」と報じた。

クロマグロは全長1.8メートルから10メートルにまで成長し、重さは最大で1500ポンド(680キロ)にまで大きくなる。イワシやサバを主なエサとしている。
マルタでマグロ01

マルタでマグロ02

最初は近くの養殖場から逃げ出したクロマグロがサメに見えて逃げ出した子供たちです。

マルタ共和国はイタリア シチリア島のすぐ下、地中海にありヨーロッパのリゾート地としても人々を魅了する美しい島国です。

マルタ共和国は美しく暖かな海に囲まれています。濃紺の海に魅せられ、毎年、数多くの観光客が訪れています。

マルタは温暖で穏やかなマルタの海は魚類養殖にも適しているようです。マルタでは1990年ごろからスズキやヘダイの養殖がはじまりました。2000年代に入るとクロマグロの養殖が行われるようになりました。

その後、クロマグロ養殖は順調に成長し、その生産量は約1.4万トンに達しています。マルタはヨーロッパでナンバーワンの生産国なのだそうです。

【シャークアタック?】絶叫の美女に迫る戦慄の黒い影、その正体とは…(2015年4月19日)

 こちらの動画はFacebook上で150万回以上にわたって再生されている話題の映像。ジリジリと迫り寄る謎の「黒い影」。予期せぬ恐怖との遭遇に絶叫し、バタつくほかなく窮地にたたされた美女。その綺麗なお顔が台無しというくらい顔をくちゃくちゃにし、叫び、助けを求めています。その「黒い影」とは…。

どうやら「黒い影」の正体はサメではなく、ずんぐりとした体型がなんとも可愛らしい哺乳類「マナティー」だったようです。

マナティーはこれといった天敵がいないため警戒心が薄く人懐っこい超癒し系の動物。正面からみた顔は「(・ω・)」まさにこのような感じで本当に可愛らしいです。

何はともあれ、何事も無くよかったですね、愛くるしいマナティーに叫びまくったことはさておき、戯れあう(?)ことができたのは良い思い出となったことでしょう。

何か、おびえていますね。
サメじゃなくマナティだった01
黒い影が横切り、女性は絶叫しながら船に向かって逃げ出します。
サメじゃなくマナティだった02
正体はマナティでした。
サメじゃなくマナティだった03

次はサメかと思ったら、マナティだったというお話です。

マナティーは体長4メートル前後、体重1000キロほどの大型哺乳類です。

多くは河川や河口といった淡水域や汽水域に生息していますが、海水域で生活している種類も存在します。また、その見た目からジュゴンと間違われることが多々あるものの、その生態や特徴には多くの相違点が確認されています。

ちなみに世界には3種類のマナティーが存在します。アメリカマナティーとアフリカマナティーは海水域でも生息が可能なことから近縁種として扱われていて、アマゾンマナティーはアンデス山脈が形成されるときに棲み処を分けられたと考えられています。

動画は恐らくフロリダで出会ったアメリカマナティー(フロリダマナティー)だと思われます。

アメリカマナティーは体長は最大3.9メートルほど、体重はおよそ1500キロです。狭義には「アンティルマナティー」と「フロリダマナティー」の2つに分けられるが、どちらも海水域と淡水域の両方で生息が可能。フロリダマナティーは冬になると暖かい気候を求めて南下する習性がある。

ただ、フロリダ沖には海水でも淡水でも棲めるオオメジロザメがおります。このオオメジロザメは人間を襲う狂暴なサメとして有名で、シャークアタック件数としては1位ホオジロザメ、2位イタチザメ、3位オオメジロザメとなっています。



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